【週刊誌ネタバレ】二月の勝者-絶対合格の教室-｜掲示板スレッド

女性読者からしても、この要素は要りませんよ。
多様性は解りますが、ここで敢えて必要かな、と。

あらかじめ仕込んでおいたセリフが、
たった一つ加筆することで一部のお姉さま方の妄想力を掻き立て
夢が広がリング・・させるのは漫画として立派立派ｗ

リアルタイムで読んでる時に、なんかよくわからんセリフだなぁ・・・とは
思ってたんですが、こう来るとは・・・と脱帽です。
そもそもこの作者ソッチ方面は許容のヒトなんで、確信犯だと思いますがｗ

嫌な人は普通にそのまま読めば良いだけ。
好きな人はパクパクメシウマしてくださいｗ

多様性多様性。

アンチBL派の人は、

「貧富の差による教育格差の現実を身をもって体験したにも関わらず、
　その格差拡大に加担するような業界で得た金で、その格差を縮める活動を
　続けている自分の自己矛盾に長年悩んでいた」

と読むと、とりあえず社長のセリフは腹落ちできるかもね。
指輪はどうやっても説明できんけど。

普通にイギリスで出会った人と恋をして結婚したで良いと思います。
桜花を卒業した生徒、先生を続ける佐倉、イギリスに飛び出した黒木、みんなそれぞれ新しい道を歩んでいて新しい出会いもある
という解釈をしました。

BLは好きだけど、この作品にBLはいらない派です。

仮にお相手が幼馴染でも、それはそういう恋愛というか関係性の話で、お相手が「イギリスで出会った人」なら良いけど、幼馴染の男性なら受け付けられないというのもどうなんでしょうね。だって「イギリスで出会った人」だって、男性か女性かはわからないですよね。もしかして、女性だという無意識の前提でおっしゃっている？
また、相手が幼馴染の男性だとしたらそれはBLジャンルになる、というのも違うような。
もちろん作者やBL好き界隈の人達がアレコレ妄想するのは十分あり得るだろうと思います。
しかしお話本編を見たときにお相手が同性即BLっていうのは違いませんか？

加筆でのこの諸々の喧々諤々
を観て、作者はしてやったり！とほくそ笑んでいることでしょうw

良し悪し有り無しの正解なんて作者にしか分からないのは当然なのですが、
あの社長の？？？なセリフが加筆で一気に色付く…という見事な仕込みに、漫画としてのすばらしさを感じます。ホント良く出来てる。

アンチの人はそのように、妄想派のヒトもそのように、後日譚を夢想できる2倍オイシイ加筆でしたね。
漫画家としての大優勝でした。二月の勝者は作者だったかもねw

作者の完結後ロングinterviewが載ってますが、
作者としては後日譚は語る気もなく、読者それぞれが妄想して楽しんで下さい…のスタンスとあるので、
後から色々愉しめるように、セリフ自体は仕込んでおいたのでしょうね。

あと、樹里丸は構想ではダブル不合格だった…とか、
漫画をマジで信じ込んで子供にプレッシャー与えんなよ！エンターテイメントだからな！とか、色々語られてました。　

良い作品でした。大満足。

インタビューの中で
「連載中やらかして単行本で回収したエピソード」
が在る…とあったのですが、どれのことだろう…
明の星？