【中学受験速報2021】東京都立中高一貫校10校の入試結果(実質倍率・応募倍率)
更新2021.2.8
2月3日に東京都教育委員会から、「令和3年度東京都立中等教育学校及び東京都立中学校入学者決定受検状況(一般枠募集)」が発表されました。2021年度の都立受検では、富士高等学校附属と武蔵高等学校附属両校にて、募集人員が120名から160名に増加します。またコロナ禍での受検ということもあり、応募者数、受検者数にも影響が見られそうです。
2020年の入試結果と比較し、2021年の都立受検の動向を追っていきます。
10校平均実質倍率4.87、初めて5倍を割り少数激戦へ
東京都立中高一貫校10校の受検者数及び倍率(2020年比)
学校種別 | 学校名 | 2021年 | 受検者数2020年比 | 2020年 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
一般枠募集人員 | 受検者数 | 実質倍率 | 一般枠募集人員 | 受検者数 | 実質倍率 | |||
中等教育 | 小石川中等教育 | ※159 | 738 | 4.64 | 92% | ※157 | 801 | 5.10 |
併設型 | 白鷗高等学校附属 | ※135 | 741 | 5.49 | 88% | ※133 | 846 | 6.36 |
併設型 | 両国高等学校附属 | 120 | 804 | 6.70 | 99% | 120 | 811 | 6.76 |
中等教育 | 桜修館中等教育 | 160 | 930 | 5.81 | 102% | 160 | 916 | 5.73 |
併設型 | 富士高等学校附属 | 160 | 498 | 3.11 | 81% | 120 | 612 | 5.10 |
併設型 | 大泉高等学校附属 | 120 | 684 | 5.70 | 100% | 120 | 682 | 5.68 |
中等教育 | 南多摩中等教育 | 160 | 790 | 4.94 | 93% | 160 | 852 | 5.33 |
中等教育 | 立川国際中等教育 | 130 | 582 | 4.48 | 93% | 130 | 628 | 4.83 |
併設型 | 武蔵高等学校附属 | 160 | 486 | 3.04 | 99% | 120 | 492 | 4.10 |
中等教育 | 三鷹中等教育 | 160 | 871 | 5.44 | 96% | 160 | 910 | 5.69 |
募集人員/応募者合計 | 1464 | 7124 | 94% | 1380 | 7550 | |||
10校平均倍率 | 4.87 | 5.47 |
東京都教育委員会の集計をもとにインターエデュにて作成
※小石川中等教育の一般枠の募集人員は、男子、女子各80名から、
白鷗高等学校附属は男子、女子各68名から、特別枠募集で入学者として決定された人員を、
男女別に差し引いた数となる。
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東京都立中高一貫校10校の応募者数及び倍率(2020年比)
学校種別 | 学校名 | 2021年 | 2020年 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
一般枠募集人員 | 応募者数 | 倍率 | 応募者数2020年比 | 一般枠募集人員 | 応募者数 | 倍率 | ||
中等教育 | 小石川中等教育 | ※155 | 792 | 5.11 | 90% | ※155 | 882 | 5.69 |
併設型 | 白鷗高等学校附属 | ※130 | 783 | 6.02 | 87% | ※130 | 896 | 6.89 |
併設型 | 両国高等学校附属 | 120 | 845 | 7.04 | 99% | 120 | 851 | 7.09 |
中等教育 | 桜修館中等教育 | 160 | 985 | 6.16 | 103% | 160 | 957 | 5.98 |
併設型 | 富士高等学校附属 | 160 | 519 | 3.24 | 83% | 120 | 628 | 5.23 |
併設型 | 大泉高等学校附属 | 120 | 713 | 5.94 | 100% | 120 | 711 | 5.93 |
中等教育 | 南多摩中等教育 | 160 | 810 | 5.06 | 94% | 160 | 863 | 5.39 |
中等教育 | 立川国際中等教育 | 130 | 600 | 4.62 | 92% | 130 | 655 | 5.04 |
併設型 | 武蔵高等学校附属 | 160 | 513 | 3.21 | 100% | 120 | 512 | 4.27 |
中等教育 | 三鷹中等教育 | 160 | 901 | 5.63 | 96% | 160 | 942 | 5.89 |
募集人員/応募者合計 | 1,455 | 7,461 | 94% | 1,375 | 7,897 | |||
10校平均倍率 | 5.13 | 5.74 |
東京都教育委員会の集計をもとにインターエデュにて作成
※小石川中等教育の一般枠の募集人員は、男子、女子各80名から、
白鷗高等学校附属は男子、女子各68名から、
特別枠募集で入学者として決定された人員を、男女別に差し引いた数となる。
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都立中受検の応募者数合計では、2020年の7,897名に対し、2021年は7,461名で436名の減少です。全国的には少子化ですが、東京都教育委員会では、公立小学校の児童数は右肩上がりと推計しており、おそらく小6人口も昨年と変わらないか、増加していることが予想されます。
したがって、応募者数の変化は少子化というより、今年の特殊事情である新型コロナの影響が可能性として考えられます。
学校別に見てみましょう。
最も倍率が高かったのが、両国高等学校附属で7.04。2020年に引き続き高倍率です。
桜修館中等教育の応募者数は、2020年比103%と増加しています。
募集人員が120名から160名に増加した、富士高等学校附属と武蔵高等学校附属は倍率が3倍と、私立の中学受験並みの倍率となりました。
■東京都教育委員会:令和2年度教育人口等推計(速報値)の概要について(東京都公立小学校児童数・公立中学校生徒数の推計)「公立小学校児童数・公立中学校生徒数の推移」より