野球の強い完全中高一貫校｜掲示板スレッド

（２）東京の私立中学硬式野球部について

東京の中学野球部で硬式ボールを使うのは
かえつ有明（ボーイズ）、東京都市大付属（ボーイズ）、
成城学園（ボーイズ）、芝（シニア）の４校です。

かえつ有明の野球部は近年、部員不足で公式戦に参加できず。
同校は野球よりサッカーに中高とも力を入れていますが、野球部の
入部希望者が少なくなっています。

成城学園中学は軟式野球部を硬式野球部に改編して、ボーイズに
参加。硬式に改編して部員数が一時減少。春の大会は参加できませんでいたが、
新入生が入ってきて部員数が持ち直してきており、夏の大会は初戦敗退でしたが
南多摩ボーイズに善戦しました。
これからというところでしょうか。成城学園高校は以前から、
数年毎に強い時期がありましたので期待できるかもしれません。

東京都市大付属中学は高校と中学の監督やコーチ陣を数年毎に
入れ替え、できるだけ中高一貫して面倒をみる方針に転換しました。
今の中学部の監督は早実出身の厳しい監督です。
近年、急激に力を付けてきており、公式戦のコールド勝ちも
増えてきています。近いうちに支部大会を突破して全国大会などの
上部大会に出場する可能性もありそうです。春の大会でも東京西支部で
優勝した世田谷南ボーイズに１点差の惜敗で、夏の大会でも既に
１回戦で武蔵野府中ボーイズをコールド勝ちしています。
各学年は約20名ずつで、現在の中３は厳しい監督により育てられており、
武蔵工大付属時代も含めて歴代最強と言われています。この世代は再び、
数年後、高校で上級生になったときに、再びこの厳しい監督に率いられることに
なりそうです。

同じ中学硬式野球部ということで練習試合が多く、ライバル関係にある
都市大付属中学に引っ張られるように強くなってきているのが芝中学です。
関東地区のリトルシニアは強豪が多く、今まで公式戦で勝つことが非常に
難しかったのですが、シニア関係者の話によると、ここ１～２年で急激に
力を付けてきており、夏の最後大会である全関東大会（トーマス杯）でも、
既に１，２回戦を突破しているそうです。各学年の人数は都市大付属ボーイズと
異なり非常に少ないようですが、今後注目されるチームです。

もしかすると数年後、東京都市大付属高校と芝高校の野球部が活躍して
東京の中学硬式野球部が注目を集めることになるかもしれません。

（３）硬式の野球クラブに在籍している私立中学生

首都圏の中学硬式野球の連盟であるボーイズは報知新聞で、
リトルシニアは東京中日スポーツで、それぞれ年１回、ベンチ登録
選手の紹介をしています。
ボーイズは選手の在籍中学校について掲載はありませんが、リトルシニア
は公表しています。
今年、関東のリトルシニアのチームでベンチ登録されているレギュラーメンバー
のうち、系列の高校に野球部がある私立中学に在籍している人数は以下の
とおりです。（中学に硬式野球部がある芝中は除きます。）

東海大相模中　７名
早稲田実業　６名
国学院久我山中　５名
立教新座中　４名
慶應普通部　３名
法政二中　３名
帝京中　２名
関東学院六浦中　２名
東京学芸大小金井中　２名

１名の学校
慶応中等部、立教池袋中、明大中野中、法政大中、
東海大高輪台中、東海大浦安中、日大豊山中、
日大一中、日大藤沢中、芝浦工大中、学習院中等科、
成蹊中、早大学院中、桐光学園中、湘南学園中、
佼成学園中、桐朋中、平塚学園中、世田谷学園中、
東京学芸大世田谷中、都立大泉附属中、麻布中、
聖望学園中、横浜南高附属中、和光中、東京学館浦安中、
八千代松陰中。

シニアだけでしかも、レギュラークラスだけでこれほど幅広い学校に
在籍しています。２～３年前と比較すると学校の数は増えた気がします。

そのときも、早稲田実業、慶應普通部、東海大相模、国学院久我山は
多かったのですが、
早実は毎年、中等部出身でも数名は高校でベンチ入りしてレギュラー
になる人もいますが、内部出身同士で中等部軟式の部活出身と
硬式クラブ出身を比較すると、若干、中等部の部活出身の方が多いくらいです。
もちろん、硬式出身でレギュラーになった人もいますが。
慶應普通部も中学の軟式は学校行事と試合が重なると学校行事を優先させな
ければならないということで、以前からシニアやボーイズに行く選手が
多かった中学です。

2～3年前と比較すると立教系と法政二が増えた感があります。数年前と
比較すると立教や法政二の中学野球部が弱くなっているのと関係あるかもしれません。
特に法政二は校庭が校舎建替えのため使いにくいことが関係しているかも
しれません。

逆に減ったなあと感じるのは横浜日吉の日大中です。
シニアには一人もいなくなってしまいました。日大高校はスポーツ推薦
を激減させて日大中出身者重要視して、Ｋボールの選抜チーム（港北クラブ）
に派遣させて強化を図っていると聞いたことがありますので、
それと関係しているかもしれません。
また、桐光学園中も減ったような気がします。

また中学野球部が強豪の修徳学園中、日大二中、明大明治、明大中野、
桐蔭学園中、山手学院中などは昔から少ないですね。

野球に関する考察様

大変詳しくありがとうございました。

先日、行われた全国大会の予選では都市大は３回戦で世田谷南ボーイズに、
芝は同じく３回戦で江戸川中央シニアにコールド負けです。

相手は全国区の強豪チームとは言え、神村学園シニアや
高川学園シニア（旧多々良学園）、福井工大福井中ボーイズが全国大会に
出場して結果を出していることを考えると、まだ高いレベルに達したとまでは言え
ないでしょう。それでも１、２回戦で勝てるようになったのは少しは進歩
してるのかもしれませんが。

今日の試合で麻布が負けてしまいました。

スレ主さんが挙げてくださった完全中高一貫校の
穎明館、渋谷教育学園渋谷、麻布、海城、芝、東京都市大付属、
獨協、武蔵、早稲田、浅野、サレジオ学院、逗子開成、神奈川大附属、
関東学院、関東学院六浦、森村学園
の中で上位まで勝ち抜けそうな高校はありますか。？

芝の中学野球部は夏の関東大会３回戦で強豪江戸川中央シニアにコールド負けしてしまったようですが、
芝高校は１回戦で都立の強豪校に勝利したようです。

http://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/p-bb-tp3-20140707-1330008.html

芝エースは東大志望　田中が完投
＜高校野球東東京大会：芝３－２江戸川＞◇６日◇１回戦◇江戸川区球場
　プロ注目の芝・田中裕貴投手（３年）は、２失点完投で昨夏８強の江戸川を撃破。打っても自ら決勝タイムリーを放った。
　１１５球目は、自慢の直球で決めた。１点リードの９回２死一塁。秀才軍団・芝を引っ張る１８８センチの長身左腕田中が、目いっぱい腕を振る。右飛に打ち取り、ハニカミながら、歓喜の輪の中心に立った。
　エース兼４番の大黒柱として、昨夏８強の江戸川を１点差で破った。「前半はストレートが上ずってましたが、後半は低めに投げられました」と喜んだ。角度のある直球とスライダーを軸に、９回９安打２失点で粘り、７回には決勝の左前適時打を放った。
　東京・芝公園にある中高一貫の進学校。グラウンドは全面ラバーで、土はない。ノックも打撃もすべてトレーニングシューズで行い、マウンドは三角形の木を置いて、急造の傾斜をつくる。投球練習だって、スパイクは履けない。
　こんな環境で成長した最速１４０キロの大型左腕を、昨秋から在京球団を中心に複数球団のスカウトが視察した。１日１０合の食事で、体重は昨秋から１０キロ増の８７キロにビルドアップ。伸びしろ十分のプロ注目投手だが、心に決めた夢がある。
　「東大で野球がやってみたいです。ずっと負けているので、連敗を止められたらって思っています」
　東大は現在東京６大学リーグワーストを更新する７６連敗中。入学すれば一躍、救世主候補になる田中は、昨年８月には東大の練習会に参加していた。「球場が広くて、ここでやってみたいと思いました」。
　もちろん夢を実現するためには、日本最難関の受験が待っている。中学時代は偏差値６６で、現在も野球を続けながら、学年約３００人中５０位前後をキープする。得意な教科は数学。今日７日からは期末試験が始まり、「どっちも頑張ります」と笑った。夢は大きく、たくましく。野球も勉強も、志を高く持って、前に進んでいく。【前田祐輔】
　◆田中裕貴（たなか・ゆうき）１９９６年（平８）４月３０日、静岡・浜松市生まれ。小３から野球を始め、芝中では同校の硬式野球部所属。芝では１年夏からベンチ入り。好きな投手はカブス藤川、ヤンキース田中。変化球はスライダー、カーブ。家族は両親、兄。１８８センチ、８７キロ。左投げ左打ち。
　◆芝　１９０６年（明３９）創立の私立校。野球部は４７年に創部。部員数は１年５人、２年１２人、３年１０人の計２７人。過去最高成績は０３年、０４年の５回戦。中高一貫校で、今年は現役７人を含む計１１人が東大に合格した。早大は１４５人、慶大は１０２人（ともに総数）が合格。主なＯＢは写真家・篠山紀信、作家・北方謙三。所在地は港区芝公園３の５の３７。春日利比古校長。

間違いなく甲子園に行けるよ。
進学校でもあるよ～

今夏の大会の東京都と神奈川県、埼玉県の中高一貫高校野球部のベンチ登録選手の内進生の割合。
大学附属系か進学校系かは系列大学への進学比率等で分けた。ベンチ入り選手のうち内進生がゼロの
高校は記載しなかった。

高校名（系列中学出身者のベンチ登録選手数／ベンチ登録人数：登録選手の内進生の割合）

◎　大学附属系
関東学院六浦（20/20：100％）
聖学院（12/12：100％）
学習院高等科（19/20：95％）
慶應湘南藤沢（18/20：90％）
成城学園（13/20：75％）
明大明治（14/20：70％）
玉川学園（9/14：64％）
成蹊（12/20：60％）
立教池袋（12/20：60％）
明治学院東村山（11/20：55％）
東京電機大（10/20：50％）
立教新座（9/20：45％）
青山学院高等部（9/20：45％）
明大中野（9/20：45％）
日大（8/20：40％）
芝浦工大（7/18：39%）
東京農大一（7/20：35％）
明大中野八王子（6/20：30％）
早稲田実業（6/20：30％）内1名シニア出身
日大二（5/20：25％）
日大一（4/20：20％）
日大豊山（4/20：20%）
法政大（4/20：20％）
法政二（3/20：15％）
東海大菅生（3/20：15％）
慶應義塾（2/20：10％）内2名とも中学硬式野球クラブ出身
国士舘（1/20：5％）
東海大相模（1/20：5％）


◎　進学校系
浅野（20/20：100％）
逗子開成（20/20：100％）
森村学園（20/20：100％）
サレジオ学院（20/20：100％）
武蔵（20/20：100％）
穎明館（20/20：100％）
神奈川大附属（20/20：100％）
芝（20/20：100％）
独協（20/20：100％）
海城（20/20：100％）
関東学院（20/20：100％）
相模原中等（20/20：100％）
渋谷教育渋谷（20/20：100％）
早稲田（20/20：100％）
東京都市大付属（20/20：100％）
九段中等（20/20：100％）
攻玉社（17/17：100％）
麻布（14/14：100％）
桜修館中等（13/13：100％）
立川国際中等（12/12：100％）
かえつ有明（10/10：100％）
桐朋（18/20：90％）
成城（18/20：90％）
巣鴨（18/20：90％）
城北（17/20：85％）
筑波大附属駒場（17/20：85％）
都立両国（16/20：80％）
開成（16/20：80％）
本郷（15/20：75％）
三鷹中等（10/14：71％）
東京学芸大附属（14/20：70％）
帝京大（13/20：65％）
都立武蔵（9/14：64％）
筑波大付属（12/20：60％）
東京都市大等々力（11/20：55％）
京華（11/20：55％）
文教大付属（8/16：50％）
順天（8/16：50％）
立正大立正（9/20：45％）
高輪（8/20：40％）
都立富士（7/20：35％）
鎌倉学園（7/20：35％）
鶴見大附属（7/20：35％）
開智（4/12：33％）
都立大泉（6/20：30％）
修徳（5/20：25％）
桐蔭学園（4/20：20％）
山手学院（3/20：15％）
駿台学園（3/20：15％）
藤嶺藤沢（3/20：15％）
駒込（2/20：10％）
足立学園（2/20：10％）
栄東（1/20：5％）
日大三（1/20：5％）
桜美林（1/20：5％）
佼成学園（1/20：5％）
世田谷学園（1/20：5％）
桐光学園（1/20：5％）
横須賀学院（1/20：5％）