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投稿者: 失笑 (ID:UOpGQQ6Jofo) 投稿日時:2005年 07月 31日 20:11
旧聞になりますが、来年誕生する一貫校も扶桑社教科書を採用するそうですね。
なんて取り返しの付かないことを....
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【149343】 投稿者: ミラボー橋 (ID:cmlMsSxLO8c) 投稿日時:2005年 08月 10日 20:59
歴史への姿勢 さんへ:
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>アメリカに住み始めて、始めて授業でディベートを体験し、成程こうすれば、子どもか
>ら大人まで、相手を尊重しつつ、理論を展開(ここが最重要で、ゲームのようにチーム
>でポイントを競い合う、相手を罵るなどルール違反は大きくポイントを失う)し合って、
>お互いを理解することができるのだな、と思いました。
・・・
>論理的でない罵倒中傷の意見は最大の減点、それが意見に対してでなく、相手のパーソ
>ナリティー(人格)や人種、外見などに対しての場合、当然、全て失点(そのメンバー側の
>チームはそこで負け、終了、退場)だったと思います。
おっしゃる点は、まさに日本の教育及び日本人自身の最も欠けている点だと思います。
教科書問題で、戦後教育を非難する向きが多いようですが、私はこのような成熟した
知的営為としての議論の基礎教育の欠落こそが戦後教育の最大の欠点だと思います。
インターネットで情報収集力だけは格段に進歩したが、その情報を武器に議論する
ことについては技術もルールもモラルさえも基礎ができていない。何やら、親に買い与
えられたスポーツカー乗り回しているどら息子が、実は無免許で交通ルールさえ知らない
という、トホホな図式のようです。
大学時代、帰国子女の仲間とのつきあいがけっこうありましたが、彼らの思考にふれて
なるほど、これが米国式教育の成果なのかなと感じることが多くありました。
考えが異なる相手に対して、自説が合理性において優位にあることを精緻な論理でもって
証明し、相手を言い負かすのではなく納得させようとする冷静さ、意見の対立と人格の
評価を峻別する態度は新鮮に感じました。
「お前の意見には反対だが、お前はいい友達だよ。」というあっけらかんとしたのりは
日本の教育を請けた日本人にはできそうでできないですね。
もっとも、“You”社会で育ったためか、年上の相手に対して「ああそうか、君は・・・
なんだね。」という話し方をするのには、ちょっと違和感がありましたが。
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【149344】 投稿者: gong (ID:.cmvJucEb56) 投稿日時:2005年 08月 10日 20:51
(・∀・) さんへ:
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> 大東亜戦争が、日本の自存自衛であったことは事実なんだから
> 教科書にちゃんと載せるべきだよ。
>
当然、大東亜戦争は、日本の政治判断の大失敗だったことも教えましょうね。
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【149349】 投稿者: ミラボー橋 (ID:cmlMsSxLO8c) 投稿日時:2005年 08月 10日 20:58
歴史ファンさんへ:
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>でもアメリカの中〜上流といわれる家庭には、こういった勤勉さが色濃く残されている
>と思います。
>残念ながら、広く一般にとは言い難いのが現状ですけれど。
>それでもアメリカが凄いと思うのは、ルールに対しての姿勢というんでしょうか、
>とくに公共面では、日本より数段、うるさいと思います。
>悪ガキやトンデモは確かに居るけど、
>これに対する社会の見方が一致している安心感(連帯感)が「まだ」あります。
>小さなルールを守ることが、すなわち自分を守ることになるという実感があるのでしょう
>ね。
もともとが移民の国ですから、全員が守るルールなり契約なりがあやふやでは社会が
瓦解してしまうという背景があるのでしょうね。「それはルールに反す。フェアじゃない。」
という言葉が、日本より数段重いように感じます。
911直後の「愛国」熱情ムードの頃は何でもありのそら恐ろしさを感じましたが、最近は
本来のルールを大切にした冷静さが復活しつつあるようで、アメリカの根的な健全さと
懐の深さを感じます。
>そこにボーカル・マイノリティ(声の大きな少数派)が居ると、事はどんどんあらぬ方向に
>流れてしまう。
>でも、みんな何も言わないんですね。結局、何を言われるかわからない、後が恐いというこ
>となんでしょうけど。
>私自身、何度も経験がありますが、このボーカル・マイノリティに対抗するのは、本当に難
>しいことです。
>最近では年の功か、静かにグサッと一突きできるようになりましたが(笑)。
>問題は、議事進行の手順がまったく徹底していないために、起きるのですね。
>議長は「意見」ではないものを排除しなくてはならないのに、それができないし、
>参加者は参加者で、全体の力(民主であること)を信用していないので、様子見に終始して
>しまって…。
私が以前参加していたMLは、「DJ」と呼ばれる議長役がいて、議論が乱れたりぶれそうな
時は、的確に修正し、建設的な議論が維持されるよう苦心していました。
私も仕事に生かそうと、この方法を真似たMLを社内に持ち込んだことがありましたが、
結局うまくいきませんでした。 (>_<)
限定した一定レベル以上の参加者によるMLでも難しいのだから、ましてや不特定多数を
対象にしたネット掲示板をや、です。
>これからの子供たちには、ぜひディベートをと思いますが、
>その前にともかく国語教育の充実が考えられるべきでしょうね。
最近の若手とつきあって感じるのは、びっくりするほど文章が書けないことです。
まるで話し言葉か携帯メールのような文書を平気であげてくる。また、本人自身、
それがおかしいことと思っていない。
ペーパーバックやトリビア本ばかりで、古典をろくに読んでいないことも原因
かもしれません。そういえば、国語の教科書から漱石が消えたのがニュースに
なったのはいつのことだったでしょうか。
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【149358】 投稿者: 本当に・・ (ID:rzer29kuUdo) 投稿日時:2005年 08月 10日 21:29
ミラボー橋さんへ
レスありがとうございます。
引用返信ができないのですが(なぜかしら?)、
勝海舟の皮肉は理解したと思います。
自分に対して厳しい潔癖な働く人格者というのが当時の(日本と違って)米国のリーダーと言うお話の続きでしたね。
私の出した「NOBLESSE OBLIGE]という概念は少し違うかもしれませんが、
上に立つ人の使命感と言う意味では共通しているように思います。
こちらは、それなりの学問を受けた「力を持てる人々」はおのずとその役割があると自覚せよ、と言うような意味にとらえています。
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【149396】 投稿者: そういう世の中 (ID:u5cmTXWqB8o) 投稿日時:2005年 08月 10日 22:34
ミラボー橋 さんへ:
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> 最近の若手とつきあって感じるのは、びっくりするほど文章が書けないことです。
> まるで話し言葉か携帯メールのような文書を平気であげてくる。また、本人自身、
> それがおかしいことと思っていない。
> ペーパーバックやトリビア本ばかりで、古典をろくに読んでいないことも原因
> かもしれません。そういえば、国語の教科書から漱石が消えたのがニュースに
> なったのはいつのことだったでしょうか。
朝日新聞社の方でも20行以上の文章が読めない時代ですからね。きっと、一時的とはいえ朝日新聞社員だった夏目漱石も悲しんでいることでしょう。
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【149397】 投稿者: 平和とは (ID:Md.TCLZcXNo) 投稿日時:2005年 08月 10日 22:34
帝国主義の時代。イギリスは平然とアヘンを輸出し、インド人を召使とし、世界中の資源を搾取した時代。清に対して領土の割譲を列強がこぞって競い合っていた。この時代の正義は自国の繁栄に寄与することであって他国への援助ではない。この時代の正義は人権を守ることではなく、自国民の安全をのみ保護すること。国家間の信義は対等な国力の国家間でのみ守られた時代。その国力の源泉を植民地に求めた時代。自由、平等、博愛など植民地では「はああ〜〜〜?」って時代。
植民地化されつつあるアジアの片隅の、資源のない日本はそんな時代でどう生き延びるのか。日本人である私たちが召使、さらに奴隷になる危険をはらんでいた。日本は資源が入らず独立を脅かされていた。
戦争反対を唱える平和主義者たちの意見を聞きたい。
戦争を賛美するのではない。
「あの時代の日本」などと第三者的なもののいいかたではだめ。あなたの数代前の祖父たちが、ではどうすればよかったと子孫である貴方は先祖の墓の前で先祖に言い聞かせることがあるのか。
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【149405】 投稿者: 歴史への姿勢 (ID:v3cqLJ79sbo) 投稿日時:2005年 08月 10日 22:42
ミラボー橋様
>大学時代、帰国子女の仲間とのつきあいがけっこうありましたが、彼らの思考にふれて
>なるほど、これが米国式教育の成果なのかなと感じることが多くありました。
>考えが異なる相手に対して、自説が合理性において優位にあることを精緻な論理でもって
>証明し、相手を言い負かすのではなく納得させようとする冷静さ、意見の対立と人格の
>評価を峻別する態度は新鮮に感じました。
>「お前の意見には反対だが、お前はいい友達だよ。」というあっけらかんとしたのりは
>日本の教育を請けた日本人にはできそうでできないですね。
返信して頂いて、とても嬉しく、また恐縮しています。
個人的なことで恐縮ですが、大学時代、先輩や友人達に、「どこか違って大陸的」とか言われたのが、ミラボー橋様の説明で初めてどういうことなのか、納得して理解できました。
>もっとも、“You”社会で育ったためか、年上の相手に対して「ああそうか、君は・・・
なんだね。」という話し方をするのには、ちょっと違和感がありましたが。
運動系クラブで、先輩には封建時代のように従わなくてはいけないのが始めは少し不思議に思えましたが、クラブの時だけなのですぐ慣れ、会社に入ってから、これが本当に役に立ちました(今考えれば日本だからこそ当然なのですが)。
各ポジションで、先ほどミラボー橋様がおっしゃったリーダーシップ(組織の理念・メンバーの利益の守護・自制の3つ)の各ルールが公正に発揮される場合に限り、どんな社会や組織でも、確かに円滑に動いているし、全員の満足度が最大になりますね。
逆に、例えばある国が中央集権(今は仮にこの言葉を使っておきます)を目指せば目指すほど、国民の感情が離反して、結局は国力は落ちていくことになると思います。
コミュニケーション能力は、日本人だから下手、ということは全く無いと思います。
受験版にいつも出てくるように、結局は個人の資質や受けた学校・家庭教育、それに継続する努力(訓練)だと思います。
ミラボー様もそうですが、論理的、かつ書く時に非常に緻密で、細かいところまで的確な言葉に出来る方というのも、大変資質に恵まれ、常に当事者であっても客観的、冷静に物事を見ていらっしゃればこそと思います。
偉そうに聞こえそうで申し訳ありませんが、ミラボー橋様の投稿は、論理・文章力の面でもとても秀逸で、私は今回非常に勉強になりました。ありがとうございました。
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【149438】 投稿者: ホークス (ID:x6UmeJNjsMQ) 投稿日時:2005年 08月 10日 23:46
リーダー論・ディベート・コミュニケーション能力向上の為に
議論なさっていた論理・文章力の秀逸だった皆様へ
「平和とは」さんの問いかけに答えて、お手本を見せて下さい。
勉強させて頂きたいです。
平和とはさんに付け加えさせて頂きますと、
当時の有色人種への蔑視は今からはとても考えられない状況だった事です。
私が豪州国に住んでいたとき、ニュースで「タスマニア島の最後のアボリジニ
のミイラが大英博物館より返還される」というのがありましたね。最後の純粋な
アボリジニはミイラにされて博物館に送られていたらしいです。
白人以外は人間ではなかったのですよ。
(勿論、現在の豪州国は大変に人種問題に敏感であり、知的レベルの高い人ほど、
偏見から自由であるという態度を取る事を付け加えておきます)
そういった当時の状況をよく考えて、ご意見を下さい。お願いします。
自分の今までの経験から申し上げますと、どんなに議論の技術が卓越し、言葉も
巧みであろうと、自分の意見を自分の言葉で述べられない人は、大抵の国で
軽蔑されます。技術の問題ではなく、キャラクター(精神)の問題だからです。
あと、皆様の議論に不足するであろうと思いますのは、戦略思考をどう植え付けるか
ではないでしょうか。相手のバックグランドを知り、相手の主張の裏の目的を
探り、メンタリティーを知り、現状を知る。分析して、自分の最終目的に辿り着く
ためのパスを積み重ねる。私は、私たちに今一番不足する能力だと思いますけど。
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