都立一貫校の教科書｜掲示板スレッド

　教科書はいろいろなものがあっていいと考えます。
　歴史の教科書は、古い時代になればなるほど推定ですので、いちいち推測します
　とは書けませんので、出版社によっては断定的に書かれていると思います。

　歴史的事象や事実については、どの教科書も今現在知りうる間違った記述は
　ないのでは　と思ってます。
　縄文時代の時代認識にズレがあることが判明したり新しい事実が証明できれば
　どの教科書も改訂版を出すと思います。
　
　どの教科書を使うかによって　学力が上がったり下がったりすることはないと
　思います。
　新しい歴史教科書は　中学生向きのものであり、山川の教科書は高校の教科書で
　大学受験には今、わりと汎用的に使われているものということと思います。
　うちでも大学受験時使用しました。

　問題は、歴史的事実や事象についてはそれほど差がないのに、これだけ
　賛成反対の意見があるというのは、なぜこの事実が起こったのか、原因は何か
　あるいは、どこにスポットを当てて、一方では何も触れていないことなのでしょう。

　新しい歴史教科書では、本文とともに　人物コラム、読み物コラムというページ
　があり、ここで著者の表現したかったことが書かれているのでは　と思ってます。
　信長、秀吉、家康の人間像。明治維新とは何か。
　２０世紀の戦争とヒトラーとスターリンによる犠牲者のくだり。
　東京裁判の評価。昭和天皇の記述もあります。

　歴史的事象には　必ず表と裏の両面あり、結果論として勝った方、多数の方が
　正しいと思われがちなところがあり、そのように体制に従うよう洗脳的になる
　部分はやむを得ないのですが、少なくても今の時代、教科書にスミを塗るような
　ことはないと思ってます。

　できれば、どの教科書を使ってもかまわないのですが、先生でも親でも
　この両面を子供には教えるべきで、どう思うかは子供たちが考えることです。

　たとえば、織田信長のめざした国のありかた、そのための手段。
　ペリーが来て、１５年で幕府が倒れて天皇中心の国になったこと。（この時代は
　複雑で何が正義か悪かなんて結果論でしか言えないでしょうけど）
　徳川幕府の言い分、開国か攘夷か、薩長、朝廷、勝てば官軍　それぞれの立場も。

　その後、富国強兵政策をとって、先進国に追いつけ追い越せから第二次世界大戦
　への流れの中で、軍部は、民間は、内閣は、戦争反対派はどうしようとしてたのか。
　それぞれ、どれが正しいとか悪いとかなかなか言えません。

　今までの教科書は　自虐的と言われていて、もっと自分たちの歴史に誇りを
　持とうということで　つくられた教科書だと思ってます。
　教科書だからといって、社会にかぎらず一元的である必要もないと思ってます。
　他方を批判することはかまわないですが、どちらも言論を阻止するのはまずいです。

　もっといろいろな教科書がつくられて良いですし、是か非かで議論するのではなく
　右か左かでも白か黒かでもなく、公立私立にかかわらず　いろいろな学校が
　いろいろな教科書を使って、共通認識と思想上の違いをお互いに学内でも
　認め合っていけばよいのではないかな　と思います。

　中学生くらいになれば、子どもはこの情報化時代それほど洗脳されるものでは
　ありません。その点ではどの教科書を中学時に使おうと心配いたしません。
　

バラード さんへ:
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同様の主旨のことは、既に９ページに述べられていますよ（by 某さん）。
文章力はバラードさんの方が上ですけど。

↑（下のHN)＝・・・さんは、

＞平和はもちろん大事です。最高に大事です。

と言いながら､その前のレスでは

＞ここに集う頭が左巻きの方々は、「平和・平和」とお題目を唱えている限り日本は安全だと思ってる方々なのでしょうね。

と言ったり､

＞＞事実と言うものは、右でも左でもありません。
＞＞それをどう捉え､どう教科書に書くかで、子ども達の受け取り方にも影響が出て来るのだと思います。
＞＞本当に様が仰るような姿勢で作られた教科書で教育するのが、本当の教育でしょう。

＞上のようなことを中国・韓国・北朝鮮に言ってやれる国にしましょうよー。
かの３国こそが「真理を追究せず」「一部を載せなかったり」「捏造したり」「感情論で作ったり」やりたい放題やってるんだからー。

という考えなのに、日本が、その３国と同じような、件の教科書を作ったことは是認。

どうも一貫性が無い、と言うか､自分の考えでは無いソースから引っ張り出したような意見ばかりで、反論されてもスルーしたいですね､この方。

バラードさん。
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一見良心的で公平なご意見のように見受けられますが、「作る会」教科書の具体的主張を
一般論に解消し問題の本質を目晦ます意図が感じられます。

具体的に指摘すれば、次のような戦前的イデオロギーがかくも当然のような考えとして生徒たちに植え付けられていくのです。


▼「日本政府は、日本の安全と満州の権益を防衛するために、韓国の併合が必要であると考えた」
▼「大東亜戦争」「アジアの人々を奮い立たせた日本の行動」「日本を解放軍として迎えた人々」
▼「（ＧＨＱの宣伝は）東京裁判と並んで、日本人の自国の戦争に対する罪悪感をつちかい、戦後の日本人の歴史に対する見方に影響をあたえた」
▼「日本の将兵は敢闘精神を発揮してよく戦った」
▼「……生活物資は窮乏をきわめた。しかし、このような困難の中、多くの国民はよく働き、よく戦った。それは戦争の勝利を願っての行動であった」
▼「『私』の利益を追求する場合でも、……社会を外敵から守るという課題を引き受けなければならない」
▼「憲法で国民に国を守る義務を課している国は多い」「これら（ドイツなど）の国の憲法では国民の崇高な義務として国防の義務が定められている」


＞中学生くらいになれば、子どもはこの情報化時代それほど洗脳されるものでは
＞ありません。その点ではどの教科書を中学時に使おうと心配いたしません。

日本史をはじめて一つの科目として勉強する中学生にいきなりこのようなイデオロギーを
植えつけるこの教科書に、何の心配もないのでしょうか？

アララララ さんへ:
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> ▼「日本政府は、日本の安全と満州の権益を防衛するために、韓国の併合が必要であると考えた」
> ▼「大東亜戦争」「アジアの人々を奮い立たせた日本の行動」「日本を解放軍として迎えた人々」
> ▼「（ＧＨＱの宣伝は）東京裁判と並んで、日本人の自国の戦争に対する罪悪感をつちかい、戦後の日本人の歴史に対する見方に影響をあたえた」
> ▼「日本の将兵は敢闘精神を発揮してよく戦った」
> ▼「……生活物資は窮乏をきわめた。しかし、このような困難の中、多くの国民はよく働き、よく戦った。それは戦争の勝利を願っての行動であった」
> ▼「『私』の利益を追求する場合でも、……社会を外敵から守るという課題を引き受けなければならない」
> ▼「憲法で国民に国を守る義務を課している国は多い」「これら（ドイツなど）の国の憲法では国民の崇高な義務として国防の義務が定められている」

少なくとも、下から二番目以外は客観的事実であり、
イデオロギーとは何の関係もありませんが？
左翼イデオロギーに都合の悪いこれらの事実を覆い隠そうとすることこそが
左翼イデオロギーの植え付けだと思うのですが…

アララララ さんへ:
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> 具体的に指摘すれば、次のような戦前的イデオロギーがかくも当然のような考えとして生徒たちに植え付けられていくのです。
>
>
> ▼「日本政府は、日本の安全と満州の権益を防衛するために、韓国の併合が必要であると考えた」
> ▼「大東亜戦争」「アジアの人々を奮い立たせた日本の行動」「日本を解放軍として迎えた人々」
> ▼「（ＧＨＱの宣伝は）東京裁判と並んで、日本人の自国の戦争に対する罪悪感をつちかい、戦後の日本人の歴史に対する見方に影響をあたえた」
> ▼「日本の将兵は敢闘精神を発揮してよく戦った」
> ▼「……生活物資は窮乏をきわめた。しかし、このような困難の中、多くの国民はよく働き、よく戦った。それは戦争の勝利を願っての行動であった」
> ▼「『私』の利益を追求する場合でも、……社会を外敵から守るという課題を引き受けなければならない」
> ▼「憲法で国民に国を守る義務を課している国は多い」「これら（ドイツなど）の国の憲法では国民の崇高な義務として国防の義務が定められている」
>

アララララさんのご意見はわかります。
　たしかにご指摘の７つの点について、新しい教科書ではおっしゃるような表現ではない　　かなと感じています。

　ただ、これでイデオロギーを植えつけられるとは思いません。
　別の教科書を読んではいけないということでもありません。

　ご指摘の点の反対の立場のこともあること、どちらが表で裏でもよいのですが
　たとえば　韓国の立場、ＧＨＱの政策に肯定的立場と否定的立場、必ずしも
　敢闘精神を発揮せず無理やり戦わせられた兵隊もいたこと、
　これらの両面を教えるべきではないか　と思っています。

　大変難しい問題ですが、先生だって自分の歴史観、思想はあるでしょう。
　意見を述べること、考えを述べることはいっこうに構わないとは思いますが、
　個人の表現の自由、思想の自由は守られるべきで、どちらにしても偏ったものを
　強制するのは親であれ学校であれ先生であれ　よくないと思います。　

> ふつうの受験生の親は、センター試験の選択科目でしかない日本史のしかも中学の教科書ぐらいで振り回されたりしないんですよ。中学に入ってからも大事なのは英数。文系なら受験で求められるのは教科書レベルの知識ではなく、歴史専門書レベル。

一般の歴史教科書は歴史専門書を読解するために必要とされる基礎知識を学習するために編集されています。「暗記物」と批判されるのも、とにかく基礎レベルの用語や事項をたたき込もうするからですね。

いっぽう、扶桑社版の教科書は、編者たちがみずから宣言しているように、国民の元気が出るような物語を伝えることを主眼としております。大学入試の問題をみても、扶桑社的な特異なイデオロギーを求める学校はいまのところ少数でしょうから、「受験に役立たない」ということだけはハッキリ言えます。

で、こういう教科書に示されているような歴史観になじみすぎると、【114387】みたいな、「歴史専門書」では問題にならないようなレベルの珍説奇説トンデモ本に類するような「歴史知識」を真に受けるように育ってしまう可能性もじゅうぶんにあります。だとするとこれは「役立たない」というよりも「受験に有害である」ということもできます。

このスレもずいぶん成長してきましたが、扶桑社版を是とされる方の意見のなかには、
・「この教科書を採用しているところはたくさんある」などと嘘を書き、それを指摘されても訂正しない。
【143840】
・「批判的なのは読んだことがあるのか？」と言っておいて「読んでる」という回答があれば、今度は「熱心に読んでいるのは特別な団体の関係者ではないか」と根拠のない中傷を行い、そのくせ、そのあとでも再度「テレビの情報でなく、自分で調べて、自分で考えて欲しい」などという矛盾した批判を平気で繰り返している。【143935】【143945】【143966】
・同一スレ内でＨＮを使い分ける。【144121】【144222】【144225】
・民族差別丸出しの書き込みで削除される。【？】
などなど、ずいぶんと水準の低い方が散見されます。この程度の方々が扶桑社版教科書を支持していると思われては、かえって贔屓の引き倒しになってしまうんじゃないですか？

ここは「国民作家」の司馬遼太郎先生にしめていただきましょう。

「文化は、交流するものである。どの民族がすぐれている、という迷信は人類が最後までもちつづけたがる迷信かもしれ ないが、いずれは衰弱してユーモアになってしまうかもしれない。ついには、その国の民度を測る基準として、極端に自文化についての優越感情をもっている民族こそ、卑陋で安っぽいといわれるようになるにちがいない（あと何世紀もかかるだろうが）。」『街道をゆく』「南蛮のみち」より

道理で「卑陋で安っぽい」。本当にそうですね。勉強になりました。

マンガ「嫌韓流」を読みました。
日本の反日メディア＝朝日などの具体例が書いてあります。
ｐ155〜を読んでみたら他誌との差が歴然。
自らの目で、実際を比較して見たいものです。