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【614575】中学受験の再考

投稿者: とっくに終了組   (ID:iJp6PaX33N6) 投稿日時:2007年 04月 12日 11:05

この板にはもう中学受験というものに足を突っ込んで
しまった方々が出入りなさっていると思いますので、
今更何を…というスレかもしれませんが、一貫校に
ムスコが通って3年。
ちょっと駄スレを立ててみました。


首都圏では最難関校と言われるところに入学。
自由と放任を履き違えてんじゃないかと思う校風にも
やっと慣れてきました。


入学当初から異常な通塾率。
何になりたいかを考える前に東大目指した日々が
始まっているかのような日々に抱く焦燥感。
(特に親は…。)


そんな中、公立中学に進学した友人たちはこの数年に
思わぬ成長を遂げてICUに進んだり早慶に進んだり。
自らの意志と親の希望にうまく折り合いをつけ、ちゃんと
それぞれの道を歩んでいます。


中学受験で「一抜けた」感に浸れるのはほんの数ヶ月。
それが「成功」と言われる結果であっても!です。


中学受験に執着することはないと今、改めて感じます。
経済的に、もしくは子供の成長が今の時期の受験に
合っていないのではないかと迷っている親御さんが
いらしたら…「ここで乗り遅れたら…」なんていう
強迫観念を捨てて再考して欲しいと思います。


私のようにマスコミや一部の富裕層のお受験ブームに
踊らされるよりも、冷静にお子さんの成長過程を見守り、
熟慮していただけたらと今、思います。


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  1. 【615943】 投稿者: テト  (ID:PunH1O50KBk) 投稿日時:2007年 04月 14日 14:24

    いいえ さんへ:
    -------------------------------------------------------
     
     子どもが小学校へ入学するまで、私も友人たちもシュタイナー教育に魅了されて
     本を読んだりウォルドルフ人形を作ったりしました。
     小さな子どもを持つ母親としてとても魅力的な教育でした。
     
     でもやはり7歳までは夢の中で、小学校へ上がると現実が待っていたのでしょうか、
     シュタイナーの話で盛り上がった友人たちの子どもはみな、
     中学受験で高偏差値の学校へ入学されています。
     
     
    > ただ私が完全にシュタイナー教育に同調できないのはこういうところです
    > 大人は彼に船長という職業や船舶会社の経営、もっと言えば高給取りになって自分の船を
    > 持つという選択もあると示すべきだと思います
     
     いいえさんのこのご意見が、私やみんなの中に芽生えたのだと思います。
     この教育は富裕層なら実現できるかもしれませんが、日本の現実に着地して先を
     考えると、一般家庭にはかなりムリのある話のように感じ始めました。
     
     昔の共同社会から、今は個人の利益を重視した利益社会になり、「わが子のことを
     思えば」の中学受験が熱くなるのもムリはないことだと思います。
     学歴社会を否定したくても、これが社会の現実の流れでは抗うわけにもいきません。
     
     うちの娘が今年、某難関中学に入学しました。
     勉強よりスポーツの好きな新6年の弟は公立へ進むらしく、勉強熱心な姉に対し、
     「僕は勉強ばかりして過ごすより、自分の好きなことをするために公立へいくよ」
     と言うと、姉は、
     「バカだね。将来のことを考えると勉強の方が何よりも手軽で手っ取り早いのよ」
     と答えていました。
     
     さて、将来どちらが自分の人生を謳歌できるかと、親は楽しみでもあります。

  2. 【615946】 投稿者: 親子ラッコ  (ID:qI4p3Q4jtYo) 投稿日時:2007年 04月 14日 14:26

    いいえ さんへ: 
    -------------------------------------------------------
    >こういう話は、いっけんスレのテーマからはずれたようですが
    >実はスレ主様のお気持ちにかなり近いかもしれません
    私も何かそんな気がして、ずっとロムしていたのに出て来ちゃったのかも。
    ドイツ、フィンランド、インドなどの教育と比較すれば・・・思う所あり。

  3. 【615955】 投稿者: 印象派  (ID:VTsTws28vwU) 投稿日時:2007年 04月 14日 14:47

    いいえ さんへ:
    -------------------------------------------------------
    > ただ私が完全にシュタイナー教育に同調できないのはこういうところです
    > 大人は彼に船長という職業や船舶会社の経営、もっと言えば高給取りになって自分の船を持つという選択もあると示すべきだと思います
    > 子どものイメージには限りがあるのですから、子どもの夢をそのまま実現させるのが大人の役目だとは思いません
    >   
    >
    シュタイナー学校が他の選択肢を示さないというのは、誤解かさもなくば偏見では
    ないですか。シュタイナー学校からも、一般の学校と同じぐらい大学に進んでいます。
    スレ主さんが心配されているような、狭い(唯一の)選択肢へと誘導する有形無形の
    圧力にさらされるということはないのがこの学校の特徴ということでしょう。
    国際数学オリンピックで入賞したある灘高生は、周囲の声に押されて(当人の証言)
    結局、医学部に進みました。
    もし、シュタイナー学校のような雰囲気の中にいれば、文字通り、選択肢は広かった
    でしょう。

  4. 【615964】 投稿者: 教育メソッド  (ID:3BnFDuBRYek) 投稿日時:2007年 04月 14日 15:14

    シュタイナーの問題点は、そのメソッドそのものより、
    シュタイナーを扱う大人たちが、
    それとは気づかずに、人智学に凝り固まっている場合があることでしょう。
    (シュタイナー自身は、その教育メソッドと人智学は切り離していますね)


    教育メソッドを、神智学、人智学の区別もつかない方々が扱っている現状を考えれば、
    日本のシュタイナー教育の先行きは暗いと考えます。
    どんな教育においても、「自由」を単なる「放置」に変えてしまう
    「勘違い」が、社会を蝕んでいると、強く感じています。

  5. 【615977】 投稿者: くま  (ID:nhAgok84le.) 投稿日時:2007年 04月 14日 15:35

    今年、中学受験は終わっていますが、
    環境さんといいえさんに質問があります。

    【中学受験か、高校受験か】
    興味深く議論を拝見しました。内容のある議論だと思います。私には、高校受験するか、中学受験するかは方法論と、子供の成長スピードの個人差が大きいので、どちらが普遍的かという議論にならないと思うのです。両方について”正解”との事例があると思います。

    私の考えでは、それらは人生の都度設定する目標に向けてのアプローチの仕方であり、
    それぞれ戦略Optionのような気がしています。

    目標は共通で、その方法論だとすれば、公立で塾活用や、私立中学に依存するのも、それぞれ時間をかけて議論すべきですが、いずれも「解あり」だろうと考えています。
    いかがでしょうか。

  6. 【615983】 投稿者: 脳内です  (ID:nhAgok84le.) 投稿日時:2007年 04月 14日 15:56

    【大学受験時に東大を目標とすると仮定して、受験者を分ける】
    例えば東大をターゲットにすると仮定します。本人ではなく家族の「目標」と捕らえ、受験者層を2つに分けます。

    ? ハビトゥス(*)のある層
    ? ハビトゥスがない層

    それぞれに
    a) 本人に遺伝的にも適性がある(努力の能力を含む)
    b) 本人にあまり適性がない。(無理して受験しようとしている)

    があり、4つに分けられます。このうち、優秀な層は2つで、
    ?-a),?-a)で、難関中学・高校には結構多いでしょう。

    「東大受けるのは、家族では全く当たり前で成人式のようなものだ」というのも?-a)ですし、父親・母親が高学歴ではなくとも、「勉強全般、特に算数が飛びぬけてできる」というのは?-a)です。(地方の公立から良くできて受験する子はこのパターンも多く見る。ちなみに今は東京の公立もそうでしょう)

    さて、ここから脳内ですが、?-a)に入った?-a)のカルチャーの子(本人)は、いくつかのリアクションを示すでしょう。すなわち、

    Option A
    「自分の見たことのない教養や教育方針のある家の子がおり、当たり前のように東大や医学部を目指している」のを目の当たりにみて、”自分も”と頑張ろうとする

    Option B
    「自分の見たことのない教養や教育方針のある家の子がおり、当たり前のように東大や医学部を目指している」のをみて。話が違う、”自分はとても付き合えない”とくじける

    Option C
    「自分の見たことのない教養や教育方針のある家の子がおり、当たり前のように東大や医学部を目指している」のをみて。”自分は付き合えない”と全く別の進路を志向する

    このうちOption Aは、本人が頑張っても親が、?であると、”そんなに頑張ってどうするの?”となる。

    そういう意味では、都立トップなどは今のように復活しかかっても5-10%しか、本当の寛難関大学には行かないんで、ハビトゥスを強く意識することはないでしょう。本人だけの意志の気楽な受験です。そもそも追い詰められた環境にもないので、生活の雰囲気はのんびりしています。

    別の言葉で言えば、その時そのときに難関大学出身を志向して出身者の多い家族はそのようなカラーの学校に子供を入れたがりますから、保護者のカラーが出るものです。今は、明らかに難関私立中学に子供を入れたがっている親が多いのでしょう。

    で、その先があるのですが、おそらくはスレヌシさんは?-b)ではなく、?-a)だと思います。それは父親が?または?に価値観を持っていることがあるからです。母親はもっと、本人の幸せをと願っても、社会で厳しい競争や、軋轢、偏見、などなどにさらされている父親は子供をサポートします。母親の疎外感も相当なものになります。もしょ、?-b)とすれば、子供が両親との距離をとることになるでしょう。子離れを嘆くことになります。

    脳内ですから笑って見過ごしてください。

    (*) 知的なレベル・階層を維持/再生産しようとするノウハウ、戦略、志向を持った家族
    【615875】 Re: 日能研かサピックスかの議論を参照ください。


  7. 【615984】 投稿者: 今年の理?進路  (ID:ocOhst9PVi.) 投稿日時:2007年 04月 14日 15:56

    印象派 さんへ:
    -------------------------------------------------------
    > シュタイナー学校が他の選択肢を示さないというのは、誤解かさもなくば偏見では
    > ないですか。シュタイナー学校からも、一般の学校と同じぐらい大学に進んでいます。
    > スレ主さんが心配されているような、狭い(唯一の)選択肢へと誘導する有形無形の
    > 圧力にさらされるということはないのがこの学校の特徴ということでしょう。
    > 国際数学オリンピックで入賞したある灘高生は、周囲の声に押されて(当人の証言)
    > 結局、医学部に進みました。
    > もし、シュタイナー学校のような雰囲気の中にいれば、文字通り、選択肢は広かった
    > でしょう。
    >


    これは間接的に聞いたことですが、今年、理?から2人が数学科に進学したそうです。
    おそらく2人とも、N高校出身者で、一人は数オリ金メダリスト。
    もう一人は駿台東大実践模試でダントツトップだった学生だと思われます。


    このようなケースもあります。

  8. 【615989】 投稿者: いいえ  (ID:xlrZpiG4Wpg) 投稿日時:2007年 04月 14日 16:11

    印象派 さんへ
      
    > シュタイナー学校が他の選択肢を示さないというのは、誤解かさもなくば偏見では
    > ないですか。シュタイナー学校からも、一般の学校と同じぐらい大学に進んでいます。
      
    すみません。
    船員になったという例についてそう申し上げたまでです
    1つの事例がすべてではないと思います

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