「超個人的意見」での、安全な食物の情報交換｜掲示板スレッド

中部大学の武田教授も「あさイチ」の件、ブログに書いてらっしゃいましたね。

http:ｽﾗｽﾗtakedanet.com/2011/10/20111017_a8aa.html

私はいつも学者先生達のご意見も話半分に信じるようにしているのですが（極端なご意見をお持ちの方が多いため）、この件に関しては武田先生のお話にとても納得しました。

＞「因果関係」を当たらなければなりません。つまり、「汚染された畑からとった野菜がなぜ汚染されていないか？」ということです。すでに学問的には「移行率」、つまりどのぐらい汚染されていたらそれが植物にどのぐらい移るかという研究があるのですから、「汚染されている畑でとれた野菜が汚染されず、汚染されていない土地のものが汚染されている」ということはあり得ません。もし、放送があったように福島の野菜から放射性物質が検出されず、汚染されていない地域から検出されたなら、慎重に調べなければなりませんので放送できないはずです。＜

の部分、本当にそうだよね、とPCに向かってつぶやいてしまいました。（苦笑）

＜汚染されていない地域から検出されたなら、慎重に調べなければなりませんので放送できないはずです。

私も、先程武田氏ブログ拝見し、そこなのよ、、と、思いました。
他、検出されたのは何の汚染？
番組は見ていないけど、気になる話題です。

しかし原発が爆発しても日本では大した影響は無いのですよという結論付けになるのは恐いです。
除染して、農地は土壌改良したら、大丈夫、大丈夫。心配する方がストレスで病気になり大変ですよ、と。
安心が広まって、ほとぼりが冷めた所で、少しづつ原発稼働。消極的原発推進という姿勢に。
そういった流れにならない事祈ります。

残念 さん

タイピングは早いほうですから、時間はかかっておりません。読み直しもしないので誤字脱字も多いですが・・・


「知らなかった！」事はたくさんあると思います。冷戦時以降の度重なる核実験で地表に沈降した放射性物質は、降雨などにより地下水へ。植物に栄養素の一部として取りこまれ、それを食べた草食動物、捕食する肉食動物を汚染した。それらを全て食べる人間も汚染された。


そのころ子どもだった人々はマグネシウムやカルシウムのかわりにストロンチウム90を蓄積したり、ナトリウムやカリウムのかわりにセシウム137を一時的でしょうけれど体液や筋肉に保っていた。晩発的影響はそろそろかと思いますが、命の短縮、発がん、白内障などは由来解明は不可能でしょうし、生殖能力の低下、遺伝的突然変異などの急増報告もありません。何も問題にならないのでしょうかね。



＞「完璧に安全安心な食べ物」なんて、実は存在しないのでしょうかね。


それは冷戦前からありません。たとえば植物は自身を守るため自主的に「天然農薬」をつくります。それは人工農薬以上の発癌物質です。前にも書いたかもしれませんが、無農薬野菜は癌リスクが高いです。日本の野菜で残留農薬を気にする時代ではありません。
人間には知恵がありますので、安全な食品は作れますし、病気を治す手段もあります。



＞全国土壌調査情報して公表くれていますので


よつば牛乳騒ぎのように、検査会社組織でもまともに計測できないことがあります。専門と言われる者は、ありえない異常値には追加測定が原則なんですが、やらずに公表したようです。東京八王子のヨウ素騒ぎもその会社の測定だったようですから、人騒がせな会社です。

木下Gたちも、ありえない数字を公表してしまいます。
ブログに馬鹿げた医師の証言話がありましたので調べたら、C県F市に一人しかいない。紹介してもらって電話をしたら「何人かに訊かれるのよね～そんな話はしてませんよ。私インターネットはやらないの」とのこと。木下氏にメールを送ったら「調べ方が悪い。実在する。」との返事だけ。最近は嘘ではなくて妄想であり治療が必要の方だと思っています。

武田先生のご指摘そのおりと思います。


全文引用して掲示させていただきます。





http://takedanet.com/2011/10/20111017_a8aa.html


ＮＨＫの報道（2011年10月17日あさイチ）


映像は人の心や判断を決めるのにとても強い力があります。特に、特定の思想で国民を洗脳するときには映像は大変な武器になるので、歴史的にも多くの重要な場面で政治に利用されてきました。日本ではＮＨＫがもっとも歴史も深く強力な映像を提供していますが、ＮＨＫはもともと1920年代に誕生したもので、戦後、今の形になっています。


ＮＨＫの設立の目的はまだ日本が貧困で、情報が極端に少なかったので、全国津々浦々に電波を届けるということでした。もちろん、地上波テレビ、ＢＳ、ＣＳ、ネット、携帯電話、iPhoneなどができた今日、ＮＨＫがその設立の目的を失ったのは明らかですが、一度できた組織は簡単には無くなりません。


でも、ＮＨＫが「良い番組」を提供してくれれば良いのですが、本来の目的を失った組織が「良い番組」を提供するというのは至難の業で、ＮＨＫの番組には理解できないある特徴があります。それは「放送の素人のような内容の番組を作る」ということです。その典型的なものの一つが2011年10月17日の朝に放送された「あさイチ」という番組でした。


番組の内容は福島と福島以外のいくつかのご家庭を選び、そこで1週間にわたって食べた食材のベクレル（汚染度）を測定して放送するというもので、放送の結論としては、１）福島の家庭がもっとも食材の汚染がすくなかった、２）気にすると被曝して気にしないと被曝しない、というものでした。


・・・・・・・・・


この番組は、１）学校で平均値と個別の値の関係を勉強しなかった人、２）因果関係を考えることを知らない人が制作し、３）映像のもつ力を理解していない（もしくは悪意のある）人が指導した、ということになるでしょう。


たとえば、3年Ａ組の平均身長が160センチ、3年Ｂ組が165センチとします。でも、Ａ組でも背の高い人は180センチあり、Ｂ組でも背の低い人は150センチの人もいます。だから、Ａ組から一人だけ、Ｂ組から一人だけを選んで写真を示し、「Ｂ組は背が低い」と言ったのとおなじなのが今回のＮＨＫの「あさイチ」です。


福島から一つ、放射線の無いところから一つの例を出して、結論を出すなど言いようの無いほどひどい番組でした。


映像で断面を切り取ることは印象を深くするのに大切ですが、それを示すときには合わせて統計的なデータを示す必要があります。あまりにひどい番組であることはＮＨＫも知っているので、大学の先生を出して「私が先にやりたかった」と言わせるところなど、とても作為的です。このような手法をとれば、集団の一つを選んでなんとでも言えます。

福島の家庭には汚染されていないものを、遠く離れたところのものは福島のものを食べさせたのか、あるいは九州の原発から放射性物質が漏れていると言いたかったのかと考えられます。



次に、「因果関係」を当たらなければなりません。つまり、「汚染された畑からとった野菜がなぜ汚染されていないか？」ということです。すでに学問的には「移行率」、つまりどのぐらい汚染されていたらそれが植物にどのぐらい移るかという研究があるのですから、「汚染されている畑でとれた野菜が汚染されず、汚染されていない土地のものが汚染されている」ということはあり得ません。もし、放送があったように福島の野菜から放射性物質が検出されず、汚染されていない地域から検出されたなら、慎重に調べなければなりませんので放送できないはずです。


また、映像というものを扱うときには、平均値と個別の値、因果関係などを正確に調べ、さらに映像を見る人に間違った印象を与えないように万全の注意をしなければなりません。これは放送法で3条で、｛三 　報道は事実をまげないですること｝と厳しく定められているからです。私もＮＨＫに出たことがあるのですが、放送の前後にかなり厳しく事実関係を調べ、論理の整合性をあたります。もちろん、この番組もしているでしょうから、意図的であることが判ります。


さらに、「気にしていると被曝する」と指定ましたが、このようなことを放送するのはきわめて悪質です。たとえば、台風報道、インフルエンザ報道など危険が迫ってくる場合、「注意すること」が被害を減らすことにつながるからです。これからＮＨＫは台風報道にさいして、「注意しない方が安全です」と言わなければなりません。


以上、この放送はまったくひどい放送で、なんの参考にもなりません。ＮＨＫが故意に子供に被曝をさせようとしているとしか解釈のしようがありません。またネットなどに出ている説明ではカリウムの放射線を小数点8桁ぐらいだすなど、専門家が測定した結果ではないことを示しています。これでＮＨＫに受信料を払えといっても無理というものです。


（平成23年10月18日）



武田邦彦

現場から様
誤差範囲があっても小さな数字なのだから放送してほしかったです。番組スタッフが誤差範囲を言うと信じてもらえなくなると思ってあえて放送しなかったのかもと思いました。
カリウムは濃度が一定に保たれるなら安心しました。フルーツなどカリウムの多いものをたくさん食べるものですから。セシウムはカリウムに似ているといわれますが、セシウムは生体濃縮するらしいですから、身体は区別しているんですね。

残念さま
視聴者からの質問で「どの食材からセシウムが出たのかわからないのですか」というのがあったのですが、「1食分をミキサーにかけているのでわかりません。特にこの食材を使っている日に検出される傾向があったというのはありません。」という回答でした。せめてその食事の献立を教えてくれたらいいのにと思いました。
各家庭の食材は番組が用意したのかもしれません。特に福島県の場合は、「この地域のこの畑からは最近不検出ばかりだからここのを使おう」とか。事前に検査して不検出だった食材と同じときに同じ畑から収穫されたものを使っても、番組として嘘をついているわけではないので、用意周到にやっていそうです。家庭菜園の方も、いくつかの家庭を調査してから放送する家庭を選んだとか。
視聴者からは「もっとたくさんの調査をしてほしいです。」という意見があったのですが、司会者は「あさイチは調査機関ではないので」とばっさり。

私は最近は関東東北の食材も食べるようになりましたが、気にする方はあの番組を見てますます警戒感を強められたかもしれません。コメンテーターの室井さんは「あくまでサンプルであって、実際は当たり外れがあるから自分はこれからも産地は気にする」というようなことを言っていました。同じような考えの方も多いはずです。

サンプル数が足りないのは間違いないでしょうから、
今後数を増やせば、また違う結果が見えてくるだろうと思います。
反響が大きいので、継続してやるのではないでしょうか＞あさいち。


野菜に関して言えば、福島産でも今は殆ど、ND（除くきのこ類）。
逆に牛肉や魚介類は全国どこでも、少量は出ることあり。
上にも書いたように同じものばかり食べないで、
いろいろな土地のいろいろなものを食べることで1週間で5±5Bq/Kgくらいに収まると思っていればいいのでは？
私たちの体の7000Bqの放射線を考えると、これは誤差範囲＝許容範囲だろうと思います。

今さらですが、須賀川と郡山だったんですね。
郡山の野菜の産地は、ほとんど会津ですからね。この場合「たまたま」ではなく、出ませんね。

番組については伝聞だったので、少々いい加減でした。

現場から様
私がこの板に書き込むなんて
恐れ多いのですが、
現場様の文章を呼んでいると好感が持てました。
私も「福島」って一まとめにしか見ていませんでした。
地図帳を広げて勉強します。(笑）
福島へ「エール」を送り続けたいです。
現場様、お仕事ご苦労様です。
お体ご自愛下さい。