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投稿者: アトム (ID:LCMTjPwTTls) 投稿日時:2011年 05月 30日 13:39
「子供の年間放射線許容量が20ミリシーベルト???」というスレッドで、情報・意見交換をするなかで、
“子どもを守りたい親として、今何をすべきか”多くの方々と共に考え、見えてきたものが多くありました。
(スレッドに集まった有益な情報・意見などをまとめたブログも、参加して下さった方のご厚意により始まりました!:http://takopunch.blog27.f c 2.com/:間をつめて下さい)
是非、さらに多くの皆様の御意見・御協力をいただきたく、新スレッドに移行しております。
どうか宜しくお願いいたします。
4月19日の文部科学省からの通知により始まった、「子供の年間放射線許容量が20ミリシーベルト」問題に関連して、4月29日、原子力災害対策における全ての関係機関の活動を把握し、提言する立場にあった内閣官房参与・小佐古東大大学院教授が、抗議の辞任をされました。
その際、小佐古教授は、その辞意表明文書を通して、私達に重大なメッセージ(参照:http://takopunch.blog27.f c 2.com/b l o g-entry-56.html :間をつめて下さい。)を伝えられていました。
それは、今現在、“関東・東北全域の子ども達”が、“過去の重大な被ばくの事実”を知らされることもなく、さらなる被ばくに晒され続けているという現実でした。
5月27日、文部科学省は、“学校で子ども達が受ける放射線量”について「当面、年間1ミリシーベルト以下を目指す。」と目標を示しました。福島のみならず、国内外から批判の声が上がったことが背景にあったと思われます。
(参照:http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1306590.htm)
しかし、これはあくまでも目標値であって、高木大臣が「これまで申し上げたことの、より安心感を持っていただくための措置」と述べたように、今年度という曖昧な表現のもと、当初の予定どおり、夏期休業終了まで最大20ミリシーベルトまでという基準値は撤回しないという、“これまで申し上げたこと”に変更はない立場を固持したものです。
小佐古教授が、”未公開の被ばくの事実”を踏まえて、「基準値を年間1ミリシーベルトにすべき」と提言されたのは4月からの基準としてであり、文科省の予定している夏期休業終了の基準見直し時期など遅すぎることを前提にした提言であったことは明らかです。
今や、福島では、政府・専門家が”直ちに健康に影響ありません。安心して下さい。”と言い続けてきた“低線量放射線被ばく”を対象とした長期的疫学調査を行う方針が固まっています。
その疫学調査メンバーでもある、長崎大学大学院・山下教授は、“政府は責任をとれない。命の選択は個人の選択。今は放射能との静かな戦争だ。”と発言されました。
この“放射能との静かな戦争”において、政府を初めとする行政機関は、日本の未来を支える子ども達を全力で守ってくれるどころか、責任すら取ろうとしない現実が、日々報道され続けています。
今や、子どもを守れるのは、私達「親」しかいないと感じるほどの現実が目の前にあります。
どうか、皆様、一緒に声を上げ、「子どもを守る」「日本の未来を守る」ために、立ち上がってはいただけないでしょうか。
関東・東北の子ども達は、収束の見えない原発により、長期にわたる被ばくリスクに晒されています。特に、福島の子ども達にとって、夏期休業終了まで、基準値見直しを待っていられるような被ばく状況ではないことは、小佐古教授の涙、そして辞意表明文書に書かれた“未公開の過去の被ばくの事実”からも明らかです。
皆様と一緒に上げる声こそが、この“放射能との静かな戦争”において、「子供を守る」最大の力となるはずです。
以下に、議論の対象となり得る問題点も挙げてみました。
皆様、御意見・御協力の程、どうか、宜しくお願いいたします。
* 年間20ミリシーベルトまでという基準値設定の意味と問題
* 集団疎開の必要性・可能性
* 避難を躊躇させている原発震災の被害者の方々の補償問題
* 食品の暫定的基準値および給食問題
* 政府・行政機関・専門家による放射能における啓蒙活動の問題点
* 国民を被ばくに晒してきた政府・行政機関の責任の所在問題
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【2215618】 投稿者: 参考までに (ID:.tP9lNbZkPQ) 投稿日時:2011年 07月 25日 22:09
うっかり、他のスレッドに書き込んでいました・・・
管理者に通知(削除依頼?)ということを初めてしましたが、重複して書くと削除されるのでしょうか?
自分でしたことなのですがどうしてかよくわからず、びっくりしました。今後気を付けます。
みなさま、有益な情報ありがとうございます。
アトム様
山下氏の件は複雑な心境ですが、このスレッドで情報を教えて頂ける情報は新たな山下氏の一面を知る貴重な機会だと思っております。これからもよろしくお願いいたします。
参考までにさま お探しの情報 様
嶋橋さん!その方です。記憶に残っている動画は教えて頂いたものではなく、その動画に映っているときではない多分、別の政府交渉のときだったように思います。
横にいる方に止められながら、福島県の子供達のことを心配して語られていてそのお姿は胸に迫るものがあり印象深く覚えておりました。情報ありがとうございました。
アトム様
疑心暗鬼様
食品の規制値について、「原子力安全委員会 記者ブリーフィング」に関連情報がありました。食品安全委員会から「生涯の累積線量」として出ることは決まっていたようです。
・【2201021】 投稿者: なずな 様ご紹介の「福島第1原発:食事被ばく量、25%増 厚労省試算」
http://mainichi.jp/select/today/news/20110712k0000e040070000c.html
・【2201349】 投稿者: アトム様ご紹介の「食品衛生分科会放射性物質対策部会」の資料
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001ip01-att/2r9852000001ipae.p●d●f
・福島県の内部被曝調査結果が生涯1ミリシーベルト以内(未満)との予測(関連情報は別レスに貼ります)
・福島県の内部被曝調査での検出限界値(ホールボディカウンタには1キロ当たり等の記載はありませんでした)
ホールボディカウンタ(検出限界I-131: 38Bq、Cs-134:320Bq、Cs-137:570Bq)
尿:検出限界13Bq/L(今回の検査における検出限界 I-131:0.008 Bq/cm3、Cs-134:0.013 Bq/cm3、Cs-137:0 013 Bq/cm3)
(参考情報)>ヨウ素は体重1キロ当たり平均8・2ベクレル、セシウムは同12・5ベクレルだった。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201106020066.html
・福島県の内部被曝生涯1ミリシーベルト目安((関連情報は別レスに貼ります)
7月になって上記情報が続々と出てきたことで、内部被曝が「とても低い」ことは既定路線として決まっていたのではないかと穿った見方をしてしまいます。
文科省では内部被曝を2%と考えていましたので、生涯2ミリシーベルトであれば十分安全側に立った基準です!ということになりはしないかと心配です。
話が横にそれますが、食品安全委員会が評価を断念することについて、個人的にはとても驚いたのですが「こんにゃくゼリー」のリスク評価についても提言のとりまとめを断念していました。前例があることにも驚きましたが、食品安全委員会は無理なとりまとめをしない組織のようです。
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【食品の規制値について】3/16~4/16
○朝日新聞石塚記者 もう一点なのですけれども、今日、食品安全委員会の作業部会が開かれておりまして、そこで食品からの放射線被ばくの影響について、生涯の累積線量が何mSvといった取りまとめ案が今日にも出る予定です。
その件なのですけれども、食品安全委員会には放射線の専門家がいなくて、ある専門家からは「本来は原子力安全委員会がやるべき話だ」という指摘もあります。そのことについてどう思われるか、まず見解をお願いします。
○都筑管理環境課長 食品安全の観点からは、食品安全委員会が決めるべきものだと、我々としては考えております。我々としては、原子力安全、それから放射線防護の考え方から、しかるべき助言をこれまで行ってきたということでございます。
食品安全委員会からの評価を踏まえた上で、厚生労働省におきまして、具体的な指標を作っていくことになると思います。それで、こういったものは放射線防護の基準になりますので、文部科学省に放射線審議会というものがございますが、この放射線審議会というところは、放射線防護に関する基準の斉一化を図るということでございますので、そういったところに諮問することになろうかと思います。
そういった形で、最終的にはその諮問を経て、厚生労働省において決めるということになるかと思います。
○朝日新聞石塚記者 今回、原子力安全委員会の方には、そのことについて相談なりというのは来ているのでしょうか。
○都筑管理環境課長 まだ具体的には来ておりません。食品摂取の関係については、以前、助言を既に何回も行っております。その中で、我々としては、早急に決めていただきたいという助言を行っておるところでございます。
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同じ資料から、牛肉問題関連情報です。
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【セシウム牛関連・放射線モニタリングについて】7/16~8/16
あと1点、すみません。本日、今後の放射線モニタリングに関する基本的考え方について、出されているんですが、それで、これを見ると、やはり全般的に、例えば、食品から中長期的なもの、あと海洋まで含めて書かれていると。
先ほども食品安全の件で出たお話と関連するんですけれども、例えば、最近紙面でにぎわっているセシウムを含んだ牛肉の話ですか。これはまた話が複雑で、要は、えさのわらから始まっている話で、そう考えると、例えば、これも複数の省庁が絡むような話になっています。そういう部分については、安全委員会の方としては、今回のセシウムの牛肉の話についてもそうなんですが、どう考えておられるのか。
例えば、まずその考え方を見ても、1行、「市場流通食品のモニタリング」とあるんですが、多分、この中に包含される事象だと思うんですね。「市場流通食品」といった場合に、私なんかは短絡的に見ると、食品しか見ていないと。その前段階になる、いろいろな環境とか食べるものについては、余り目が行き届かないというふうなこともあって、今回のようなことになったと思いますが、その点についての見解というか、どうあるべきかというか、そういった点。
(※この資料は「http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/genan2011/genan055/siryo4.p●d●f」です。)
○代谷原子力安全委員 これについては、我々の方としては、基本的考え方ということで出したわけです。
実際には、今、大臣の下に、モニタリングの調整会議というのが、各省庁が含まれてあるという、そういう状況になっている。一度開かれていますので、あるという状況になっていると思うんですが、そういうものがあるということを念頭に置いて、このまとめをしたと、考え方を出したということです。
現実には、ここの省庁間の調整等まで含めて、安全委員会がやるというのは、単なる諮問機関がそういうことをやるというのは不可能ですので、そこについては、きっちりと、そういうものができ上がっているので、そこのところに、これをお出しするということで、これをそこだけではないんですけれども、提示するということで、我々としては、こういう考え方を出したという、そういうようにご理解いただければと思います。
○読売新聞山田記者 分かりました。
あとは、その考え方についてもなんですけれども、例えば、今回も発覚して分かった頃には、もう全て市場に出回っていて、量的には問題ないんですけれども、後手後手になっているというふうな感じなんですけれども、これについては、もっと先手先手に、いろいろなことを考えて、幅広く、そういう場で協議するなり、想定していくということについては、どのようにお考えでしょうか。
○代谷原子力安全委員 そこの部分については、いろいろな省庁がこういうことで、今回、ひとつこういうことが起こってしまったわけですけれども、いろいろなところに関連して、最終的に食品のところに来るんだよと。そこに行くには、単に、厚生労働省とか、そういうところだけではなくて、農水省とか他のところも全て入ってくると。そこのところが、やはり全体を防ごうとすると、これは私のところではありません、あなたのところですと言っている状況ではだめだ、ということは明らかですよね。
そういうことがありますので、こういう基本的考え方を出して、そういう調整会議等があって、そこで各省庁が全部入っているということがありますので、情報の共有、それから調整ですね、まさに、そういうことが行えるであろうというように期待している、というところでございます。
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同じ資料にあった情報でスレッドに関連する部分です。内容はリンク先でご確認下さい。
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○ 原子力安全委員会 記者ブリーフィング(2011.07.21)
http://www.nsc.go.jp/info/20110721.p●d●f
【広域的モニタリングの必要性】12/16
【個人の被ばく線量データとモニタリングデータとの照合・データベース】13/16~15/16
【福島県内の学校のモニタリングの結果】16/16
(※この資料は「http://www.nsc.go.jp/anzen/shidai/genan2011/genan055/siryo3.p●d●f」です)。 -
【2215803】 投稿者: 参考までに (ID:.tP9lNbZkPQ) 投稿日時:2011年 07月 26日 01:57
レスを分けて書きますので、連投お許しください。
【福島県内部被曝調査について】
内部被曝の先行調査を受けた122人の方の記事では、測定された内部被曝線量の「1ミリシーベルト未満・以内」の期間が、「年間」・「生涯」・「期間記載なし」といろいろな書き方がされていてどういうことだろうと不思議に思っていましたが、日本テレビの情報から考えると、内部被曝量の結果が年数を掛けて計算しても生涯(預託実効線量)1ミリシーベルト未満?以下?なので、年間はさらに低くなるような数値だったということのようです。
>この結果、20歳以上では50年間、20歳未満では70歳になるまでにわたり、受ける内部被ばく線量は最も高い人でも1ミリシーベルト未満だったという。
http://news24.jp/articles/2011/07/24/07187172.html
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内部被ばく、年1ミリ以下=浪江町などの住民検査―放医研「大きな健康被害ない」 2011年7月23日18時6分
http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201107230054.html
福島第1原発事故を受け、福島県が浪江町など3地区の住民を対象に放射線医学総合研究所(千葉市)に依頼して実施した検査の結果、体内に取り込んだ放射性物質による内部被ばく量は最大でも年間1ミリシーベルト以下だったことが23日、分かった。放医研の明石真言理事は「検査対象者に大きな健康被害は考えられない」としている。
同県二本松市で同日、検査を受けた浪江町住民を対象にした説明会があり、明石理事が明らかにした。
明石理事によると、内部被ばく量が最も多かった人でも1ミリシーベルトを超えることはなく、最も少なかった人は検出限界値以下だった。
検査は、警戒区域や計画的避難区域に指定された浪江町の89人、飯舘村の20人、川俣町山木屋地区の11人など、3地区の4~69歳の男女計122人に実施。先月27日から今月16日まで、内部被ばく検査機「ホールボディーカウンター」を使って測定した。
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内部被ばくの検査結果説明会 7月23日 19時8分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110723/k10014409461000.html
東京電力福島第一原子力発電所の事故による被ばくの影響などを調べる、福島県の健康調査で、一部の住民に行った「内部被ばく」の検査の結果を本人に直接伝える説明会が、23日から始まりました。
福島県の健康調査は、県内のすべての住民を対象に、原発事故による被ばくの影響などを調べるもので、このうち2900人余りが、呼吸や食事などで体内に放射性物質を取り込む「内部被ばく」を引き起こしたかどうか詳しい検査を受けています。
23日は、検査結果を本人に直接伝える初めての説明会が開かれ、浪江町の住民23人が参加しました。参加した人たちは、県の担当者から検査結果の入った封筒を受け取ったあと、内部被ばくの数値の求め方など、結果の読み取り方について、放射線医学総合研究所の専門家から説明を受けていました。
このあと、個別の質問を受け付ける時間も設けられ、「検出限界以下であっても、放射性物質が体内に入れば、影響があるのではないか」とか、「尿と共に放射性物質が排出されても、それまでに被ばくした分は大丈夫なのか」といった不安の声が寄せられたということです。
説明会のあと、参加した女性は、「数値の説明は難しく、すべては理解できませんでしたが、とりあえず放射性物質が検出されなかったと聞いて、自分も一緒にいた家族も大丈夫だろうとほっとしました」と話していました。福島県は、今月29日と30日にも「内部被ばく」の検査結果について、説明会を開くことにしています。
東京電力福島第一原子力発電所の事故による被ばくの影響などを調べる福島県の健康調査で、これまでに詳しい検査を受けた122人の結果が判明し、呼吸や食事などで取り込んだ放射性物質による「内部被ばく」は、全員1ミリシーベルト未満であることが分かりました。
これは、福島県の依頼で浪江町と飯舘村、それに川俣町山木屋地区の住民、122人の精密検査を行った放射線医学総合研究所の明石真言理事が、23日、住民に対する検査結果の説明会のあと、報道陣に明らかにしたものです。
明石理事によりますと、先月27日から行ってきた内部被ばくの検査が終了し、内部被ばくは、122人全員が1ミリシーベルト未満で、このうちおよそ半数の人からは、放射性物質が検出されなかったということです。もっとも多くの放射性物質が放出された時期から3か月以上たっていたため、放射線の量が半分に減る「半減期」が8日と短い放射性ヨウ素は検出されず、検出されたのはすべてセシウムだったということです。
明石理事は、「住民の内部被ばくは、事前に予想していたより少なく、健康への影響は出ない量だった。ただ、住民への説明会でも、体の中に放射性物質が入ること自体に不安を抱く人もいたので、今後も、機会があるごとに、さらに細かく説明していきたい」と話しました。
福島県のすべての県民を対象にした健康調査は、東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、住民それぞれが、どのくらい被ばくしたかを推定し、健康への影響を継続的に調べるものです。全県での調査開始を前に、比較的放射線量の高い浪江町、飯舘村、それに川俣町の山木屋地区の住民、合わせておよそ2万8000人について、先月から先行調査が始まっています。この調査では、対象となった住民全員に、震災が起きた3月11日以降の行動を問診票に記入してもらい、それを基に外部からの被ばく線量を推定します。
また、対象となった住民の中から、幼い子どもやその親など2900人を選び、体の中に入り込んだ放射性物質によって被ばくする、「内部被ばく」の状況を詳しく調べるため、尿に含まれる放射性物質の分析や、ホールボディーカウンターと呼ばれる専用の装置を使った検査を行っています。23日の説明会は、この内部被ばくの検査結果を伝えるため、浪江町の住民を対象に開かれたもので、福島県は、今後、飯舘村や川俣町の山木屋地区の住民に対しても説明会で検査の結果を伝えることにしています。福島県は、今回の先行調査の結果を基に、検査方法などの課題を洗い出し、来月から、全県民を対象にした「本格調査」へと移行したいとしています。
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「内部被曝は全員1ミリシーベルト未満」先行122人異常なし 福島県の調査
2011.7.23 19:16
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110723/dst11072319230010-n1.htm
調査に当たった放射線医学総合研究所(千葉市)の明石真言理事は、飯舘村、川俣町山木屋地区も合わせた122人について「全員、内部被曝線量は1ミリシーベルト未満で問題なかった」と説明した。
調査は先月27日から実施。ホールボディーカウンターと呼ばれる装置を使って内部被曝線量を測定、尿を採取して放射性物質が含まれていないかも調べた。
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浪江町122人の内部被曝量「健康に影響ない」(2011年7月23日21時22分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110723-OYT1T00693.htm
東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、福島県が6月下旬、同県浪江町などの住民122人を対象に内部被曝(ひばく)量調査を行った結果、年間換算被曝量は全員1ミリ・シーベルト未満だったことが23日、わかった。
全県民対象の健康調査に先行して実施した。23日、同県二本松市内で開かれた説明会で、調査した放射線医学総合研究所(千葉市)の明石真言理事が住民に伝えた。
明石理事によると、尿から放射性セシウムが検出されたのは122人の約半数だった。明石理事は「健康に影響が出るレベルよりもずっと低い数値。この数値なら住民も安心できる」と話した。
県は、8月から全県民を対象に健康調査を実施する予定。今回の調査は、警戒区域や計画的避難区域に指定されている市町村の住民の一部が対象だった。
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【原発】浪江町など住民 内部被ばく年1ミリ以下(07/24 00:04)
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210723035.html
福島第一原発の事故を受け、福島県が先月、浪江町などの住民122人の内部被ばく線量を調べたところ、全員が年間で1ミリシーベルト以下だったことが分かりました。
検査結果を聞いた住民:「今のところは影響はないということで。ただ、今後は不安はありますけどね」
内部被ばく線量の調査を受けたのは、比較的、放射線量が高い浪江町や飯舘村などの住民のうち4歳から69歳の122人です。23日、住民の一部にその結果が伝えられました。
調査した放射線医学総合研究所は122人全員について、国際的な安全基準である年間1ミリシーベルトを下回っていたとし、「大きな健康被害は考えられない」と説明しています。
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福島第1原発:内部被ばく検査 先行の122人異常なし 毎日新聞 2011年7月23日 23時40分(最終更新 7月24日 1時47分)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110724k0000m040126000c.html
福島県は23日、福島第1原発事故を受けた全県民対象の被ばく影響調査の一環で先行実施した浪江町の住民の内部被ばく検査について、結果を伝える説明会を二本松市で開催した。
検査に当たった放射線医学総合研究所(千葉市)の明石真言理事は、飯舘村、川俣町山木屋地区も合わせた122人について「全員、内部被ばく線量は1ミリシーベルト未満で問題なかった」と説明した。
検査は先月27日から実施。ホールボディーカウンターと呼ばれる装置を使って内部被ばく線量を測定、尿を採取して放射性物質が含まれていないかも調べた。
説明会には浪江町の27人が参加。明石氏が内部被ばくがどのようにして起きるかや被ばく線量の算出方法を説明、担当者が検査結果の見方を示し、個別相談にも応じた。
終了後、郡山市に避難している今野富枝さん(62)は「原発事故後に採れた山菜も食べていて不安だった。数値に異常がなく、取りあえずほっとした」と話した。福島市に避難している男性会社員(59)は「1ミリシーベルト未満だから大丈夫という説明だったが、そんなことは誰にも断言できないだろう」と納得できない様子だった。
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内部被ばく 3町村122人影響なし 放医研先行調査で検査結果説明会 2011年7月24日
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2011/07/post_1604.html
県民健康管理調査の先行調査として福島県浪江町など3町村の住民を対象に行った内部被ばく検査で、参加した122人全員の年間の内部被ばく量の推計は、一ミリシーベルト以下で健康に影響を与える線量ではなかった。23日に二本松市の県男女共生センターで開いた検査結果の説明会で放射線医学総合研究所(放医研)が示した。
放医研の明石真言理事によると、浪江町、飯舘村、川俣町山木屋地区の一部住民を対象に千葉市の放医研でホールボディーカウンターによる測定などをした結果、少量の内部被ばくは確認されたが、健康被害を受ける値の人はいなかったという。国際放射線防護委員会(ICRP)が示した原発事故などが起きた際の年間被ばく限度量である「1~20ミリシーベルト」の下限の一ミリシーベルトをさらに下回った。
説明会には6月27日から同30日まで放医研で検査を受けた浪江町の38人のうち、23人が出席。放医研の担当者らが内部被ばくの原因や放射線量の計算法、検査結果の見方を説明した。質疑応答の後、希望者の個別相談に応じた。
東京電力福島第一原発事故発生後の3月13、14日に原発から20キロ以上離れた浪江町下津島地区で仕事をしていたという郡山市に住む60代の女性は「後から空間放射線量が高い地域だったと言われ、検査の結果が出るまで不安で仕方なかった。今は少しホッとしている」と語った。
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全員「大丈夫」にも波紋 内部被ばく検査結果説明 (2011年7月24日 福島民友ニュース)
http://www.minyu-net.com/news/news/0724/news6.html
「大人は50年間、子どもは70年間に1ミリシーベルト未満」という目安は、県民に安心をもたらすのか―。東京電力福島第1原発事故に伴い、全県民対象の県民健康管理調査に先駆けて放射線医学総合研究所(放医研、千葉市)が行った内部被ばく検査の結果が23日示され、実施対象者全員がこの目安を満たして「大丈夫」とされたが、二本松市の説明会場では、その受け止め方に違いがあるためか、早くも波紋が広がった。
放医研が検査結果を説明したのは今回が初めて。浪江町の出席予定者38人のうち23人が出席した。全体説明以外の質疑応答や個別相談は非公開で行われた。
「放射線量が低いから『大丈夫です』という回答には不満」。浪江町から家族6人で避難し、福島市荒井で暮らしている無職渡辺広志さん(65)は説明を受けた後、検査結果について不満げな表情。「子どもや若い世代は長期間にわたり健康への不安が続く。明確な安全の根拠がほしい」と小学6年の孫のことを心配し若い世代の検査を急ぐよう求めた。
一方、同町下津島で介護ヘルパーをしていた60代女性は「毎日体を気にしながら生活してきたので、気分的に安心した」と話した。ただ、避難生活については「この先、精神的にも体力的にも不安がいっぱい。(原発事故の)収束のめどがつかないが、負けずに前向きに生きるしかない」と長期化する避難生活への不安を口にした。
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セシウム2種検出26人 内部被ばく調査結果報告 (2011年7月25日 福島民友ニュース)
http://www.minyu-net.com/news/news/0725/news11.html
県民健康管理調査検討委員会では、放射線医学総合研究所(千葉県)の明石真言理事が同研究所で浪江町、飯舘村、川俣町山木屋地区の住民122人を対象に実施した内部被ばく調査の結果を報告した。
10日までに結果がまとまった109人のうち、放射性セシウム134が検出されたのは52人、同137は32人、両方検出されたのは26人。
いずれも放射性物質の摂取後50年間(子どもの場合は70年間)に受けると想定される線量は1ミリシーベルト以下で、健康への影響が心配される人はいなかった。 -
【2215807】 投稿者: 参考までに (ID:.tP9lNbZkPQ) 投稿日時:2011年 07月 26日 02:07
福島県の「県民健康管理調査」について、第3回検討委員会(平成23年7月24日開催)が開かれていました。
県民健康管理調査検討委員会(※今後ここをチェックすると、新しい資料も確認できると思います)
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=24809
当日配布資料
http://www.pref.fukushima.jp/imu/kenkoukanri/230724shiryou.p●d●f
余談ですが、厚生労働省の食品衛生分科会放射性物質対策部会と福島県の健康管理調査検討委員会の委員リストの筆頭に放医研の明石氏が書かれていました。食品の規制値への影響が心配になりました。
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先ほどのレス【2215618】に書いたのですが、
・福島県の内部被曝調査での検出限界値(ホールボディカウンタには1キロ当たり等の記載はありませんでした)
ホールボディカウンタ(検出限界I-131: 38Bq、Cs-134:320Bq、Cs-137:570Bq)
これは、上記「当日配布資料」5/19に書かれていました。
ホールボディカウンタの検出限界値が高い値のように思えましたので調べてみました。
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【検出限界(下限)について】
>移動式ホールボディカウンタ車
>性能としては、Co-60 及びCs-137 について、2分間測定の場合で検出下限は130Bq程度である。
http://www.nsc.go.jp/box/bosyu100813/wbc_h22.p●d●f
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>ホールボディカウンタは体外から体内に残留している放射性物質の種類と量を測定する計測器であり200Bq~100KBqの測定範囲を持ち、評価できる被ばく量は約100mSv以下である。
http://medg.jp/mt/2011/06/vol191-1.html
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>137Csの30分計測における検出限界(Bq)ベッド型:50~200、椅子型:50~500
http://www.bousai.ne.jp.cache.yimg.jp/vis/bousai_kensyu/hbook1/pdf/P136.p●d●f
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検出限界値が「Cs-137:570Bq」というのはやはり高いように思いましたが、その理由を推測できる資料がありました。
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【飯舘村の方からの報告】
飯舘村 I さんから、ホールボディーカウンターに関して
http://ni0615.iza.ne.jp/blog/entry/2313071/
>千葉の放射線医学総合研究所でホールボディーカウンターが使用できるということで申し込みを行いました。
>検査場所も特にレントゲン室のように鉛で囲まれてる雰囲気はなく、バックグラウンドをシャットダウンしていないようでした。
>雑誌アエラ(11.6.6 №27)の17ページに同様の機械の写真が載りました。その写真の下には「放射線医学総合研究所にあるベッド型のホールボディカウンター。ここでは緊急災害時の使用に限られ、一般市民は検査できない/5月26日、千葉市」と記載してあり私たちの検査はなんだったんだろうと困惑しています。
>ホールボディカウンターについては、メーカーや型式、検出限界(性能)も考慮しなければならないというアドバイスを聞いていたので型式を聞いたところ「放医研でユニットを組んだもので型式はありません。」とのことでした。
>「放医研というのは、そんなこと(開発)までやっているのですか。」と驚いたところ「いやいや、ユニットを組んでもらうんですよ。」とのことでした。
>ホールボディカウンターというのはバイクのハーレーダビッドソンのようにセミオーダーで組んでもらうのがポピュラーなのか疑問に思いました。
>この週末から福島県全県民200万人の健康調査の報道が活発になっていますが、6月下旬からの調査となっています。また、一般のスクリーニングの結果をもとに数値の高い人を更にホールボディカウンターを行う方向で調整にはいっているようです。(一般のスクリーニングで数値が出たとすると、とんでもない内部被ばくなるはずです。)別個に抽出での検査も行うようですが不透明です。
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放医研には立派なホールボディカウンタがあるにも関わらず、なぜそれを使って検査しないのでしょうか?
バックグラウンドをシャットダウンしない状態での検査になるので、検出限界値が高くなるのではないでしょうか?なぜ精度の低い検査方法で検査するのでしょう?
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【ホールボディカウンタについて】
福島は内部被曝が放置された深刻な状況
ECRRのクリス・バズビー博士が福島県内を調査
1:07~
ホールボディ―カウンター(WBC)はほとんど役に立ちません。WBCが検知できるのはセシウムだけですが、セシウムは本質的な問題ではありません。
おカネはもっと食品や大気中の放射能の測定に使われるべきです。大気中や食品に放射能があればそれは人体に入ってくるからです。
人体の放射能は空気中よりもはるかに測定が困難です。検体を機械に入れれば食物の放射線量はわかりますが、人の体の一部を切り取って機械に入れる事は不可能です。食品ならウランでもプルトニウムでもなんでも測定ができます。
しかし、これらの危険な物質は人体内ではどれも測定できません。WBCには更に重大な問題があります。WBCを受けた後、本当は問題があるのに、自分は被ばしていないと誤解することです。セシウムが検出されても基準以下だったとか飛行機に乗ったのと同じ程度などと言われWBCの結果だけで安心してしまうことが問題です。
だからWBCは時間の無駄なのでやめるべきだと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=CONRzqDAKcs&feature=share#t=1m07s
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ホールボディカウンタ以外の機器による体内汚染量の測定について
http://www.nsc.go.jp/senmon/shidai/hibakubun/hibakubun024/siryo2-2.p●d●f
>• Co-60、Cs-137については、預託線量100mSv相当を基準としたスクリーニングが可能。
• I-131については、預託線量100mSv相当を基準としたスクリーニングは困難。(より低い線量でも一般的なサーベイメータの測定範囲を超えるため。)
※ 課題としては、
・測定値と体内汚染量の関係性について知見の蓄積が少ない。
・意識的によい遮へいを確保する必要がある。
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44:41~ 嘉山孝正 (国立がん研究センター理事長)氏発言。
たとえば、あのーホールボディのカウンタで私自身もあれを使うわけです。脳神経外科医としてね。経時的(?)に変化するわけです。まだまだだと思うんです、これから。この領域が本当にみなさんに国民のみなさんにサイエンスとして提供できるのは。
ただ、被曝しない方いいんです。それは決まっているんです。だけども、まだわかんないこともあるよと我々正直にいう事も必要だと思うので、それは絶対大変だと決めつけるのもダメだし、大丈夫だよって決め釣るけるのも駄目だよ。と僕はちょっと言いたかった。
http://learning-ganjoho.ncc.go.jp/koukaitouronkai/09/
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<参考>上記動画は、下記国立がん研究センターの資料にありました。
放射線被ばくについての公開討論会 「-安全に暮らすためのエビデンスと対策-」
http://www.ncc.go.jp/jp/information/20110622_kokaitoronkai.html
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【セシウムについて】
チェルノブイリ事故では、Sr/Cs の割合は約1/9**と言われています。今回の文部科学省発表の結果では、福島の土壌のSr/Cs は、約1/2000~1/10000となっています。これは、チェルノブイリ事故では炉心の爆発によって放射性物質が飛散していますが、福島第一原子力発電所の場合は、燃料の温度上昇によって、主として揮発性の放射性物質が放出されたことから、Sr のCs に対する割合は小さくなったものと考えられます。
http://www.nsc.go.jp/nsc_mnt/110610_3.p●d●f
※上記資料に6/7発表のストロンチウム情報があります。半減期の短いストロンチウム89の3/16補正値も書かれています)。
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アトム様からご紹介頂いた資料の関連情報です。
食品衛生分科会放射性物質対策部会(今後、ここをチェックすると新着情報が確認できると思います)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000008fcs.html#shingi54
○規制値設定対象核種の考え方について
・測定機関や測定機器の数、測定に要する時間等の観点から、規制値は放射性セシウム(セシウム134+137)を対象として設定することが妥当であり、その他の放射性核種による影響は、食品中における放射性セシウムとの比(スケーリングファクタ)を用いることによって考慮する。
・環境中の放射性ヨウ素は既にかなり減?していると考えられるが、まだ海草で検出されており、取り扱いについて議論を行う必要がある。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001ip01-att/2r9852000001ipa0.p●d●f
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【預託実効線量について】
アトム様ご紹介の二本松調市の独自調査について、別ソースがありました。
>二本松市は14日、「ホールボディーカウンター」で6月下旬に実施した市民20人の内部被ばく調査の結果を公表した。全員から東京電力福島第一原発事故による微量のセシウム134とセシウム137が検出されたが、人体に影響が出ないレベルという。
放射性ヨウ素は検出されなかった。
検査を受けたのは中学生以下の子ども18人と、49歳と63歳の男性。市内の二本松、安達、岩代、東和各地域からサンプル的に抽出した。成人は屋外での労働時間が長い人を選んだ。
原発で最初の水素爆発が起きた3月12日に吸入したと仮定した預託実効線量(70歳までに受ける被ばく線量の総和)は5歳男女が0・1298~0・2260ミリシーベルト、9歳~11歳男女が0・0257~0・0829ミリシーベルト、14~15歳男女が0・0315~0・0499ミリシーベルト、成人男性が最大0・2520ミリシーベルトだった。
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9866239&newsMode=article
<参考>
食品から受ける放射線量(預託実効線量)
http://search.kankyo-hoshano.go.jp/food2/servlet/food2_in
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>原発で最初の水素爆発が起きた3月12日に吸入したと仮定した預託実効線量
3/12限定?経口摂取分は?今後被曝する分は?
この仮定では預託実効線量が低くなるのは当たり前のように思うのですが、どうなんでしょうか?
もしかすると、福島県の内部被曝調査で出された生涯1ミリシーベルトとも同じような仮定で計算されたのだとしたら・・・
預託実効線量について、よく理解していないので私の考えは的外れなのでしょうか?
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広島大学の調査では、次のような情報もありました(ホールボディカウンタでの検査はしていないようです)。
>原発事故から先月初旬までのおよそ2か月間の積算で、最も多い人で3.2ミリシーベルトの内部被ばくをしたとみられることが分かったということです。
http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/20110624/0830_naibuhibaku.html
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【2215808】 投稿者: 参考までに (ID:.tP9lNbZkPQ) 投稿日時:2011年 07月 26日 02:08
【福島県の内部被曝生涯1ミリシーベルト目安(基準)について】
福島県、内部被曝に独自基準 「生涯1ミリシーベルト」目安 (日経)2011/7/23 2011/7/23 14:00
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E0E1E2E29D8DE0E1E2E5E0E2E3E39180E2E2E2E2;at=DGXZZO0195579008122009000000
【 東京電力福島第1原発事故による福島県民の内部被曝(ひばく)について、県が独自に評価基準の設定を検討していることが23日、関係者への取材で分かった。生涯1ミリシーベルトを超えなければ健康への問題はないと判断する。ただ、超えるとただちに影響が出るものではなく、注視する目安だとしている。専門家の意見を踏まえて近く正式決定する。
県は8月から本格化させる全県民健康調査の一環として、対象住民の内部被曝検査を実施中。広島、長崎の原爆被爆者と異なり、長期間の低線量被曝に関するデータがないため、健康への影響がどの程度あるか住民に示す上で基準設定が不可欠と判断した。
国際放射線防護委員会(ICRP)は、自然放射線や医療を除いた一般人の通常時の被曝上限を、安全に配慮して年間1ミリシーベルトと勧告しており、今回検討されている内部被曝の評価基準はより厳格なものとなりそうだ。 】
内部被曝は、食事や呼吸などで放射性物質を体内に取り込むことによって受ける。その放射性物質が体外に排出されたり、力が弱まって次第に放射線を出さなくなったりするケースもあれば、残留し長期間にわたって悪影響を及ぼすこともある。
県による内部被曝検査は、ホールボディーカウンターで体内にある放射性物質の量を測定。その量を原発事故の発生時にさかのぼって体内に取り込んだと仮定し、大人の場合は今後50年間、子どもの場合は70歳に達するまでの被曝線量を推計するとみられる。
検査は6月27日から放射線医学総合研究所(千葉市)などで、浪江町、飯舘村、川俣町山木屋地区の住民2900人余りを優先して始まっている。〔共同〕
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福島県、内部被ばくに独自の基準 全県民健康調査で検討 (2011/07/23 14:02)
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=21082&mode=0&classId=&blockId=9869747&newsMode=article
※日経の【】部分と重複しているので省略
県による内部被ばく検査は、ホールボディーカウンターで体内にある放射性物質の量を測定。その量を原発事故の発生時にさかのぼって体内に取り込んだと仮定し、大人の場合は今後50年間、子どもの場合は70歳に達するまでの被ばく線量を推計するとみられる。
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内部被ばく線量、生涯1ミリシーベルト未満 (2011年7月24日 福島民友ニュース)
http://www.minyu-net.com/news/news/0724/news1.html
県は23日までに、東京電力福島第1原発事故を受けて実施している県民の内部被ばく調査で、被ばく線量が生涯1ミリシーベルト未満であれば、健康への問題はないと判断する評価の基準を決めた。ただ県は「1ミリシーベルトを超えたからといって、すぐさま健康に影響があるわけではない」としており、長期間の低線量被ばくに関する評価基準がない中で、調査結果を県民に説明する上での目安として設定した。
先行122人「問題なし」 内部被ばく調査
県は23日、東京電力福島第1原発事故を受けた県民健康管理調査の先行調査の一環として、浪江町、飯舘村、川俣町山木屋地区の住民122人を対象に千葉県の放射線医学総合研究所で実施した内部被ばく調査結果の説明会を二本松市で開催。同研究所の明石真言理事は「対象者はいずれも生涯に受けると想定される放射線量が1ミリシーベルト未満で、問題なかった」と報告した。 -
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【2215830】 投稿者: アトム(住民の納得するようなもの・・・) (ID:gJABbpY1M1g) 投稿日時:2011年 07月 26日 05:26
皆様、引き続き、貴重なご意見・情報を有り難うございます。
(いつも週末は、あれやこれやと逆に慌ただしくなってしまって、お返事も投稿もできず、すみません。。)
「参考までに」様
>食品などの暫定規制値、評価断念
>内閣府の食品安全委員会のワーキンググループは、妥当かどうかの評価を行うことを断念しました。
>子どもへの影響については、「大人より影響を受けやすいことに留意すること」という表現にとどまり、
具体的な数値の基準は示されない見通しです。
こういう受け止め方をすべき内容だったのですね。。。
TBSでも触れていたようですが、確かにワーキンググループの議事録等読む限りでは、可能な限り世界中の論文を集めている様子でした。
しかもその「基本的考え方」は至極真っ当な筋の通ったものだったので、私個人的には結構期待していただけに、非常に残念です。
(ある意味、正直に、分からないと結論出したのだと、思うべきなのでしょうか。。。。)
26日にもワーキンググループにて会議あるようです。最終のまとめ、待つしかないでしょうか。
「疑心暗鬼」様
ご指摘有り難うございます。
この件に関連して、原子力安全委員会の
「今後の避難解除、復興に向けた放射線防護に関する基本的な考え方について」
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ICRP の 2007 年基本勧告において緊急時被ばく状況 に適用することとされている
参考レベルのバンド 20~100mSv(急性若しくは年間)
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と記載ありました。(もちろん、ご指摘の通り、累積線量でもあると思います。)
本来、緊急時が数ヶ月以上あるいは年間の単位に及ぶことなどICRPが想定しているわけではないことは、
食品安全委員会でも指摘されており、今回の福島の事故が所謂「想定外」の事態となってしまっているようです。
同資料内、7月19日時点になりますが、事故後4ヶ月の現在ですら、
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現段階においては、福島第一原子力発電所の周囲に、
依然として緊急時被ばく状況にある地域と現存被ばく状況にあると考えられる 地域が併存している。
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状況にあります。(緊急時被ばく状況にある地域とは計画的避難区域含めた避難地域のことのようです。)
そこで、原子力安全委員会としては、同資料内にて、
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(2)放射線防護への人々の参加
中略ー
除染や改善措置を含め、関係省庁や地方自治体等による防護措置をきめ細かで効率的なものとするため、
防護方策の計画作成には、住民の代表者を参加させることが肝要である。
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とあり、「参考までに」様ご紹介の「原子力安全委員会 記者ブリーフィング」にて、
避難解除に関連し、
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住民の方々、行政関係の方々、自治体の方々 等のお考えで、今現在、年間20mSvだけれども、
既に帰宅を考えようか、あるいは、10mSv/ 年にするまで何らかの処置をして、帰宅を考えようかということは、
自治体と国との話し合 い、あるいは、住民の方々との話し合いによって、それぞれ決めていただくことだと思っています。
中略ー
住民の方々がどの線量で、自分たちは暮らすことを許容したいというお考えなのか、ということが優先されるべきだと思います。
中略ー住民の代表者とは・・
何を決めるかという時 に、放射線のいろいろな状況を理解されていて、
こういう住民の方々の代表として、どのような防護方策の計画を立てるかということにふさわしい人
できるだけ状況をよく理解して、放射線防護をどのようにすべきか ということに関心を持ち、
あるいは、そういうことを非常に真剣に考えられる方
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とありました。
さらに、
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例えば、新たに学校の使用をする緊急時避難準備区域では、今、学校をやってい ませんが、
そこでの学校を再開するに当たっては、地元の自治体の方と空間線量が何mSv/年 であれば学校を開きましょうとか、
そういう地元の自治体との話し合いの中で、学校の校庭 使用基準なども決めることになる、というイメージでよろしいわけでしょうか
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
という記者の質問に対し、基本的にそういうイメージでいいとのこと、かつ、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
数値的なものを示すことが重要だとは特に考えてなくて、
年間20 mSvから1mSvのなるべく下方を目指す、ということでよくて、
この地域については、こういう値にしましょう、と宣言するようなことが必要だとは必ずしも考えておりません。
住民の方が納得するようなものができ上がればという理解でいい
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
とのことだそうです。
文科省第一回ヒアリングで専門家の方々が指摘していたような話しですが、
現実、そうなっていないのが問題です。
住民の方が納得するようなもの・・・今まで、一方的に基準を提示してきた経緯から、
どうやってこういうスタンスに移行するのでしょうか。
住民の方々の間の問題意識のギャップを埋めるために必要なのが、正確な専門家による情報だったわけですが、
これが今回、山下氏の件のように、全くうまくいきませんでした。
無論、山下氏にも責任はあるわけですが、
その一方で、受け手側の状況というものも、非常に大きな要素です。
フクロウの会の方々が、
自主避難でアンケート実施
~避難できない理由は「経済的な不安」「仕事上の理由」求められる「自主」避難への賠償~
http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/2011/07/post-aa86.html
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避難を検討または考えている人の多くが、避難を妨げている理由として、
「経済的に不安である」「仕事上の理由で」をあげており、
「家族の同意を得られない」「避難先が確保できない」を大きく上回った。
避難に関して国や行政に支援してほしいこととしては、避難に係る費用の補償という回答が243名で最も多かった。
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自主避難に関わる最大の問題は、やはり”経済的補償”に尽きるようです。
だからこそ、山下氏も行政による避難措置として、(3月23日に公表された甲状腺等価線量予測結果を見て)
3月25日の長崎新聞にて、子どもや妊婦は避難させるべきと発言していたのでしょうが、
3月27日「県庁にて県や国の職員と今後の福島県内の放射線健康リスク管理対策および住民の不安解消対策について協議」
*県=福島県自体が20ミリを求めたという報道もあるように、
*国=日本政府は、移住させなくてもいいよう配慮してもらった3月21日のICRPの声明を受けた後で、
*山下氏=「子どもや妊婦を中心に避難させるべきだ」
という山下氏の発言報道を、県も国も、受け入れるつもりなどあったでしょうか。
結局のところ、「基準を作るのは、国の仕事」であり、「行政措置としての避難指示」など望めないことを知り、
経済的負担の大きい自主避難に関して、表立って、出来るならやった方が良いと言えず、
「精神的負担が大きい方々は、後悔しないように、自主避難を」というすすめ方しか出来なかったのではと思っております。
さらには、理論値の検証問題もありました。これについては、すでに以前の投稿で触れましたが、
「個人線量計の値と、空間線量による年間積算線量の予測値には10倍以上のギャップ」が、
3月15日前後に福島市にいた長崎大学スタッフの例より分かった後は、余計”自主避難”を積極的に勧める気持ちは無くなったことでしょう。
「参考までに」様、山下氏の件では、「新たな山下氏の一面を知る貴重な機会だ」とご理解いただき、本当に有り難く思っております。
(私自身、山下氏のことに、このスレッドで触れることは、結構勇気のいることでして・・・、ありがとうございます。。。)
「子どもを守りたい」という気持ちは、私も同じですので、どうか引き続き、今後とも宜しくお願いいたします。
引き続き、「参考までに」様が凄いまとめを投稿して下さっている内部被ばく問題他、皆様から寄せていただいている情報をもとに、少し投稿を続けさせていただきたいと思っております。
その上で、勇気を出して、山下氏の件も投稿させていただけたらと思っている次第です。
宜しくお願いいたします。 -
【2216186】 投稿者: アトム(続) (ID:doqYqSgogxc) 投稿日時:2011年 07月 26日 13:39
「参考までに」様ご紹介の内部被ばく調査に関して、やはり一番気になるのは、
やるのなら、何故、今回の原発事故による被ばくの大部分を占めた初期の10日間をターゲットに、
4月中の調査開始に踏み切れなかったのかということです。
(しかも放射性雲が発生したのは、3月15日ー16日、20日ー21日です。何故二本松市は3月12日をターゲットにするのでしょう。。)
食品の暫定規制値に関するブログ記事等でもご紹介したように、子どもの甲状腺被ばくが最も懸念される問題であり、
(「一歩」様、学校給食改善の為の提案書のご紹介有り難うございました!)
その内部被ばくの主なターゲットはヨウ素になるわけですが、
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生物学的半減期=乳児:11 日、5 歳児:23 日、成人:80 日
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900人の子どもに関しては3月末に行っており、
いわき市では4歳の子どもが35mSv,飯舘村・浪江町では、50mSvという甲状腺等価線量が検出されました。
(さらに逆算して15日からの累積被ばく量まで試算し、問題なしとしていますが、
もし上記値が逆算していない素の試算値だったとしたら、100mSvをギリギリ超えないなんて理由で問題なしになったのでしょうか。。。)
また、長崎大学から福島へ支援のため訪れたスタッフを中心とした内部被ばく調査結果に関して、
6月5日、広島市で開催された第52回原子爆弾後障害研究会で発表され、
福島滞在者の内部被曝、ヨウ素9割、セシウム2割弱だったことが判明しています。
(二本松市の6月下旬では、ヨウ素は検出されなかったようですが、初期なら9割の検出だったわけです。)
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福島第一原発事故後、被災地の支援などで3月11日から4月10日までの間に福島県に滞在した人の体内放射能を測定した結果、
放射性ヨウ素131が検出されたのは90.2%、放射性セシウム137の検出率は17.3%だったことを報告した。
中略ー
検出された体内放射能は、放射性ヨウ素131、放射性セシウム137のいずれも、発災直後の滞在者では高かったものの、時間を経るごとに低下した。
中略ー
対象としたのは、計173人で、男性156人、女性17人。平均年齢は42.2歳で、
福島県内の平均滞在日数は4.8日。滞在期間別に、下記の4群に分け、ホールボディーカウンター(全身測定装置)で体内放射能を測定、以下の結果を得た。
【測定対象者】
・ 1群:3月11日~18日(平均滞在日数4.3日、測定人数45人、県外からの原発近隣地域への出張者など)
・ 2群:3月14日~22日(平均滞在日数2.0日、測定人数66人、長崎大・長崎県内自治体からの派遣者など)
・ 3群:3月18日~31日(平均滞在日数5.8日、測定人数31人、長崎大・長崎県内自治体からの派遣者など)
・ 4群:3月22日~4月10日(平均滞在日数10.6日、測定人数31人、長崎大・長崎県内自治体および企業からの派遣者など、福島第一原発を含む)
【放射性ヨウ素131の検出率と体重当たりの体内放射能】
・ 1群84.4%(45人中、38人)、6.6Bq/kg(中央値3.1Bq/kg)
・ 2群98.5%(66人中、65人)、0.6Bq/kg(中央値0.2Bq/kg)
・ 3群83.9%(31人中、26人)、0.6Bq/kg(中央値0.6Bq/kg)
・ 4群87.11%(31人中、27人)、1.0Bq/kg(中央値0.6Bq/kg)
【放射性セシウム137の検出率と体重当たりの体内放射能】
・ 1群42.2%(45人中、19人)、14.6Bq/kg(中央値8.4Bq/kg)
・ 2群9.1%(66人中、6人)、1.5Bq/kg(中央値0.9Bq/kg)
・ 3群0.0%(31人中、0人)、0Bq/kg(中央値0Bq/kg)
・ 4群16.1%(31人中、5人)、2.5Bq/kg(中央値2.5Bq/kg)
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被験者は全員成人(平均年齢42.2歳)で、1群の3月11ー18日の群が圧倒的に多く被ばくしています。
1群と2群は、3月15−16日の放射性雲の被ばくが含まれていますが、滞在日数を見ると、4.3日と2.0日で、
1群と2群の誰が、放射性雲による被ばくをしたのか分からないグループ分けになっていますが、
いずれにせよ、15−16日の被ばく+滞在日数の長いスタッフが多く被ばくしたということのようです。
成人では問題なくとも、小児の甲状腺被ばくだったとしたら、どういう評価になったのでしょうか。
「参考までに」様ご紹介の日経新聞によれば、
>県による内部被曝検査は、ホールボディーカウンターで体内にある放射性物質の量を測定。
その量を原発事故の発生時にさかのぼって体内に取り込んだと仮定し、大人の場合は今後50年間、子どもの場合は70歳に達するまでの被曝線量を推計するとみられる。
というやり方では、6月末から7月に放射性ヨウ素が検出されなければ、3月にも取り込んでいなかったという仮定になってしまいます。
長崎大の調査では9割が取り込んでいたのにです。
さらに、「参考までに」様ご指摘のようにWBC(全身測定装置)については、
*バックグラウンドの遮蔽問題(甲状腺被ばく調査でも既に民主党内部から指摘されていたのは以前ご紹介したとおりです。)
*検出限界値の問題
*国立がんセンター嘉山孝正氏指摘のように、サイエンスとして提供できるレベルにあるのか疑問。。
内部被ばく評価は、本当に困難を極める問題となりそうです。
「毛髪検査」様ご紹介のように、また、以前に「参考までに」様もご指摘されていた”毛髪”の保存は、今後の科学の進歩を期待して、
特に留意すべきことなのかもしれません。(ただ、ヨウ素は、物理学的半減期・生物学的半減期合わせると、かなり評価は難しいでしょうが。。。)
「福島の子ども36万人甲状腺検査 」様
この長期的甲状腺検査は、いずれにせよ、特に福島の子供達にとっては、絶対必要な検査になると思われます。
山下氏によれば
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第一は、被曝線量をいかに正しく評価するか。
第二は、どの病気にターゲットを絞って検証するか。
中略ー
甲状腺がんは頻度が高い疾患。小児の白血病は10万人に1人程度の発症率ですから、それだけの母集団がないと分かりませんが、
甲状腺疾患は100人に一人。被曝線量が層別化できれば、甲状腺がんとの関係を把握しやすいでしょう。
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とのことで、甲状腺がんは”頻度の高い疾患”として、被ばく線量の層別毎の発症率が大事な問題になっていくでしょう。
被ばく線量の”正しい評価”については、
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行動調査を行い、「いつ、どこにいたか」を把握し、
「SPEEDI」(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)による環境中の外部線量を基に計算するやり方があります。
もう一つは、避難者を対象に1次スクリーニングしているわけですから、実際に測定したデータがある。
そうした方々の行動から、逆算して計算する。ただし、すべてこれらは推計値であり、時には相当の誤差が出ます。
これもチェルノブイリで経験していますが、線量の評価は何年もかかるのです。あくまで、シミュレーションなので。
中略ー
――今、ホールボディーカウンターで体内放射線量を測定して、分かることはあるのでしょうか。
直後に測定すればよかったのでしょう。しかし、もう3カ月経っていますから、放射性ヨウ素はゼロ。
セシウムが検出されるかどうかですが、バックグランドレベル、ほとんど無視できるレベルだと思います。
――ではその時の被曝レベルを推定する方法はないのでしょうか。
尿などを検査する方法はあります。ただし、まだ研究段階の手法ですが。
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結局、直後にやらなかったので、今や、何年もかけて、とにかく”推計値”を出すしか無くなってしまったわけです。
さらに、調査対象のなかのハイリスク集団として、
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甲状腺の被曝線量の高い人たちは限定されてくるわけです。
――水素爆発が起きた時に、原発の周囲にいた方々でしょうか。
そうです。なぜ国が「計画的避難区域」を設定したかがキーポイントです。
福島第一原発から半径20km圏内の人は、3月12、13日までに避難していますから、ほとんど被曝していません。
20kmから30kmの間にいた方々。これらの人に対する被曝線量の再評価は、重要です。
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つまり、15日の放射性雲発生時点で、20km以遠の屋内退避の方々、
さらには、現在計画的避難区域に指定され、15日当時は避難・退避指示のなかったホットスポットの地域の方々の再評価が「重要」な状況になってしまったということです。
「よもぎ」様ご紹介のSPEEDI結果、拝見いたしましたが、一切甲状腺等価線量は含まれておらず、初期からの累積被ばく線量そのものも非常に分かりづらい公開データになっています。
(キセノン133は含まれていましたが、何故核種毎のデータ公開にしないのでしょう。。)
相変わらず、情報公開のあり方について、あれだけ文科省ヒアリングで指摘されたのに、「分かりやすく」公開する気などないということなのでしょうか。。。
「 参考までにさま お探しの情報」様、本当に、有り難うございました!
白血病の労災認定は、5mSv・年以上が基準となっていますが、その4倍にあたる20mSv・年が子供達の上限値として通知されているのが現状です。
「放射線と白血病 」様、どれくらいの被ばくがあったのでしょうね。。。因果関係が認められた原発施設以外の半導体工場って、どんな工場だったのでしょう。。。
今の現状では、「内部被ばく」そのものの評価はすでに厳しい状況になっています。
結局、食品等のモニタリングを強化するしかないのでしょうが、
小佐古氏には、「秋の収穫期のスキャンダル」問題含め、是非、参考人として、守秘義務違反という脅しに屈することなく、しっかり公で話していただきたいものです。。。
また、小佐古氏の報告書要旨には、「甲状腺がん発症が予測される」ため、「福島および近県」での「疫学調査」「被ばく者手帳配布」「メンタルケア対応」が記載されていましたが、
福島県として、漸くその準備が整いつつあるということでしょうか。。。
できれば、そうなる前に、疎開・避難させてあげるべきだったのです。。。 -
【2216316】 投稿者: 参考までに (ID:.tP9lNbZkPQ) 投稿日時:2011年 07月 26日 16:19
取り急ぎ情報のみで失礼いたします。
生涯累積線量、百ミリ・シーベルト未満に…答申 (2011年7月26日12時49分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110726-OYT1T00608.htm
食品の放射性物質の影響について検討している内閣府食品安全委員会の作業部会は26日、「自然からの放射線量を除き、生涯に受ける累積線量は1人当たり100ミリ・シーベルト未満に抑えるべきだ」とする厚生労働省への答申案をまとめ、発表した。
子どもについては、甲状腺がんや白血病など、大人よりも影響を受けやすい可能性があることを指摘した。
同委員会は、国民に意見を求める「パブリックコメント」を実施したうえで、厚労省に答申する。同省は答申を基に、暫定的に設けられている食品衛生法上の規制値を見直し、正式な規制値を定める方針だが、「政府全体で生涯100ミリ・シーベルトという基準を内部被曝(ひばく)と外部被曝に振り分けるなどの作業が必要になる。すぐに食品の規制値見直しに取りかかるのは困難」としている。
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生涯100ミリシーベルト目安に 食品安全委が見解
(2011年7月26日)
http://www.kyodonews.jp/feature/news05/2011/07/post-2700.html
食品中の放射性物質が健康に与える影響について協議している食品安全委員会のワーキンググループ(WG)は26日、東京都内で会合を開き、「外部被ばくと内部被ばくを合わせた生涯の累積線量が100ミリシーベルトを超えると健康への悪影響があることを踏まえてリスク管理するべきだ」との見解をまとめた。
福島第1原発事故後に策定された食品の暫定基準値は、内部被ばくの線量を年間で一定の数値以下に抑えるよう算定されている。生涯の累積線量や外部被ばくは考慮されておらず、厚生労働省は食安委の答申を受けて見直しに向けた検討を始める方針。
ただ、放射性セシウムやヨウ素など個別の放射性物質を体内に取り込んでも健康に影響が出ない限度は「データがない」として示さず、食品や放射性物質ごとに定めた現在の暫定基準値が妥当かどうかも判断しなかった。生涯の累積線量などを基準値にどう反映させるかは難しい面もあり、見直しの行方は不透明だ。
WGはこれまで、被ばくが健康に与える影響を調べた国内外の研究を収集、分析。広島・長崎の被爆者を対象とした研究で、100ミリシーベルトを超えるとがんのリスクが高まることを確認した。
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生涯累積線量:食品安全委「100ミリシーベルト」答申へ
毎日新聞 2011年7月26日 11時37分(最終更新 7月26日 11時52分)
http://mainichi.jp/life/health/medical/news/20110726k0000e040042000c.html
食品を通じた放射性物質の健康影響を評価していた食品安全委員会(小泉直子委員長)は26日、作業部会を開き、内部被ばくと外部被ばくを合わせ、生涯にわたる累積線量の限度を100ミリシーベルトとすることで取りまとめた。同日中にも検討結果を厚生労働省に答申していく。厚労省は暫定規制値の見直しを検討するが、規制値の引き下げが議論になる可能性がある。
作業部会はこれまで、広島・長崎の被爆者疫学データなどを検討し、成人については「100ミリシーベルトを超えるとがんのリスク増加など健康影響が明確」と判断した。また、「大人より感受性の強い子供にも留意する必要がある」とし、子供の健康に配慮した規制値の必要性も示した。
生涯100ミリシーベルトは、人生を80年とすると年間1.25ミリシーベルトとなる。日本人は宇宙や大地、食べ物から年約1.5ミリシーベルトの自然放射線量を浴びており、同程度の被ばくなら、健康への影響は生じないだろうとの考え方だ。
食品安全委員会は3月29日に緊急とりまとめとして、「放射性セシウムは年5ミリシーベルト以下、放射性ヨウ素は甲状腺の線量で年50ミリシーベルト以下」との数値を答申していた。いずれも1.25ミリシーベルトより高く、厚労省が今後設定する規制値は厳しくなる可能性があるが、生涯累積線量を規制値にどう反映するかは不透明だ。
一方、食品安全委は100ミリシーベルト以下なら確実に安全という根拠は見いだせていない。また、食品を通じてセシウムやストロンチウムなどを体に取り込んだ場合の影響は評価するデータがなく、毒性が強いウランを除き、放射性物質ごとに上限値を決めることはできなかった。
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「生涯被ばく100ミリシーベルト」案のウラ 2011年7月26日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2011072602000049.html
「生涯の被ばく量の上限は一〇〇ミリシーベルト」-。内閣府食品安全委員会の作業グループが検討する放射線が人体に与える影響の基準づくり案に異論が出ている。現在の食品の規制値は原発事故時の防災指針を流用した「暫定値」だ。内部被ばくが心配されるなか、厳しさが求められるはずなのに、緩い規制値を許容することになりかねない。汚染食品との「共生」時代に入ったとはいえ、健康を守る基準や方策はどうあるべきか。 (篠ケ瀬祐司、出田阿生)
※続きは有料会員用でした。 -
【2216330】 投稿者: 参考までに (ID:.tP9lNbZkPQ) 投稿日時:2011年 07月 26日 16:44
東京新聞の記事はこちらで読めました。
【7/26東京新聞こちら特報部1/2】
「生涯被ばく100ミリシーベルト」案のウラ 食品規制値保つ狙い? 長い時間軸で安心装う
heiheihei.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/72612-86c5.html
【7/26東京新聞こちら特報部2/2】
国は汚染測定、公開を 「今の値、高すぎる。引き下げよ」 市民ネットワークで自衛も必要
http://heiheihei.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/72622-a7b4.html
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