御三家・難関女子15校の学費を調査!
更新2021.5.12
私立中高一貫校の学費は、1学年でおおよそ100万円、6年間合計で約600万~700万円と言われています。しかし、中高一貫校でかかる費用はそれだけではありません。100万円というのはどこまでの費用で、他にどういった費用がかかるのでしょうか。
御三家・難関女子15校の初年度納入金と、学校生活で必要となる費用について調べてみました。
※2021年5月12日時点での情報です。最新の情報は学校公式サイトにてご確認をお願いします。
御三家・難関女子15校の入学金・授業料および初年度納入金の合計
学校名 | 入学金 | 年間授業料 | その他 | 初年度納入金合計 (施設費・授業料など) |
備考 (初年度納入金以外にかかる費用など) |
---|---|---|---|---|---|
浦和明の星女子中学校 | ¥ 250,000 | ¥ 336,000 | ¥ 491,200 | ¥ 1,077,200 | 教材費・オリエンテーション合宿費等が別途かかる。入学時に任意の寄付金1口50,000円、2口以上のお願いあり。 |
桜蔭中学校 | ¥ 380,000 | ¥ 447,600 | ¥ 218,500 | ¥ 1,046,100 | 別途校服代約49,000円がかかる。入学後に寄付金1口100,000円、2口以上のお願いあり。 |
鷗友学園女子中学校 | ¥ 250,000 | ¥ 504,000 | ¥ 416,600 | ¥ 1,170,000 | 制服等、別途費用120,000円前後がある。 |
頌栄女子学院中学校 | ¥ 450,000 | ¥ 396,000 | ¥ 198,500 | ¥ 1,009,800 | |
女子学院中学校 | ¥ 380,000 | ¥ 492,000 | ¥ 255,020 | ¥ 1,127,020 | 入学後に、寄付金1口100,000円、3口以上のお願いあり。 |
白百合学園中学校 | ¥ 300,000 | ¥ 468,000 | ¥ 526,000 | ¥ 1,294,000 | 入学後に、任意の寄付金1口50,000円、1口以上のお願いあり。 |
東洋英和女学院中学部 | ¥ 300,000 | ¥ 510,000 | ¥ 380,000 | ¥ 1,190,000 | 入学後に、任意の寄付金 1口100,000円、2口以上のお願いあり。 ほか預り金130,000円 個人費 約50,000円 個人PC 約94,000円がある。 |
豊島岡女子学園中学校 | ¥ 280,000 | ¥ 444,000 | ¥ 228,000 | ¥ 952,000 | 寄付金・学校債なし。 |
フェリス女学院中学校 | ¥ 300,000 | ¥ 516,000 | ¥ 488,400 | ¥ 1,304,400 | 入学時に任意の寄付金として、教育充実資金1口100,000円3口以上、学年に関わらず維持協力会1口10,000円4口以上のお願いあり。 |
雙葉中学校 | ¥ 240,000 | ¥ 529,200 | ¥ 243,600 | ¥ 1,012,800 | |
洗足学園中学校 | ¥ 240,000 | ¥ 532,400 | ¥ 204,000 | ¥ 976,400 | 別途、年間約110,000円の宿泊研修費、修学旅行費、教材購入費など積立金あり。任意の寄付金あり。 |
吉祥女子中学校 | ¥ 250,000 | ¥ 472,200 | ¥ 372,600 | ¥ 1,094,800 | 入学後に、任意の寄付金1口50,000円、1口以上のお願いあり。 |
横浜共立学園中学校 | ¥ 300,000 | ¥ 504,000 | ¥ 297,200 | ¥ 1,231,200 | 任意の寄付金1口100,000円、2口以上のお願いあり。 |
横浜雙葉中学校 | ¥ 300,000 | ¥ 528,000 | ¥ 452,000 | ¥ 1,280,000 | 入学後に、任意の寄付金1口50,000円、5口以上のお願いあり。 |
香蘭女学校 | ¥ 300,000 | ¥ 476,000 | ¥ 457,200 | ¥ 1,233,200 | 任意の寄付金1口100,000円、2口以上のお願いあり。 |
各学校の公式サイトよりインターエデュにて作成
↔ 横にスクロールできます
15校の平均金額をそれぞれの項目で見てみると、「入学金」は約301,000円、「年間授業料」は約488,000円、「その他(施設設備費・維持費・各種会費など)」は約355,000円、「初年度納入金」は約1,150,000円です。
御三家・難関男子19校における同様の調査では、「初年度納入金」の平均は約1,117,000円でした。
つまり、初年度納入金が110万円台を超えると平均より高めという感覚をもっておくとよいでしょう。
また、校外学習や修学旅行などの学校行事にかかる費用は、別途積立てや都度集金をする学校も多いようです。
行事が多い学校では、思わぬ出費となることもあるので、学校説明会や募集要項で必ず確認をしましょう。
ほかにも、学校指定用品(教材・制服・通学革靴・体育館シューズ・室内履き・体操着・水着・柔道着・剣道着など)や部活関係(部費・ユニフォーム・合宿・移動費)、国際交流がさかんな学校では、海外研修費などが別途かかります。
たとえば、これらの別途費用を
学校行事…10万円
学校指定用品…10万円
と想定し、初年度納入金を110万として計算すると130万になります。
加えて、毎日、毎月かかる費用として、定期代・昼食代・こずかいもあります。たとえばこれらの合計を月5万と見積もると年間60万です。初年度納入金+別途費用+毎月の出費を合計すると、中学1年生時には約190万近くかかることになります。
さらに私立では、任意の寄付金をお願いする学校が多数あります。女子15校、男子19校の寄付金額を見てみると、おおよそ10~30万円が相場であることがわかります。しかし、学校によりさまざまで、洗足学園中学校は1口が2万円、豊島岡女子学園中学校においては、募集要項に「寄付金・学校債はありません」と明確に記載しています。
募集要項に記載されている「見える費用」と、学校に通うことでかかる「見えない費用」を調べておくことをおすすめします。