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投稿者: 名無し (ID:RAp4IoD0NB.) 投稿日時:2008年 03月 09日 17:01
2008年がターニングポイントとなるか、
それとも・・・・?
やはり気になります。
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【1119880】 投稿者: 40年前の卒業生 (ID:tY98Z9WIjqk) 投稿日時:2008年 12月 12日 23:07
なにも武蔵の教育は研究職だけに向いているわけではないと思いますが。
研究職=大学院博士課程からポスドク=武蔵の教育が役立つ
企業人=学部卒=競争の世界=武蔵の卒業生は向きでない
というのはあまりに事柄を単純化しすぎているようです。
以前書いたように、私には、ベンチャー、起業=武蔵OB向きという図式の方がまだしっくりきます。また、研究職と言ってももう少し幅広く企業の研究所などに勤めている卒業生の方がおられたら、意見を聞いてみたいようにも思います。
さて、武蔵を礼賛することばかり書くのもなんなので、少し前にある武蔵の先生から聞いた話を書きます。この頃の高3生は、受験の直前になって、行きたい方向が定まらず、自分が入りたい大学ではなく、模試の結果などから割り出した「入れそうな大学」のメニューをたくさん持ってきて「どれにしましょうか」と教師に相談にくる者も多いとか。それってかなり問題ではないでしょうか。
受験勉強にどう取り組むか以前に、自分が何をしたいから大学に行くのかの目的意識が持てなければ、そもそも勉強する気にもならないでしょうし。そんなことでは、結果として進学実績が下がるのはあたりまえと思います。
ほかの受験校の「東大に入る」ことを自己目的化している生徒のことは知りませんが、武蔵の在校生にして、自分が何をしに大学に行くのかがわからないようでは、高中一貫教育がどうの、旧制七年制の伝統がどうのなんていえないような気がする。武蔵の六年は、「これから大人になって何をしたいか」の芽をしっかり育てるためにあるはずでしょうに。 -
【1120074】 投稿者: 中学生の母 (ID:B13.XbLD9dM) 投稿日時:2008年 12月 13日 07:54
多くの武蔵卒の諸先輩方の書き込みは、本当に参考になります。どこにも書いていなかった、どこでも聞くことの出来なかった生のお声が聞けて、すごくうれしいです。卒業生の方々の、経験に基づいた武蔵の評価や批判、さまざまなご意見は、おそらく息子がこれから経験したり考えなくてはならない事に直結するような内容で、興味深いです。
ちょっと気になったのは、自調自考の教育の先に、自分の行きたい方向が定まらず「入れそうな大学」に決める子が増えているという点ですね。マニアックな授業や、やたらに多いレポートの積み重ねで、自分の将来を自分で考えてその夢のための大学選択であって欲しいと思っています。が・・最近の子供そのものの性格なども以前とは少し変わってきているわけですよね。本当ならそれはちょっと残念なことです。 -
【1120529】 投稿者: 企業の研究職は・・・もっと辛いよ。 (ID:mIChRJrtPls) 投稿日時:2008年 12月 13日 20:18
企業の研究職は自調自考とはかけ離れていますね。
昔ならいざ知らず、今は研究もチームプレイで行うもの。「自分の興味」などもってのほか。チームの方針に従わない自分の理屈振り回すなど、周りからすると迷惑そのもの。
本質的に企業では「儲けて何ぼ」の世界。会社が儲からないプロジェクトにカネ出すわけありません。組織防衛的な特許ノルマや他プロジェクトを出し抜いての予算獲得合戦に勝たなければどうにもならない。
きっとシンクタンクのリサーチャでも事情は同じでしょう。シンクタンクはクライアントのご機嫌取りも重要との事ですから武蔵OBにはもっと辛いかも。
しかも研究所では慢性的なポスト不足(あのノーベル賞の田中氏だって40代後半でも管理職にはなれず主任クラスだった)で、事業部よりはるかに若いうちからの肩たたきが慣例化。歳とって現役の研究なんでムリだし管理職になれるのはほんの一握り。
武蔵の研究スタイルはむしろ良い意味での「象牙の塔のなか」で研究したほうが適しているのではないかと思いますよ。
あるいは、前の方がお書きのように起業してもよいのではとも思います。それはそれで厳しい世界とは思いますけど幸せかもしれませんね。
少なくとも武蔵の教育システムはオールマイティーではないことは確かで、むしろ道が狭まることもありますが、せめて在校生のみなさんは人格形成上もっとも大切な時期に特別な(特殊な)教育を授かる以上、最適な道を選んで欲しいものです。 -
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【1120665】 投稿者: 武蔵自身も変わる必要があるのでは。 (ID:Mhld1RUYypk) 投稿日時:2008年 12月 13日 23:08
最近の武蔵をしらないOBです。
かつて10年、20年まえは、中学受験でトップの生徒が入ってきて、このへんは武蔵の授業のみでなくいろいろ塾に行ったり独学したりして勉強していました。またふつうの中学生活でかなり常識をそなえた高校受験組も入ってきて、このへんは武蔵の教育に100%は左右されずに武蔵生の良識となっていていい意味で武蔵生に社会の常識を示す存在であったように思います。そういう部分がなくなってきたりして、現在は武蔵のどっぷりした部分が残っているのでしょうか。もしそうだとすると、武蔵の教育自身も変わっていかなくてはいけない時期なのかなという気もします。武蔵のよいところは自ら調べ自ら考えるということですが、ともするとその自由な雰囲気に甘え、社会の常識の欠如やけじめの欠如にもつながります。このへんの欠如が少なくともかつての武蔵生と特徴である「幼さ」の一因と思います。そういう部分をキッチリと教える教育に武蔵自身が取り組む時期にきているのではないでしょうか。自調自考とそのような社会的ルールやけじめは十分両立するものと思いますし、東大何人というよりももっと大事なことのように思います。 -
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【1120838】 投稿者: ちょっと気になる (ID:BpwsSTeu9kA) 投稿日時:2008年 12月 14日 07:57
企業の人事担当による最近の新入社員の評価
・自分のやりたいこと興味のあることしか手をつけようとしない
・自分の考えに固執し上司の指示に従わない
・理屈っぽいわりには社会常識に欠ける
・学生気分で幼い
・不満があると我慢せずに会社を辞めてしまう
・情報管理など厳格に守るべき規律を準拠する姿勢が欠如している
・組織の一員としての自覚が希薄 等々
武蔵スタイルと照らすとかなり考えさせられてしまいますね。
これから全世界的に経済の大津波がやってくる中で日本のバブル後のようにあと10年以上は企業も極めて厳しい世界となるでしょう。それは今の生徒たちが就職活動する時期や(※)やっと就職できても新入社員として厳しい評価にさらされ会社からセクションやユニットを割り当てられる時期(そこでおおむねその後のキャリアパスが決まってしまう)が含まれています。
彼らの将来を考えるとちょっと胸が痛みますね。
結局、武蔵スタイルはやはり企業は向かないのではとも思ってしまいます。
※バブル崩壊後のかなり長い間は悲惨な就職難で、旧帝大など出ていても思うように就職できず、わざと留年を繰り返して毎年絶望的な就職活動をしている人も大勢いました。中にはとにかく収入を得るために警備会社の現場職(ガードマン)の枠で就職した知り合いもいましたし、止むを得ず派遣社員となった知り合いも大勢知っています。 -
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【1121328】 投稿者: 中学生の母 (ID:dEDIwws1.2w) 投稿日時:2008年 12月 14日 19:50
OBの方々のご意見を読んで、色々と考えさせられました。正直、息子が第一志望である武蔵に入学した後は、もう子離れの時期だと思い、学校の事に関しては息子任せで学校の事も何もわかりません。しかし、OBの方々の書かれている事はうっすらと感じます。完全に6年一貫で武蔵漬けになることの、すばらしさと
もうひとつは危険性。以前、高入生がいた時代とはかなり違うかもしれません。
息子は武蔵生になって、実に生き生きと登校し、確かに自調自考の部分が成長しているとは思います。しかし自由な雰囲気の中で、自制心を持って自分を客観視できる人間になれるか・・。親としても武蔵をよりよく理解して、子供に教える部分も必要かとも思います。そういう点で、ここに書き込まれるOBの方々の様々なご意見は参考にさせて頂きます。 -
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【1121442】 投稿者: 愚息たち (ID:HR5hKQrJqAM) 投稿日時:2008年 12月 14日 21:57
武蔵生を含む愚息3人の親です。
また、若い人たちに「あること」を教える仕事を
していて、多くの中高生たちと交流があります。
武蔵は、じつはけっこう生徒に厳しい学校だと感じて
います。欠席や欠課に厳しいことは、多くの親御さんたちが
指摘していますし、成績不良者に対しても容赦ありません。
某校の生徒である「愚息のうちの一人」は、どう見てもうちの
学校のほうが武蔵よりあらゆる面で緩いと言います。
入試難度の変遷についても、
いろいろなことが言われていますが、ここ20年でも
それこそいろいろでした。
筑駒→開成→麻布→武蔵の序列は、平成元年あたりからのもの。
また、駒東の台頭についても、20年以上前から語られて
いました。開成からだいぶ離されて、麻布、駒東、武蔵が
横一線という年もありました。
もっとも、こういったことと大学入試の状況は一致していません。 -
【1123072】 投稿者: 湯浅誠さん (ID:bxvbXhSIrMo) 投稿日時:2008年 12月 16日 15:11
今年の大佛次郎論壇賞は武蔵OBの湯浅誠さんの著『反貧困』が受賞される
事になりました。
大企業の首切りというやり切れないニュースで連日賑わっていますが、貧困
という現実に真摯に向き合って来た著者が、体験に基づいて書かれた説得力
に満ちた著作です。
ご一読をお勧めします。