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【2147325】(続)子供の年間放射線許容量は、いまだ20ミリシーベルト!

投稿者: アトム   (ID:LCMTjPwTTls) 投稿日時:2011年 05月 30日 13:39

「子供の年間放射線許容量が20ミリシーベルト???」というスレッドで、情報・意見交換をするなかで、
“子どもを守りたい親として、今何をすべきか”多くの方々と共に考え、見えてきたものが多くありました。
(スレッドに集まった有益な情報・意見などをまとめたブログも、参加して下さった方のご厚意により始まりました!:http://takopunch.blog27.f c 2.com/:間をつめて下さい)
是非、さらに多くの皆様の御意見・御協力をいただきたく、新スレッドに移行しております。
どうか宜しくお願いいたします。

4月19日の文部科学省からの通知により始まった、「子供の年間放射線許容量が20ミリシーベルト」問題に関連して、4月29日、原子力災害対策における全ての関係機関の活動を把握し、提言する立場にあった内閣官房参与・小佐古東大大学院教授が、抗議の辞任をされました。
その際、小佐古教授は、その辞意表明文書を通して、私達に重大なメッセージ(参照:http://takopunch.blog27.f c 2.com/b l o g-entry-56.html :間をつめて下さい。)を伝えられていました。
それは、今現在、“関東・東北全域の子ども達”が、“過去の重大な被ばくの事実”を知らされることもなく、さらなる被ばくに晒され続けているという現実でした。

5月27日、文部科学省は、“学校で子ども達が受ける放射線量”について「当面、年間1ミリシーベルト以下を目指す。」と目標を示しました。福島のみならず、国内外から批判の声が上がったことが背景にあったと思われます。
(参照:http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1306590.htm)
しかし、これはあくまでも目標値であって、高木大臣が「これまで申し上げたことの、より安心感を持っていただくための措置」と述べたように、今年度という曖昧な表現のもと、当初の予定どおり、夏期休業終了まで最大20ミリシーベルトまでという基準値は撤回しないという、“これまで申し上げたこと”に変更はない立場を固持したものです。

小佐古教授が、”未公開の被ばくの事実”を踏まえて、「基準値を年間1ミリシーベルトにすべき」と提言されたのは4月からの基準としてであり、文科省の予定している夏期休業終了の基準見直し時期など遅すぎることを前提にした提言であったことは明らかです。

今や、福島では、政府・専門家が”直ちに健康に影響ありません。安心して下さい。”と言い続けてきた“低線量放射線被ばく”を対象とした長期的疫学調査を行う方針が固まっています。
その疫学調査メンバーでもある、長崎大学大学院・山下教授は、“政府は責任をとれない。命の選択は個人の選択。今は放射能との静かな戦争だ。”と発言されました。
この“放射能との静かな戦争”において、政府を初めとする行政機関は、日本の未来を支える子ども達を全力で守ってくれるどころか、責任すら取ろうとしない現実が、日々報道され続けています。

今や、子どもを守れるのは、私達「親」しかいないと感じるほどの現実が目の前にあります。

どうか、皆様、一緒に声を上げ、「子どもを守る」「日本の未来を守る」ために、立ち上がってはいただけないでしょうか。
関東・東北の子ども達は、収束の見えない原発により、長期にわたる被ばくリスクに晒されています。特に、福島の子ども達にとって、夏期休業終了まで、基準値見直しを待っていられるような被ばく状況ではないことは、小佐古教授の涙、そして辞意表明文書に書かれた“未公開の過去の被ばくの事実”からも明らかです。

皆様と一緒に上げる声こそが、この“放射能との静かな戦争”において、「子供を守る」最大の力となるはずです。
以下に、議論の対象となり得る問題点も挙げてみました。
皆様、御意見・御協力の程、どうか、宜しくお願いいたします。

* 年間20ミリシーベルトまでという基準値設定の意味と問題
* 集団疎開の必要性・可能性
* 避難を躊躇させている原発震災の被害者の方々の補償問題
* 食品の暫定的基準値および給食問題
* 政府・行政機関・専門家による放射能における啓蒙活動の問題点
* 国民を被ばくに晒してきた政府・行政機関の責任の所在問題

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  1. 【2232919】 投稿者: 福島第一原発が「偽装」であると考えられる理由  (ID:Dghf.gyCkDs) 投稿日時:2011年 08月 11日 13:12

    http://blog.goo.ne.jp/saruyamataro


    『猿山政治論』


    ご参考までに。

  2. 【2233017】 投稿者: 参考までに  (ID:dfQqtMyX9TI) 投稿日時:2011年 08月 11日 15:02

    前回また「ピーディーエフ」削除部分、そのまま書いてました・・・
    申し訳ありません。
    ==========================
    アトム様、みなさま有益なご意見、情報ありがとうございます。


    ROMer 様

    >1リットル=1000cm3 ですので、
    ▲Bq/L=1000▲Bq/cm3 でよいでしょうか?そして、
    ▲Bq/m3=1000▲Bq/L=1000000▲Bq/cm3 で合っていますか?

    わかりやすく書いて頂いて助かります。合っています!
    全然気がつかずにニュース等を読んでいましたが、2ちゃんねるで知ってからは私も注意して読むようになりました。検査報告書に嘘はなくとも、もし後で単位が違うことを知った方は騙された気持ちになるのではないかと心配しています。



    疑心暗鬼 様

    >薬害HIVの安部先生のように断罪されるのは学者です。

    2001年の一審では検察の懲役3年の求刑に対し、無罪判決が出たそうです。でも、社会的には有罪のレッテルを貼られたまま亡くなられましたのでさぞかし無念だったことでしょう。
    -----------------------------

    関心のある方は、「安倍英 冤罪」「薬害エイズ 冤罪」等で検索してみてください。
    ==========================

    山下氏について

    今の私の正直な気持ちを書けば(これから変わることもあると思いますが)山下氏が「善」であろうが「悪」であろうが所詮「トカゲのしっぽ」だと思うようになりました。

    健康管理調査にしても山下氏個人の意見だけで決められる訳もなく、これが「人体実験」か「健康管理」のために行われるのか、これはもうどちらが目的で考えられたかを考えるより、よりよい「健康管理」の役に立つように私達がチェックして声をあげるしかないと思っています。
    私達の関心が大きく影響すると思っていますので、みなさまよろしくお願いいたします。
    ==========================

    SPEEDIについて

    前回書きました田嶋議員の日記によれば(http://www.k-tajima.net/diary/110501.html)
    <<※>>内は私見です。

    >私が最初に「SPEEDI」という言葉を知ったのは、ソフィアバンクの藤沢副代表からのお電話だった <<※どうして経済産業大臣政務官がSPEEDIを知らなかったのか?防災訓練はお忘れなのでしょうか?>>

    >3月16日の早朝、菅総理から直接私の携帯に電話があった <<※緊急事態が起こっているというのに、総理自ら電話することは普通なのでしょうか?>>

    ---------------------------------------

    もう私としては驚くようなことばかりが書いてあります。3/12にはSPEEDIの試算も官邸に届いていましたよね?
    官邸の様子については、次のような情報もありました。



    菅政権内では14日夜まで、事態を楽観する意見すら出ていた。玄葉光一郎国家戦略相は民主党の地震対策本部会合で経済産業省原子力安全・保安院の責任者の考えだとして、「絶対にチェルノブイリ(原発事故の二の舞い)はあり得ない、というのが彼らの見解だ」。枝野氏も同日夜の会見で「最悪の事態を想定しても、チェルノブイリと同じようにはならない」と強調していた。(2011/03/14 朝日)
    http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103150134.html



    情報が増えましたので、あらためてSPEEDIの流れをまとめなおそうと思っています。
    それにしても極めて強い権限を持っていたはずの総理のお名前はSPEEDI関連情報に見事に出てきません。田嶋議員に「総理からのメッセージは、被曝線量の情報公開をしっかりやってくれ、そんな内容だった。」と伝えたそうです。これは伝える相手が間違っていると思いますが・・・どうなのでしょうか?

  3. 【2233143】 投稿者: 参考までに  (ID:dfQqtMyX9TI) 投稿日時:2011年 08月 11日 17:16

    連投になり申し訳ありません。


    >細野氏によれば、当初はパニックを恐れてSPEEDI含め情報公開が遅れたが、
    現在は、考え方を改め、なるべく迅速に情報を公開していくようにしているとのこと。

    アトム様ご紹介の細野大臣の言葉ですが、本当に考えを改め情報公開を進める気があるのでしょうか?
    気になる情報がありました。



    子どもの被ばく検査結果 削除 8月11日 5時10分
    http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110811/k10014837761000.html

    東京電力・福島第一原子力発電所の事故で、インターネット上で公開されていた福島県の子どもの甲状腺検査の結果について、個人を特定できる可能性があるとして、国の原子力安全委員会が、すべて削除していたことが分かりました。専門家は、「正確な情報提供に逆行する」と指摘しています。

    福島第一原発の事故で、国の対策本部は、3月に福島県いわき市などに住む15歳以下の千人余りを対象に、放射性物質が甲状腺に蓄積していないか検査を行い、原子力安全委員会がインターネット上で結果を公開してきました。

    この中には、いわき市の4歳の子どもが健康への影響は無いとされる、甲状腺に受けた放射線量にして35ミリシーベルトの被ばくをした、とする記述もありました。ところが、詳しい住所が含まれていたことから、原子力安全委員会は、「個人を特定できる可能性がある」として、今月初め、記述をすべて削除しました。

    しかし、子どもの甲状腺の検査結果は、ほかには一切公表されていないうえ、個人の特定とは関係のない、被ばく線量などの情報まで削除されたことから批判の声があがっています。

    災害時の情報伝達に詳しい東京女子大学の広瀬弘忠名誉教授は、「子どもの被ばくに過敏に反応されることを恐れて削除したと言われてもしかたがない。正確な情報提供で対応できるようにしてもらわなければならないのに、逆行するあり方だ」と指摘しています。

  4. 【2233469】 投稿者: 福島の魚介汚染  (ID:R4YUSf2HUuE) 投稿日時:2011年 08月 11日 22:57

    グリーンピースが、フランスの団体に依頼して
    福島近海の魚介類の放射線値を測定。
    基準値超えが多いため、政府に魚介類の測定方法を
    構築するよう申請したそうですが・・・。

    グリーンピースのHPに出ています。これが、なぜ外国の団体の調査、測定に
    頼らなければならないのか。
    隠蔽体質だからですよね・・・。

    北海道の原発再開が、北海道電力と海江田万里で合意。
    あとは知事の判断待ちだとか。

    北海道知事、まさか承諾しないでしょうね・・。

  5. 【2233641】 投稿者: アトム(児玉氏インタビュー続き)  (ID:gJABbpY1M1g) 投稿日時:2011年 08月 12日 05:51

    児玉氏のインタビューの続き

    【すぐ測る課:相談窓口+除洗の一体化】
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    色んな自治体の市長さんに相談されて今進めてんですけど。
    とにかく5人ぐらいでいいから、すぐ計る課作って、電話掛かってきたら飛び出してって
    30分で見てそして1台貸してあげるみたいなのやったらいいじゃないですかね。
    中略ー
    個々の測定の窓口が緊急の除染にもつながっていくし。
    それで細かいマップを作る作業を下から担っていくだからあのあそこのおうちの周りはここが怪しいってのがわかる
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    マイクロ・ミニホットスポットを見つけることが、子どもの安全に繋がるということで、
    小回りの利く、各自治体の小グループによる特定の課を作って、とにかくモニタリングすること。
    その上で、緊急避難的除洗を行うと共に、そうしたホットスポットの情報の共有をすることが大事であるという話。

    【避難と補償問題】
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    (線量の低い海側から、線量の高い山側へ)
    1番困っちゃうのはここらへんから毎日小学生だとバスで100万円掛けて1700人が移動されてんだけど。
    それはそっちのほうが線量が高い。
    何のためにやってんのかっていうと唯一残ってんのはこの、同心円状のあれっていうのを結局、
    まあ、東電と政府の話で参議院の委員会やなんかで強制避難のものは今すぐ払いますよと、
    それ以外のものはちょっと後回しってしちゃってるから。補償問題と絡めちゃった
    補償問題の中でその強制区域の解除ってのを補償問題のあれとは、切り離すってのを言っちゃえばいいと思うんです。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    被ばくを減らす目的で本来指定されている強制避難区域が、
    補償問題のために、結果的に子ども達の被ばくを増やすことになってしまっているという指摘ですが、
    ある意味、お金のために子ども達を被ばくさせている事実を容認している自治体にも、
    ただ容認するのではなく、しっかり行政に訴えるなり、本末転倒にならぬよう迅速に対処して欲しい問題です。

    【除洗の問題】
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    <緊急避難的除洗の注意>
    除染の問題っていうのでちょっとこう、一番心配なのは結局、口に入っちゃう奴なんですよ
    やっぱり高圧洗浄機っとブワーッと散るから飛沫が散りますよね。
    それからおんなじようにアスファルトの研磨。これも、口へ入っちゃうじゃないですか
    とにかくやっぱりルールはあって内部被曝を受けないようにしてやる。

    「まてないみせ」
    ・土ホコリはマスクで
    ・手につかないように手袋で
    ・側溝など汚泥につくときは洗える長靴で
    ・作業中は飲食禁止
    ・かわりに途中で手を洗って水分補給
    ・線量計が必須 高い汚染物は専門家呼ぶ

    <恒久的除洗の考え方>
    *田圃と畑の違い
    畑の場合はね土壌改良やるときに例えばさっき言ったセシウムを分離しようとして水で洗っちゃうと、
    耕土として使えなくなっちゃうから畑って割と大変なんですよ。
    田んぼはね土を持ってって、次にやっちゃって水で洗っても結構いいんですが。
    畑の場合は例えば線量が低い場合は水で洗うより植物で吸い上げるっていうほうがいいっていう考え方もあんだけど。
    ただ1年で採れるのが比較的少ないから。そうすっと5年ぐらいその、バイオ燃料にするとか。
    なんか考えないとリサイクルの流れに入らないゴミがいっぱいできちゃうとまずいから
    *コストパフォーマンス:客土vs植物除洗
    植物除染が適してる地域はかなりあるんじゃないかとわたくし思ってます。
    例えば基準値の1.5倍で使えませんよってところだったら、植物を植えて2.3年待っててその間は政府が保証して、
    2,3年経ったらなんか出来ることがあればすごく、いい可能性があるんで。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    緊急避難目的に、特に子どもの被ばく低減策として、緊急避難的除洗としては、高圧洗浄機や研磨などの方法があるが、
    とにかく除洗の際の内部被ばくに注意する必要があるようです。
    特に、高い汚染が見つかった場合には、素人でやるのではなく専門家にやってもらうことが必要とのこと。
    一方、恒久的除洗については、まだ技術的問題およびリサイクルによる二次被ばくを防ぐ必要があることから、課題は多いようです。
    現在、汚泥問題でもご紹介したように、農水省・文科省・経産省が飯舘村の方々とともに、あらゆる除洗方法を
    田畑を使って実験するプロジェクトを行っているようです。
    成果については、8月末にでも報告したいとのことでした。

    【避難問題ー住民による主体者決定権】
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ーあのー子どもが過ごすには今問題ないレベルって考えていいんですか。
    いや、僕はですね、それはあのー、住民決定権っての、主体者決定権ってのはすごく大事だとおもってる。
    中略(医師として治療方法の決定権は患者側にあるという話)
    こんな大事な避難するかどうかっていう問題を、誰が決めんのかって。
    やっぱり僕はこの今回の問題で一番の問題は被災者に寄り添うということが随分言われてたけど。
    だって放射線かけられた上にどうこうするまで人に言われたくないっていうところ。
    だからさっき言った除染センターとか健康管理のセンターとか、
    測定も協力するし除染も協力するし色んなデータも揃えて、
    それでだから当事者が判断するって場合にサポートとか情報とかやるほうが僕の仕事だと思ってて。
    あんまりココだったら逃げろとかこれだったら行くなとかいうことは
    ーまあデジタルにね決められるものではないという
    はい。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    この内容は、以前の投稿でご紹介したように、長瀧氏と同様の意見を述べられています。
    ”基準値を住民に押しつけるのではなく、住民がどうしたいかという希望を踏まえて基準をどうするかというスタンス”です。
    その自己判断のためのサポートをするのが専門家であったり、行政側の仕事であるということです。
    こうした児玉氏・長瀧氏のスタンスは、基本的に山下氏が話していることと同じです。

    【チェルノブイリの教訓】
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    チェルノブイリの経験の時に、まだ25年なんですけど、25年経って1番辛かったことって皆さんがおっしゃるのは、
    あの、やっぱり家族の分断? 別離っていうのかな。ものすごく大きい。
    それが最初ちょっとのつもりがね、人生行路が変わってくる。
    年とともに家族がバラバラになんのが加速化しちゃうってのがチェルノブイリの経験だったってのが聞いています。
    ですからやっぱりその家族が判断したいって場合にその家族をサポートするってのが我々の仕事じゃないかと、すごく思います
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    この話は、以前ご紹介したように、
    児玉氏自ら、師でもある長瀧氏に「チェルノブイリ原発事故から 甲状腺癌の発症を学ふ」をインタビューした際、
    チェルノブイリの教訓として、長瀧氏自ら文科省ヒアリングでお話された同様の内容をご本人から直接聞かれたうえでの話だと思われます。
    避難・疎開問題について、児玉氏は、ご自身にとって大きな存在であるお孫さんを連れて福島へ移住するかと聞かれたら、
    簡単には決められないと、逆に、そこに既に住んでいた場合はどうかとなると、これも簡単には決められないと話しておられました。
    (また、この疎開・別離の問題は、ブログにもアップしておりますように、
    文科省ヒアリングにて専門家の意見が公開されてもいます。)

    衆議院厚生労働委員会でも話されていたように、避難あるいは基準値云々以前に、
    *徹底したモニタリングと除洗をすること
    *住民が自己判断できるよう専門家の意見を伝えること
    こういうスタンス(住民決定権・主体者決定権)でしかサポートしようがないという現実的スタンスは、
    御用学者とレッテル貼られてしまっている長瀧氏も山下氏も、そしてヒーロー的存在に思われている児玉氏も、
    結局のところ、その発言内容は、殆ど同じなのです。
    この厚生労働委員会において、質問者である国会議員の思惑によって繰り広げられた質疑によって、
    こうした同じ主張を持たれていた長瀧氏に対して、児玉氏が反論するような場面が存在していたことは、
    以前の投稿でも触れました。

    「折り合いをつけるのは政治家」であると、児玉氏が発言した意図も含め、
    山下氏に関する御意見もいただいておりますので、その点含め、
    児玉氏のインタビュー最終部分に触れる前に、次の投稿にて考えてみたいと思っております。

  6. 【2233996】 投稿者: 参考までに  (ID:dfQqtMyX9TI) 投稿日時:2011年 08月 12日 14:16

    【2233143】の「子どもの被ばく検査結果 削除」について関連情報です。

    おしどりマコ・ケンの脱ってみる?
    http://www.magazine9.jp/oshidori/110811/


    【緊急ニュース】
    いわき市の4歳児が35mSV被曝について。
     8月11日の朝のNHKのニュースで、3月の小児甲状腺サーベイで福島県のいわき市の4歳児が35mSVの被曝、そしてその情報が安全委員会のホームページから削除、という情報が流れました。「個人を特定できる可能性がある」ということで削除されていたのです。(NHKニュース「子どもの被ばく検査結果 削除」)

     その情報は私も以前から持っていて、ある方が住所入りの文書を送ってくださったのですが、問題はその住所。
     いわき市の、北部では無いのです。

     小児甲状腺サーベイの件は安全委員会に、以前からずっと聞いていました。そして、甲状腺の等価線量のスクリーニングレベルは0.2μSV/hで、検査した子供たちの中での最高値は0.1μSV/hだと聞きました。
     そのお子さまがこのいわき市の子供で、そして4歳児だったため、全身に受けた預託線量を換算すると35mSVという計算になったというわけです。
     ちなみにその他の子供たち、飯舘や川俣の子供たちは0.04μSV/h以下。

     なぜ、いわき市で最高値が出たのでしょうか? 検査日時が飯舘や川俣のほうが数日遅かったからでしょうか? (甲状腺にたまりやすいヨウ素は半減期が8日と早いから?)
     飯舘や川俣は空間線量が高すぎて、バックグラウンドが高すぎて、正確な測定ができなかったという可能性は無いでしょうか?

     いわき市の北部では高い濃度で放射線汚染されましたが、なぜ、いわき市北部でないこの4歳児が最高値だったのでしょうか? 食べ物による内部被曝? 被曝しやすい特別な行動をしていた?
     そもそも、いわき市北部でないこの4歳児が小児甲状腺サーベイにピックアップされた理由は? 高い値が出そうな、被曝してそうな危険性があったから?

     この数々の疑問に安全委員会は満足な回答をくださいません。そして、この情報が削除され、無かったことになってしまいました。
     何より、35mSV被曝したとされるこの4歳児に、この事実がまだ伝えられてないこと、お母さまはご存知無いことが一番の大問題だと思います。
     小児甲状腺サーベイの結果を伝える説明会は8月から、とのことでしたが、まだ日取りも決まらないということで、通知も一切無いのです。

     このNHKのニュース、いわき市の4歳児が35mSV被曝のニュースの裏にこれだけの疑問と問題があることをお伝えしたくて、取り急ぎ書きました。

  7. 【2234388】 投稿者: 参考までに  (ID:dfQqtMyX9TI) 投稿日時:2011年 08月 12日 21:54

    長崎大学とIAEAが被ばく医療で協定を結んだそうです。
    ===================================

    8月6日のながさきニュース
    長崎大とIAEAが教育や研究分野で実務合意 9日調印、被ばく医療など連携
    http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20110806/02.shtml

     長崎大は5日、国際原子力機関(IAEA)と教育や研究の分野で実務合意を締結すると発表した。東京電力福島第1原発事故を受け、緊急放射線被ばく医療や福島県民の健康評価などで連携する。9日、同大で調印式をする。

     同大とIAEAは2009年から学術交流を続けている。今後も人事交流など協力態勢を継続し、国際社会で活躍できる若手研究者を育成する狙い。

     調印式にはIAEAからレシー・キース・チェム原子力科学応用局ヒューマンヘルス本部長、長崎大からは片峰茂学長や福島県立医科大副学長に就任した山下俊一教授らが出席する。
    -------------------------------------------

    長崎大とIAEAが被ばく医療で協定 2011.8.9 17:22
    http://sankei.jp.msn.com/life/news/110809/trd11080917250011-n1.htm

     長崎大と国際原子力機関(IAEA)が、放射線被ばく医療分野の教育・研究面で協定を結ぶことになり、9日、長崎大で合意書に調印した。IAEAが国内の大学と協定を結ぶのは初めて。

     両者は以前から研究者の交流などを実施。長崎大の片峰茂学長は「大学が持つ教育の経験と、IAEAが持つ国際的な発信力を相互に生かしたい」と意欲を示した。IAEAのレシー・チェム氏は、東京電力福島第1原発事故に触れ「今後は福島の大学との協定も検討したい」と述べた。

     長崎大大学院教授で、福島県立医大の山下俊一副学長は「放射線の線量評価や人材育成などで、IAEAと協力することで、住民の不安を解消できれば」と将来の連携に期待を寄せた。

     協定は4月に締結予定だったが、東日本大震災の影響で延期していた。

  8. 【2234417】 投稿者: 参考までに  (ID:dfQqtMyX9TI) 投稿日時:2011年 08月 12日 22:36

    また連投となり申し訳ありません。


    =============================
    広島、長崎大と連携協定=放射線教育と人材育成に重点-福島大 (2011/07/28-18:54)
    http://www.jiji.com/jc/zc?k=201107/2011072800819

     福島大学は28日、福島第1原発事故を受け、放射能の知識を正しく教え、科学的・社会学的な研究を担える人材を育成するため、広島大、長崎大と連携協定を締結した。また両大学の被ばく医療研究と、福島大の放射線量モニタリング調査を融合し、放射能汚染の迅速な解決を目指す。
     福島大の入戸野修学長は記者会見し、「連携で人材育成や研究を充実させ、福島県の復興に寄与したい」と述べた。

    「福島大学は、学生の半分は福島県民。これからの福島県を担う学生に、放射線の知識などを正しく教えたい」と強調。後期授業から、広島大や長崎大の教授による講義を始めるという。
     同席した広島大の浅原利正学長は「連携でより大きな力を発揮できる」と強調。長崎大の片峰茂学長も「医学だけでなく、環境学や社会科学、工学など幅広い分野が復興には必要」と述べ、医療支援や効率的な除染作業を進める。
    ----------------------------------------

    放射線研究を推進 福大が広島大、長崎大と協定 (2011年7月29日 福島民友ニュース)
    http://www.minyu-net.com/news/news/0729/news11.html

    東京電力福島第1原発事故を受け、福島大(福島市)は28日、広島大(広島市)、長崎大(長崎市)と連携協定を締結した。広島、長崎両大が培ってきた放射線に関する健康リスク研究や診療のノウハウを生かし、本県の環境浄化や復元に向けた共同研究を進める。

     県内全域を対象に、より詳細な放射性物質の分布を把握するため、県のモニタリングポストが設置されている地域以外でも空間線量の計測を実施する。自動車に計測機器を搭載し走行しながら線量を計測する予定で、山間部など車両が入れない場所は徒歩で対応する。8月上旬にも福島市から計測を開始する。
    =============================
    =============================

    放影研と福島医大が協力へ 健康調査に被爆者研究を 011.7.27 20:24
    http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110727/dst11072720250018-n1.htm

     広島、長崎の被爆者の健康を日米共同で調査する「放射線影響研究所」(放影研、広島市・長崎市)は27日、福島第1原発事故に対する住民の健康調査に被爆者研究の知見を活用するため、福島県立医大(福島市)との協力協定に合意したことを明らかにした。

     8月中にも調印式を開く予定。放影研が広島県や広島大、被爆者団体などの地元関係機関に研究や事業内容を説明する会議の席上、放影研の大久保利晃理事長が述べた。

     大久保理事長は「健康調査の主体はあくまで福島側。研究者や医大生の研修といった人材交流や、研究機器の貸し出しなどを想定している」と説明。「長年にわたる低線量被ばくという大きなテーマを一緒に研究して、広島、長崎の被爆者研究にも役立てられればいい」と話した。
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    放射線専門の2研究所と連携=県民の健康管理に活用-福島県立医大(2011/08/12-16:56)
    http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011081200599

     福島県立医科大は12日、福島第1原発事故に伴う放射線の健康への影響を継続的に調べることを視野に、放射線医学総合研究所(放医研)、放射線影響研究所(放影研)と連携協定を締結した。福島県は全県民を対象に長期的な健康調査に着手しており、両研究所との提携を県民の健康管理に生かすほか、早期診断・治療体制の確立を目指す。

     県立医大の菊地臣一学長は記者会見で「県民、国民の健康を長期にわたって見守っていく必要がある」と強調。今年4月に同様の協定を結んだ広島大、長崎大との連携と合わせ、放射線医療の強化を図る意向を示した。
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