ときどき思う事。神奈川。｜掲示板スレッド

土曜日の朝に1時間近くかけて、こういう事を書き込むのはどういう属性の人なんだろう。

＞神奈川で最も人材を輩出しているのは湘南高校で次は塾高でしょう。

来年99歳になる湘南中OBの父が聞いたら喜びそうです。父は湘友会の会報をいつも待ち望んでいるほど未だに愛校心に満ち溢れており、また昭和18年の雨の神宮学徒出陣壮行会に参加したことが自慢なのですが、そこで湘南中先輩の江橋氏が東条首相らも前で堂々と全学徒代表として「生等もとより生還を期さず」で有名になった答辞を行ったことを誇りにしています。

因みに父は学徒出陣後、海軍の艦偵乗りになりグラマンを振り切って敵機動部隊上空を強行偵察したこともアルコールが入った時に必ず出てくる自慢話の一つで、私や母が再三再四説得しても未だに自動車免許を返上せず車を乗り回していて辟易とさせられているのですが、まあ父の友人たち含めてですが湘南中OBはエネルギッシュな方が良い意味でも悪い意味でも強いです。

なお、わが夫は普通部から塾高ですが、「次は塾高」には立腹間違えないですね。車が趣味ですが、運転することよりも掃除することとその後に駐車場でエンジンかけて音と振動を愉しんでいます。またプラモデルと写真が趣味でウォーターラインシリーズで連合艦隊を作り上げて、その写真を撮っています。連合艦隊を投錨させるために私に投資用と嘘をついて退職金でマンションを買って怒られて懲りたはずなのに、このコロナ禍の中で富士フイルムの645版デジタルカメラと一連のレンズ群を密かに購入し防湿庫に隠していたのを見つかって私の不興を買いました。沖縄戦で敵機動部隊上空をグラマンの追撃を振り切って写真を撮った湘南OBの父に比べて、マンションの一室で帝国海軍の軍服着てウォーターラインシリーズの艦隊の写真を一心不乱に撮影している慶應OBの姿は情けないですね。

戦前、ナンバースクールでもない湘南中学がなぜ帝国海軍のバックヤードとまで称され、県下の上流階級に愛されたのか、そして戦後なぜ彼らから一斉に見放されたのか、そこをよく観察すると公立の限界が冷静に理解できると思います。

湘友会命の湘南中OBの父ですが、建学以来湘南中を支えてきた初代校長や帝国海軍のバックヤードとしての湘南中の地位と校風を校長と共に作り上げた軍人教師達を一斉に追放した戦後の湘南高校には良い印象を抱いていません。

そのことは近衛文麿氏の孫であった細川元首相兄弟やオノヨーコの従弟の加瀬英明氏ら名門の家筋の方々が、湘南高校ではなくまだ最初の卒業生すら送り出していない創設期の栄光学園をなぜ選んだかを考えてみれば一目瞭然でしょう。

結局公立は政治の支配下にあって、学校の視線の先は生徒や父兄ではなく「お上」であって、そこには教育はどうあるべきかという原理原則が欠落しているというのは今も昔も変わりませんね。

但し、教育機会に恵まれない不幸な子供たちをアッパークラスへ引き上げるのは公立にしかできないことですし、中高一貫出身者たちによる既存エスタブリッシュメントだけではエリートの再生産は不可能です。湘南や翠嵐などのローワークラスの子弟たちが一流大学へ進学して栄光や聖光はじめ中高一貫出身の既存エスタブリッシュメントの仲間入りをする教育システムがしっかり機能していないと我が国の社会は維持できません。そういう観点から湘南や翠嵐には今以上に頑張ってもらいたいですね。二世三世ばかりの政界の体たらくぶりを見るにつけそう思います。何事もある一定数の新参者によるメンバーの循環が必要でしょう。

中年男性でちょっと学ありの知識ひけらかしたがりでネット教育受けてないカマッテちゃん

てのが、こういった匿名掲示板書き込み主の大半を占めているとどこかで読んだ。納得している。

トランプ大統領の娘婿、ジャレッド・クシュナーはハーバード入学前、卒業生ではない父親が同校に250万ドル（約2億8000万円）を寄付していた。ハーバードには「学部長の関心者リスト」という特別枠があるという噂で、このリストに入れてもらうために毎年この程度の寄付金が集まるそうだ。

エスタブリッシュメントに新たに加わろうとする新参者とは、こういう人のことを言う。

鳩山家は鳩山由紀夫が民主党をつくりたいと言い出した時、軽く100億用意したそうだが、そんな家が相続税率55％の日本にいくつあることやら。

なかなかヤバみな人なのですね。
親世代（30-50代）じゃなさそうですね。エデュには面白い人が沢山いますね。

横浜翠嵐、神奈川中からトップ層が全員集まったのかな？
倍率3倍ってなに？ふざけてるよね。神奈川県立平均1.1倍でしょ。今まで約3倍なんてあった？？

エスタブリッシュメントが適切な表現でないならアッパークラスと言い換えても良いでしょう。栄光や聖光、フェリス、普通部などアッパークラスの子弟、子女が通う中高一貫私立を湘南や翠嵐などローワークラスの子供たちが目指す3年制県立高校がうまく補完する体制が大切です。

なお、神奈川県に決定的に不足しているのは公立（県立）の中高一貫校です。ミドル層の優秀な子供たちを幅広く拾い上げるシステムの拡充が望まれますね。現在はそうなっていないのでミドル層は親世帯が経済的にリスクを背負って子供を中高一貫私立へ通わせるか、子供にリスクを背負わせて公立中学に進ませるかの二択になっています。

公立中学進学は商工農水産などの実業学校進学者のみとして大学進学希望者は全員が中高一貫へ進学できるのが望ましい姿ですが、さすがに県の一存では無理でしょうから、せめてかつてのナンバースクール（希望ヶ丘、小田原、厚木、横須賀、平塚江南、平沼）あたりを総て中高一貫とするくらいの改革をすべきかと思います。私の希望では平塚江南、平沼は女性の社会的進出のための女子教育に特化とした女子校にしたらどうかと思います。