野球の強い完全中高一貫校｜掲示板スレッド

＞＞大学付属校であれば、
＞＞成城学園高校は大学に進学しても、多くの成城学園高校出身者が
＞＞成城大学硬式野球部の主力になっている。（首都大学２部であるが。）

御存じの方も多いだろうが、成城学園中学野球部（以前は軟式）は、高校野球部
の強化を目的に、今年の４月から硬式野球の野球部に転換し、
ボーイズリーグ（東京西支部）に「成城学園ボーイズ」として加盟し活動している。
6月30日には関東大会の予選で早くも南多摩ボーイズを相手に勝利を収めている。
成城学園高校野球部は元々、主力選手のほとんどが成城学園中学野球部出身で
成城大学に進学しても野球を続ける選手は多い。

中学の硬式野球部では芝や東京都市大学付属は中学軟式野球部と別に
中学硬式野球部が存在している。

芝中学は、元々、クラブ活動は中学・高校で一つのクラブとして置かれており、
軟式野球部と硬式野球部はそれぞれ中学部員と高校部員が一つになって活動していた。
硬式野球部の中学生部員は主に同様の活動形態の開成中学や早稲田中学と対抗戦を
していたが、開成中と早稲田中の硬式野球部員の中学生の減少により、実施できなく
なり、硬式野球部の中学生部員の試合相手を求め、リトルシニア連盟に20数年前に
加盟したもの。
東京都市大学付属中学は、高校では硬式野球部、軟式野球部と別れていたが、
中学は軟式野球部しか存在しなかったところに、硬式野球をしたい中学生が硬式野球部
を立ち上げて発足したもの。同校は元々、野球部出身の教員が多かったことから
顧問・監督等には困らなかった。
かえつ有明中学は女子高から共学化された際に野球部（中学・高校とも硬式野球）を
発足させたもの。だが、同校はサッカーに非常に力を入れており、サッカー部が
中学・高校とも100人程度の部員がいるものの、野球部は中学・高校とも
部員数は10名前後で年によっては9名を切り、なかなか公式戦ができない状況と
なっている。

成城学園中学の場合は、
歴史ある中学野球部（軟式）ごと、そのまま、中学野球部（硬式）に転換している。
成城大学野球部（学友会（体育会））も軟式や準硬式が無く、首都大学野球連盟に
加盟している硬式野球部しか無いので、成城学園中学・成城学園高校・成城大学と
野球部は硬式野球しか選択肢が無い。

はじめまして。いつの間にか成城学園にも中学硬式野球部ができたのですね。
すでに都内に中学硬式野球部が４チームもあるなんて、ちょっと驚きです。

でも、いくら中学野球部を強化しても、やっぱり野球やサッカーのように
選手人口のピラミッドの裾野が広いスポーツで全国レベルに達するのは
とても難しいですよね。

中学に硬式野球部がある学校、または中学軟式野球部が、全中にも出て
くるような学校で、高校の野球部が甲子園にも出てくるような学校は、
神村学園、福井工大福井、長崎海星、高知、修徳、桐蔭学園、星陵、
常葉学園橘などがありますが、比較的、内部の中学出身選手が比較的多い
のは星陵、長崎海星と常葉学園橘くらいですよね。
残りの高校はベンチ入りできる内部出身生は数人くらいです。
神村学園中はリトルシニアでは全国決勝で緑東シニアと優勝を争うくらいの
強豪にもかかわらず神村学園高校でベンチ入りできる神村学園中出身者
は数人です。

やはり一つのチームだけに人材を求めるのは、競争原理が働かなくなり
決して強くなるためにはメリットにはならない気がします。

それを考えると完全中高一貫の学校は、スポーツを強くする上で、構造上
の大きなデメリットを抱えてると思うんです。
ある程度のレベルまでは強くなれても、それ以上強くなるためには、
乗り越えなければならない高い壁（特にチーム内での競争力の低下）
があると思うのですが、皆さんは、どう思われますか？

もちろん、ある程度のレベルに達してしまった選手は、レギュラーを奪われる
可能性が少ないので安心できるというメリット（なのかどうかはわかりませんが。）
はありますが。

今年青森県で甲子園初切符を手に入れた弘前学院聖愛。
その校名からわかる通りの元女子校の中高一貫校。

（以下、報知新聞記事より）

９年ぶりの弘前勢対決となった、青森大会決勝は、弘前学院聖愛が弘前に４―３で勝って、
春夏通じて初の甲子園出場を決めた。中学の年代から指導理念を統一し、“人間力”を強化
してつかんだ全国切符。今大会で青森山田、八戸学院光星の県２強を撃破した勢いで、
００年に共学となった弘前学院聖愛が、甲子園でも笑顔満開のプレーで勝利をつかみにいく。
（中略）
　“中高一貫”の指導で強化を続けてきた。４０人の部員は全て青森県内の出身。弘前学院聖
愛中の生徒を中心として、０７年に結成された弘前聖愛リトルシニアの“卒業生”がほとんどだ。
原田監督と聖愛シニア・鳴海光雄監督（４１）は密に連絡を取り合い、基本的な練習方法や
考え方などを統一してきた。また中学と高校は同じ敷地内にあり、聖愛シニアは高校の練習
場所のすぐ隣で活動しているため「（高校の）練習を見て学ぶことも多い」（鳴海監督）。
７回２死二、三塁で決勝の右前適時打を放った聖愛シニア出身の森山は、「中学からやって
きたことが今生きている」。そのなかで中学、高校ともに意識してきたのが“人間力”だ。

強豪を次々と倒して初の甲子園出場を決めた弘前学院聖愛の選手たち。笑顔のオンパレードだ
　ゴミ拾いや整理整頓、福祉施設でのボランティア活動や講演会など野球以外のことにも積極
的に参加。さまざまなことに触れ、心を鍛えてきた。一戸将主将は「練習中に（講演で）聞い
た言葉が浮かんできたりした。人間の器が大きくなった」。この試合も６回まで３―３と接戦
も最後まで焦らず。ぶれない心と笑顔で流れを引き寄せた。
　部員全員で朝練時に行うあいさつ訓練では、あいさつの後に「ハッピー！」をつけてみんな
で笑うほど笑顔を意識。序盤は動きが硬いと感じた指揮官は５回終了時、普段行っている互い
に両手の人さし指をつけて笑い合う動作をメンバー全員でやって緊張をほぐし、７回の勝ち越
しにつなげた。
　甲子園に向けて原田監督は「今からがスタートという気持ち」と気を引き締めれば一戸主将
も「最初から自分たちのプレーができるようにしたい」。強い気持ちと変わらぬ笑顔で聖地を
駆け回る。

----今年の夏の甲子園は、この学校の戦いに注目しようと思う。

これはすばらしいですね。
青森といえば光星学院や青森山田など、
全国制覇も狙える強豪校があるなかで、これは立派の一言。
名前の聞かない私立校が急激に強くなるケースはだいたいが県外の有力な選手をかき集めるやり方ですが、ここは違うんですね。応援したくなるかも。
中高一貫だってやればできるってことですね。

今夏の甲子園出場校の系列中（附属中）出身者のベンチ登録選手数
（系列中学がある高等学校のみ）

９名
聖愛（青森）、星陵（石川）

５名
修徳（東東京）

４名
仙台育英（宮城）、明徳義塾（高知）

２名
常葉菊川（静岡）

１名
日大山形（山形）

０名
作新学院（栃木）、常総学院（茨城）、日大三（西東京）、横浜（神奈川）、大阪桐蔭（大阪）、延岡学園（宮崎）

大阪府出身で大阪のPLなんですけどね。
単純な中高一貫じゃないけど塾高なら甲子園でてますよ。
県内出身者はすくないかもしれないけど、戦前から県外の大学進学前提です。

中高一貫だろうが、地元出身のみだろうが、
やればできるってことを見せてくれた。
感動した。

聖愛の皆さん2回戦突破おめでとうございます。今日もすばらしい試合。接戦を制した力はお見事でした。ピンチの時もみんなどこか楽しそうにのびのびプレーしてましたね。次も応援しています。