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【2147325】(続)子供の年間放射線許容量は、いまだ20ミリシーベルト!

投稿者: アトム   (ID:LCMTjPwTTls) 投稿日時:2011年 05月 30日 13:39

「子供の年間放射線許容量が20ミリシーベルト???」というスレッドで、情報・意見交換をするなかで、
“子どもを守りたい親として、今何をすべきか”多くの方々と共に考え、見えてきたものが多くありました。
(スレッドに集まった有益な情報・意見などをまとめたブログも、参加して下さった方のご厚意により始まりました!:http://takopunch.blog27.f c 2.com/:間をつめて下さい)
是非、さらに多くの皆様の御意見・御協力をいただきたく、新スレッドに移行しております。
どうか宜しくお願いいたします。

4月19日の文部科学省からの通知により始まった、「子供の年間放射線許容量が20ミリシーベルト」問題に関連して、4月29日、原子力災害対策における全ての関係機関の活動を把握し、提言する立場にあった内閣官房参与・小佐古東大大学院教授が、抗議の辞任をされました。
その際、小佐古教授は、その辞意表明文書を通して、私達に重大なメッセージ(参照:http://takopunch.blog27.f c 2.com/b l o g-entry-56.html :間をつめて下さい。)を伝えられていました。
それは、今現在、“関東・東北全域の子ども達”が、“過去の重大な被ばくの事実”を知らされることもなく、さらなる被ばくに晒され続けているという現実でした。

5月27日、文部科学省は、“学校で子ども達が受ける放射線量”について「当面、年間1ミリシーベルト以下を目指す。」と目標を示しました。福島のみならず、国内外から批判の声が上がったことが背景にあったと思われます。
(参照:http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1306590.htm)
しかし、これはあくまでも目標値であって、高木大臣が「これまで申し上げたことの、より安心感を持っていただくための措置」と述べたように、今年度という曖昧な表現のもと、当初の予定どおり、夏期休業終了まで最大20ミリシーベルトまでという基準値は撤回しないという、“これまで申し上げたこと”に変更はない立場を固持したものです。

小佐古教授が、”未公開の被ばくの事実”を踏まえて、「基準値を年間1ミリシーベルトにすべき」と提言されたのは4月からの基準としてであり、文科省の予定している夏期休業終了の基準見直し時期など遅すぎることを前提にした提言であったことは明らかです。

今や、福島では、政府・専門家が”直ちに健康に影響ありません。安心して下さい。”と言い続けてきた“低線量放射線被ばく”を対象とした長期的疫学調査を行う方針が固まっています。
その疫学調査メンバーでもある、長崎大学大学院・山下教授は、“政府は責任をとれない。命の選択は個人の選択。今は放射能との静かな戦争だ。”と発言されました。
この“放射能との静かな戦争”において、政府を初めとする行政機関は、日本の未来を支える子ども達を全力で守ってくれるどころか、責任すら取ろうとしない現実が、日々報道され続けています。

今や、子どもを守れるのは、私達「親」しかいないと感じるほどの現実が目の前にあります。

どうか、皆様、一緒に声を上げ、「子どもを守る」「日本の未来を守る」ために、立ち上がってはいただけないでしょうか。
関東・東北の子ども達は、収束の見えない原発により、長期にわたる被ばくリスクに晒されています。特に、福島の子ども達にとって、夏期休業終了まで、基準値見直しを待っていられるような被ばく状況ではないことは、小佐古教授の涙、そして辞意表明文書に書かれた“未公開の過去の被ばくの事実”からも明らかです。

皆様と一緒に上げる声こそが、この“放射能との静かな戦争”において、「子供を守る」最大の力となるはずです。
以下に、議論の対象となり得る問題点も挙げてみました。
皆様、御意見・御協力の程、どうか、宜しくお願いいたします。

* 年間20ミリシーベルトまでという基準値設定の意味と問題
* 集団疎開の必要性・可能性
* 避難を躊躇させている原発震災の被害者の方々の補償問題
* 食品の暫定的基準値および給食問題
* 政府・行政機関・専門家による放射能における啓蒙活動の問題点
* 国民を被ばくに晒してきた政府・行政機関の責任の所在問題

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  1. 【2218730】 投稿者: 参考までに  (ID:.tP9lNbZkPQ) 投稿日時:2011年 07月 28日 15:37

    3連投になり申し訳ありません。

    つぶやきを1つ見落としてましたので追記します。

    9.厚労委、参考人質疑、最も熱弁をふるったのは東大アイソトープ総合センター長の児玉龍彦氏だった。3月15日に東海村で10μsv/hを計測、驚愕した。高線量の放射線源をどう扱うかではなく、膨大な量が200キロ圏に薄く広く散らばっているのをどうするかだ。既存の法令はなきに等しいと。

  2. 【2218792】 投稿者: 児玉龍彦参考人怒りの熱弁  (ID:fQslcU5EwrQ) 投稿日時:2011年 07月 28日 16:24

    参考までにさま

    <11.7.27 衆議院厚生労働委員会より 児玉龍彦参考人怒りの熱弁>
    http://www.nicovideo.jp/watch/sm15140556

    ご紹介ありがとうございました!!!拡散します!!!
    あまりに真っ当な事を、真っ当な感情を込めて言ってくださっていて、事故以来、初めて納得できる専門家の発言を見たような気がします。早口ですが、まとまっているので本当によくわかります。これまで発言の機会をいただけなかったのでしょう。
    プルトニウムを飲んでも大丈夫なんて馬鹿発言を、真っ向からアホだ!と。政府がやってることは「法律違反」とも言い切ってくれました。具体策も出し、民間の力も結集して動け!というのも。素晴らしい!!今中さんの動画も探さねば。

    また同時におさらいのつもりで、事故直後のラジオを再度聴いてみました。
    http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/28/radiocafe-mar-14/
    今聴くと、本当にまともな予測がされていることもわかります。

    反原発の小出先生をガス抜きのように呼んだものの、実際に大きく方針は変わりませんでしたが、今回はある程度、政府に近い組織という点からも少しは参考にするつもりがあって呼んだものと期待したいです。本当に遅いけど、今からでも方針転換してほしいです。
    これを報道しないマスコミも本当に反省してほしいです。

  3. 【2218952】 投稿者: うん  (ID:gfMSFrLYiYU) 投稿日時:2011年 07月 28日 19:52

    >これを報道しないマスコミも本当に反省してほしいです。



    そうだそうだ~!

  4. 【2219327】 投稿者: アトム(純粋な心)  (ID:gJABbpY1M1g) 投稿日時:2011年 07月 29日 05:49

    皆様、引き続き、有益な情報等、有り難うございます。

    「参考までに」様、WHOの件、調べて下さって本当に有り難うございます。
    (いつも、何だか頼りにしてしまっております。。。。)
    「一歩」様のSPEEDIの公表の内容、一時間毎の積算示しただけで、トータルの積算量など到底考える気になれない公表の仕方でしたね。。。
    いつになったらヒアリングで指摘されたような「正しい情報の公開」をする気になってくれるのでしょうか。

    「参考までに」様ご紹介の27日の衆議院厚生労働委員会での児玉先生の発言内容、
    本当に、これこそ「有益かつ実践的」提言であったと思います。

    児玉先生は、【2174796】 投稿者: アトム(確認) にて、ご紹介した
    長瀧氏インタビュー記事(医歯薬出版) の著者だった方で、
    ”普通で起こりえない「肺転移を伴った甲状腺癌が小児に次から次とみられた」”記事として紹介しておりましたが、
    以下のような、重要なメッセージも含まれています。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    「統計より症例報告」 という法則が重要である.
    多数例の軽微な変化より, 極端なしかし端的な特徴をもつ少数例を現場でつかむことが,
    同時代の患者のために役立つ情報をもたらす可能性が強い.
    エビデンスがないということは,証明不能を語るだけで,因果関係の否定ではない.
    エビデンスを確立するには多数例の長い時間が必要であるため,
    短期においてはある地域に従来みられない特殊な患者が現れた時に即時に対応することが重要である,
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    (上記投稿内で紹介したサイトはアクセス不可になってしまっていたので、慌てて探しましたら、
    http://kodomo-kenkou.com/shinsai/default/file_download/409
    に、ダウンロードしたものが公開されていました。ご参照ください。)


    7月1日:朝日新聞では、「測定と除染を急げ/児玉龍彦東大教授に聞く」にて、すでに、今回の発言に繋がる内容に触れられていました。
    http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000001107010005
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    高濃度の場所は、県全体でも自治体の中でも、個々の校内でも存在する。
    中略ー
    除染に関する現行の法体系は、少量の高い放射性物質が前提で、今回の実情と合っていない。
    国の各種指針は専門的な知見を十分に反映しておらず、低い線量の放射性物質の膨大な飛散への対策は、
    国任せにしてはおけない状況だ。子孫への責務を果たすためにも、関係者が総力をあげる必要がある。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    上記メッセージの詳細な根拠等、今回の衆議院にて発言されておられますので、
    すでに聞きおこしをして下さった方がいて、ブログにアップされていたので、それを参照に見てみたいと思います。
    http://kiikochan.b●log136.f●c2.com/?no=626 (●除いて下さい。)
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    3月15日に、ここの図にちょっと書いてあるんですが
    我々最初に午前9時ごろ東海村で5μシーベルトという線量を経験しまして
    それを第10条通報という文科省に直ちに通報いたしました
    その後東京で0,5μシーベルトを超える線量が検出されました
    これは一過性に下がりまして
    次は3月22日に東京で雨が降り、0,2μシーベルト等の線量が降下し
    これが今日に至るまで高い線量の原因になっていると思っています
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    15日の放射性雲は希ガスメイン、21日の放射性雲は希ガス以上にヨウ素・セシウムがメインでした。
    よって、雨によって降下したセシウムが原因で、長期的に一定の線量が維持されてしまっています。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    それでこの時に枝野官房長官が
    「さしあたって健康に問題はない」という事をおっしゃいましたが
    私はその時に実際はこれは大変な事になると思いました
    何故かというと現行の放射線の障害防止法というのは
    高い線量の放射線物質が少しあるものを処理することを前提にしています

    この時は総量はあまり問題ではなくて、個々の濃度が問題になります
    ところが今回の福島原発の事故というのは
    100キロメートル圏で5μシーベルト
    200キロメートル圏で0,5μシーベルト
    さらにそれを超えて足柄から静岡のお茶にまで及んでいる事は、今日みなさん全てがご存じのとおりであります

    我々が放射線障害を診る時には、総量をみます
    それでは東京電力と政府は一体今回の福島原発の総量がどれくらいであるか
    はっきりした報告は全くされておりません
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    今回の発表の最も重要なメッセージだと思います。
    放射線管理区域との比較を聞かれた高木大臣の見解?、旧スレッドでも紹介しましたが、
    (【2143408】 投稿者: アトム(続) )
    「放射線源と隣り合わせのものと比べられない」などと、上記の児玉先生の訴える意味が全く分かっていないのです。
    つまりは、「比べられない」ほど、「個々の濃度」ではなく「総量」が問題になるほどの大事故だったということなのです。
    その放出量については、すでにスレッドでご紹介ありましたが、原子力安全・保安院による試算値では、
    キセノン133=1100京ベクレル、ヨウ素131=16京ベクレル、セシウム134=1.8京ベクレル、セシウム137=1.5京ベクレル
    一方、UNSCEARによるチェルノブイリの試算値は、
    キセノン133=650京ベクレル、ヨウ素131=176京ベクレル、セシウム134=4.7京ベクレル、セシウム137=8.5京ベクレル
    ヨウ素なら、チェルノブイリの10分の1ですが、希ガスは2倍です。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    そこで私どもはアイソトープセンターのいろいろな知識を基に計算してみますと
    まず、熱量からの計算では広島原爆の29,6個分に相当するものが漏出しております
    ウラン換算では20個分の物が漏出していると換算されます

    さらに恐るべきことにはこれまでの治験で
    原爆による放射線の残存量と原発から放出されたものの放射線の残存量は
    一年に至って原爆が1000分の一程度に低下するのに対して
    原発からの放射線汚染物は10分の一程度にしかならない

    つまり、今回の福島原発の問題はチェルノブイリと同様
    原爆数10個分に相当する量と原爆汚染よりもずっと多量の残存物を放出したという事が
    まず考える前提になります

    そうしますと、我々システム生物学というシステム論的にものを見るやり方でやっているんですが
    現行の総量が少ない場合にはある人にかかる濃度だけを見ればいいのです
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    が、今回は、総量を見る必要があるほど、大量の放射性物質放出および残存物があるということ。

    続いて、南相馬市の初期の窮状、そして、農家の方々の真摯な対応(飼料を海外産に、水も自分達と同じ地下水へ)
    があったにも関わらず、現場を知らない国の無責任な通知一枚送っただけの措置により、
    そうした窮状にありながら真摯な努力をされた農家の方々の思いを無にするような汚染牛問題が起こったことを指摘され、
    「現場」のみならず、「現代の科学」を知る立場から、非常に実践的な提言をされました。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    何をやらなければいけないかというと
    まず、汚染地で徹底した測定が出来るようにするという事を保証しなくてはいけません
    中略ー
    そして先程から食品検査と言われていますがゲルマニウムカウンターというものではなしに
    今日ではもっと、イメージングベースの測定器というのが遥かに沢山、半導体で開発されています
    何故政府はそれを全面的に応用してやろうとして全国に作るためにお金を使わないのか
    3か月経ってそのような事が全く行われていない事に私は満身の怒りを表明します
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    イメージングペースの測定器ーこれがどういうものか私も知らないのですが、
    それこそ経産省等が中心になって、3ヶ月以上経て、満身の怒りとともに指摘される前に、どうして動いてくれなかったのか。。。

    そして、問題の内部被ばく・・・
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    そこで内部被曝がどのように起きるかという問題を説明させていただきます
    中略
    (非常にわかりやすい説明でした、二本鎖では安定しているが増殖時の一本鎖になったときが最も弱いので、
    成長期・発達期にある胎児・子どもおよび増殖の活発な組織=毛髪・造血組織・腸管などの上皮が問題になるということ。)
    中略
    まず一番有名なのはα―線です
    α―線はもっとも危険な物質であります
    トロトラスト肝障害というので私ども肝臓医はすごくよく知っております
    ようするに内部被曝というのは先程から一般的に何ミリシーベルトという形で言われていますが
    そういうものは全く意味がありません

    I131は甲状腺に集まります
    トロトラストは肝臓に集まります
    セシウムは尿管上皮、膀胱に集まります
    これらの体内の集積点をみなければ全身をいくらホールボディースキャンやっても全く意味がありません
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    その通りです。組織毎の集積点、これを知らない限り、真の意味でのリスク評価にはならないわけです。
    幸い甲状腺は皮膚直下にある組織なので、どうにか測定器を当てて測ることができます。(ガンマ線がターゲットですが)
    その方法で3月末の甲状腺被ばく調査は行われましたが、避難所で行ったため、高いバックグラウンドが問題となり、
    専門家のみならず民主党内からも問題が指摘されていました。
    甲状腺以外は、肝臓は非常に大きな組織ですし、問題のα線などWBCでは測定できない核種です。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    トロトラストというのは造影剤でして
    1890年からドイツで用いられ1930年ごろからは日本でも用いられましたが
    その後20~30年経つと肝臓がんが25%から30%に起こるという事がわかってまいりました

    最初のが出てくるまで20年というのは何故かというと
    最初にこのトロトラスト、α―線核種なんですがα―線は近隣の細胞を傷害します
    その時に一番やられるのはP53という遺伝子です
    我々は今ゲノム科学というので、人の遺伝子、全部配列を知っていますが
    一人の人間と別の人間は大体300万箇所違います
    ですから人間同じとしてやるような処理は今日では全く意味がありません
    いわゆるパーソナルライフメディスンというやり方で
    放射線の内部障害をみる時もどの遺伝子がやられて、どういう風な変化が起こっているか
    という事をみるということが原則的な考え方として大事です

    トロトラストの場合は第一段階ではP53の遺伝子がやられて
    それに次ぐ第二第三の変異が起こるのが20~30年後かかり
    そこで肝臓がんや白血病が起こってくるという事が証明されております
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ワンヒットだけでなく、それに続く第二・第三のヒットがあって、初めて発がんに至るため、
    20年という月日が必要だっただけでなく、
    ゲノム科学において判明している個々の遺伝子配列の違いが300万箇所存在するならば、
    そのワンヒットから第二ー第三へのヒットへの有り様が、人間同じとして処理できるわけもないということ。

    いよいよ、子どもに関わる甲状腺被ばく問題・・・
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    次にヨウ素131
    これヨウ素はみなさんご存じのとおり甲状腺に集まりますが
    甲状腺への集積は成長期の甲状腺形成期が最も特徴的であり小児におこります

    しかしながら1991年に最初ウクライナの学者が「甲状腺がんが多発している」というときに
    日本やアメリカの研究者はネイチャーに「これは因果関係が分からない」ということを投稿しております
    何故そんな事を言ったかというと1986年以前のデータがないから
    統計学的に有意だという事を言えないということです

    しかし、統計学的に優位だという事がわかったのは
    先程も長瀧先生からお話しがありましたが20年後です
    20年後に何がわかったかというと86年から起こったピークが消えたために
    これは過去のデータが無くても因果関係があるという事がエビデンス(evidence 証拠・根拠)になった
    ですから、疫学的証明というのは非常に難しくて全部の事例が終わるまで大体証明できないです

    ですから今 我々に求められている「子どもを守る」という観点からは
    全く違った方法が求められます
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    歴史的に、以前スレッドでもご紹介したように、そもそも甲状腺被ばくによる甲状腺がんは、
    外部被ばくとして知られていた背景がありました。
    ”統計学的に有意”かどうかに拘るのでなく、子どもを守るためには、
    上記インタビュー記事にあるように、「統計より症例報告」 という法則が重要ということなのです。

    「東京新聞7/28 」様ご紹介の、山下氏の「セシウムは危険の証拠ない」というのも、
    結局は、「統計学的に有意」かどうかに拘った国際的機関における見解を述べているに過ぎません。
    食品安全委員会でも「チェルノブイリ膀胱炎」くらいしかセシウムの影響として挙げられていなかったこと、
    スレッドでもご紹介しましたが、この膀胱炎の「統計より症例報告」という法則で、児玉先生は、
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    その症例報告の一例として、そこで今行われているのは
    ここには国立のバイオアッセイ研究センターという化学物質の効果をみる福島昭治先生という方が
    ずっとチェルノブイリの尿路系に集まる物を検討されていまして
    福島先生たちがウクライナの医師と相談、集めて
    500例以上の、前立腺肥大の時に手術をしますと、膀胱もとれてきます
    これをみまして検索したところ高濃度汚染地区、尿中に6ベクレル/ℓという微量ですが
    その地域ではP53の変異が非常に増えていてしかも、増殖性のぜん癌状態
    我々からみますとP38というMAPキナーゼとNF-κB(エヌエフ・カッパー・ビー)という
    シグナルが活性化されているんですが
    それによる増殖性の膀胱炎というのが必発でありまして
    かなりの率に上皮内のがんができているという事が報告されております

    それで、この量に愕然といたしましたのは
    福島の母親の母乳から2~13ベクレル
    7名で検出されているという事が既に報告されている事であります
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    つまり、チェルノブイリ膀胱炎は、ただの膀胱炎ではなく、増殖性の前癌状態ー膀胱炎上皮内の癌の状態が、
    尿中6ベクレル/ℓという微量の症例で非常に増えていること、
    そして、この尿中のセシウムの濃度が、福島の御母様方の母乳のセシウム濃度と同じレベルにあることから、
    チェルノブイリの小児甲状腺のように、20年待って「統計学的に有意」かどうかに拘っている場合ではない、
    緊急に対応すべき状況にあることを、「統計より症例報告」という法則に則って訴えられているのです。

    ETV特集「放射能汚染地図」でも取り上げられたように、ホットスポットは、
    あらゆる地域にミニホットスポットとして存在する可能性があります。その点について、
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    南相馬でも起こっている事は全くそうでして
    20K30Kという分け方が全然意味がなくて
    その幼稚園ごとに細かく測っていかないと 全然ダメです
    それで現在20Kから30K圏にバスをたてて1700人の子どもが行っていますが
    実際には避難
    その、南相馬で中心地区は海側で学校の7割で比較的線量は低いです
    ところが30キロ地点の飯館村に近い方の学校にスクールバスで毎日100万円かけて
    子どもが強制的に移動させられています
    このような事態は一刻も早く辞めさせてください
    いま、その一番の障害になっているのは、強制避難でないと保証しない
    参議院のこの前の委員会で当時の東電の清水社長と海江田経済産業大臣がそういう答弁を行っていますが
    これは分けて下さい
    保障問題とこの線引きの問題と子どもの問題は直ちに分けて下さい
    子どもを守るために全力を尽くすことをぜひお願いします
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    避難といいながら、その実、線量の高い地域へ避難させられているという、無知による無駄な出費はまかりとおる一方、
    補償問題という最も重要かつ必要な出費は、線引き問題において蔑ろにされているという、
    「保障問題とこの線引きの問題と子どもの問題は直ちに分けて下さい」という叫びに近い訴え、
    本当に、行政側には、心底理解してもらいたい問題です。
    「子どもを守るために全力を尽くすことをぜひお願いします」という言葉・・・・
    ”無知”による無駄は、能力の問題に関わることゆえ、100歩譲って、ある意味しょうがなかったかもしれないが、
    せめて全力を尽くす誠意くらい見せてくれという、児玉先生の心の叫びに聞こえたのは私だけでしょうか。。。。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    それからもう一つは
    現地でやっていますと除染というものの緊急避難的除染と公共的除染をはっきり分けて考えていただきたい
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    (すみません・・・聞きおこしでは、「公共的」と書かれていますが、私は「恒久的」だと思っていました。。。
    どちらが本当なのでしょうね。)
    いずれにせよ、緊急避難的除染としての、子供達の遊び場等の、高圧洗浄機などを使った処置など紹介されていましたが、
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    だけれども、
    0,5μシーベルト以下にするのは非常に難しいです

    それは、建物すべて、樹木すべて、地域すべてが汚染されていますと
    空間線量として1か所だけ洗っても全体をやる事は非常に難しいです
    ですから、除染を本当にやるという時に
    いったいどれだけの問題がありどれ位のコストがかかるかという事を、イタイイタイ病の一例で挙げますと
    カドミウム汚染地域、だいたい3000ヘクタールなんですが
    そのうち1500ヘクタールまで現在除染の国費が8000億円投入されております
    もし、この1000倍という事になれば、いったいどのくらいの国費の投入が必要になるのか
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    結局、「恒久的」除染を考えたとき、相当の国費投入を覚悟しなくてはならないということ。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ですから私は4つの事を緊急に提案したいと思います
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    その4つの緊急提案とは、
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    第1に
    国策として、食品、土壌、水を、日本が持っている最新鋭のイメージングなどを用いた機器を用いて
    もう、半導体のイメージかは簡単です
    イメージ化にして流れ作業にしてシャットしていってやるということの最新鋭の機器を投入して
    抜本的に改善して下さい これは今の日本の科学技術力で全く可能です
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    是非、経産省等、関係省庁に迅速に対応していただきたいものです。
    イメージング機器の応用の可能性、実際経産省等に伺ってみようかと思います。
    (もし、どなたか、ご存知の方、いらしたら、是非教えて下さい。)

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    2番目
    緊急に子どもの被ばくを減少させるために新しい法律を制定して下さい
    私のやっている、現在やっているのはすべて法律違反です
    現在の障害防止法では各施設で扱える放射線量、核種等は決められています
    東大の27のいろんなセンターを動員して現在南相馬の支援を行っていますが
    多くの施設はセシウムの使用権限など得ておりません 車で運搬するのも違反です
    しかしながら、お母さんや先生方に高線量の物を渡してくる訳にもいきませんから
    今の東大の除染ではすべてのものをドラム缶に詰めて東京に持って帰ってきております
    受け入れも法律違反 全て法律違反です

    このような状態を放置しているのは国会の責任であります
    全国には例えば国立大学のアイソトープセンターは
    ゲルマニウムをはじめ最新鋭の機種を持っているところは沢山あります
    そういうところが手足を縛られたままでどうやって国民の総力を挙げて子どもが守れるのでしょうか
    これは国会の完全なる怠慢であります
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    校庭の土壌入れ替えをみても、除いた土の処理についても、どれほど怠慢な対応が国によってなされてきたか。。
    費用は負担すると、文科省は表明しましたが、土はどうなったでしょうか?

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    第3番目
    国策として土壌汚染を除染する技術を民間の力を結集して下さい
    これは、たとえば東レだとかクリタだとかさまざまな化学メーカー
    千代田テクノとかアトックスというような放射線除去メーカー
    それから竹中工務店とか様々なところは、放射線の除染などに対してさまざまなノウハウを持っています
    こういうものを結集して現地に直ちに除染研究センターを作って
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    そういう民間技術があること、当然国は把握しているはずです。
    一体、行政機関は、何をやっているのでしょう。
    東大の一教授に指摘されるまでもなく、何故動こうとしないのか・・・。

    結局のところ、
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    実際に何10兆円という金額がかかるのを
    いまだと利権がらみの公共事業になりかねない危惧を私はすごく持っております
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    と指摘されるような、利権絡みの政争によって、本質的対策が蔑ろにされてしまっているのでしょうか。

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    国の財政事情を考えたらそんな余裕は一瞬もありません
    どうやって除染を本当にやるか
    7万人の人が自宅を離れてさまよっている時に 国会は一体何をやっているのですか

    以上です
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    この最後の叫び、全身から心から叫んでおられました。
    「7万人の人が自宅を離れてさまよっている時」・・・
    この事実、官邸は、官僚は、国会議員は、
    そして国会優等生のような何度も聞いたことのあるような話をする参考人の専門家の方々は、本当に理解出来ているのでしょうか。

    民主党議員 京野きみこ氏が、7月7日に開かれた「こどもたちの遊び場が危ないっ!」という講演での、
    児玉先生が紹介された言葉を取り上げていました。
    http://yap●log.jp/galinaisno1/archive/1466 (●除いて下さい)
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    猿橋勝子博士の言葉をあげて、さらに言葉に詰まった。
    「世の中を変える研究というものは、純粋な心からうまれるものなのです。」
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    今の日本の子供たちを守るため、日本の未来を守るために、
    「世の中を変える政策というものは、純粋な心からうまれるものなのです。」
    日本の行政に関わる方々、その行政に影響を与えている方々に、届いているでしょうか。。。。
    (「こういうのを相手にするのか」様ご紹介のような”お役人”の方にも、届いているでしょうか。。。。)

  5. 【2219371】 投稿者: イメージング機器  (ID:fQslcU5EwrQ) 投稿日時:2011年 07月 29日 08:03

    児玉氏の言うものが何を指しているかはわかりませんが、日本の最先端技術というなら、
    キャノンとかがやってる「流れ作業で画像解析を可能にする=イメージング機器」のことかな?
    (医療系の知識はありません。Canon展示会で聞いたことからの想像です)

    http://www.nedo.go.jp/content/100079490[削除しました]
    http://okayama-u.net/medic/icont/materials/link/h19_3_tokyo[削除しました]

    眼底検査や生活習慣病、脳の表面など、検査内容を画像化するというもので
    これを農畜産物や土壌、水質チェック用にも改造できないか?と言ってるのか、
    内部被ばくの検査に使えないか?と言ってるのかはわかりませんが、色々と使えるような気はする。

  6. 【2219398】 投稿者: ふう  (ID:a2slThy6qMk) 投稿日時:2011年 07月 29日 08:44

    RIイメージングなら、富士フィルムの技術じゃないかな。

  7. 【2219487】 投稿者: イメージング機器  (ID:fQslcU5EwrQ) 投稿日時:2011年 07月 29日 10:32

    削除されている所
    http://www.nedo.go.jp/content/100079490(ドット ピーディーエフ)です。
    この資料の6ページから児玉龍彦教授が出てますし、
    続けて島津製作所の悪性腫瘍治療支援分子イメージング機器開発プロジェクトが
    出ているので、これのことかと。

    ふうさま
    メーカーとしては富士フイルムなどが既にやってるのですね。当方は展示会で今後の技術として
    このようなこともという感じで聞いたので、キャノンがどこまでできているかは定かではないです。

  8. 【2219549】 投稿者: NHKの報道  (ID:fQslcU5EwrQ) 投稿日時:2011年 07月 29日 11:40

    <11.7.27 衆議院厚生労働委員会より 児玉龍彦参考人怒りの熱弁>
    http://www.nicovideo.jp/watch/sm15140556  

    が行われた衆議院厚生労働委員会では、その他の参考人の話もあった。その詳細も知りたい所。
    日本学術会議副会長の唐木英明氏は、肉牛から国の暫定基準値を超える放射性セシウムが相次いで検出された問題に関連し、強度汚染地域のマヤークのテチャ川の魚と同程度の日本の基準が『安全と危険の境目よりもずっと厳しい』という。

    とりあえずNHKが報道したのは以下の通り。
    放射線の影響巡り参考人質疑
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110727/t10014486711000.html

    このほか、テレビ、新聞など大手マスコミの中でこれをどう扱うか、または扱わないかなど、注意していく。

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