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【中学受験情報2022】入試変更点がある私立中高一貫校(7月12日時点)

更新2021.7.21

募集要項の公表は夏から秋にかけてピークを迎えます。一方で春ごろから公式サイトに掲載する学校や、募集要項公開前に学校説明会で発表する学校も増えています。そこで、現時点で公表されている2022年の入試変更点について調査しました。

入試の多様化が広がり、受験の機会が増える傾向に

一都三県、2022年中学入試で変更がある私立中高一貫校

学校名 入試日程 内容
青山学院横浜英和中学校 2月2日午後・2月3日午後 入試科目を4科目から2科目(国語・算数)に変更。
共立女子中学校 2月1日午前・2月2日午前 社会・理科の試験時間と得点を「30分・50点満点」に変更。
2月3日午後 試験内容を「英語(4技能)+算数」と「合科型論述+算数」に変更。
工学院大学附属中学校 2月1日午前・2月6日午後 昨年までの「思考力入試」を「適性検査型入試」に変更。
湘南白百合学園中学校 2月1日午後 「算数1教科入試」に加え「国語1教科入試」を導入。
女子聖学院中学校 2月3日午後 「BaM表現力入試」を新設。試験内容は、国語基礎・算数基礎・自己紹介・面接。
聖学院中学校 すべての日程 「一般入試」の4科試験では、
理科・社会を50分間の試験時間内に両科とも実施、各50点の配点。
2月1日午後・2月2日午後・2月4日午前 思考力入試で「協働振り返り」の時間を設置。
桐蔭学園中等教育学校 2月1日午前 男子30名から35名、女子20名から25名に変更。「AL入試」の実施はなし。
2月1日午後 「算数選抜入試」の実施はなし。
2月2日午後 2教科入試に加え「算数選抜入試」を実施。
2月5日午前 第3回目の2月3日午前を2月5日に移動。
男子20名から15名に変更。
「4教科入試」に加え「2科目入試」・「AL入試」を実施。
日本大学藤沢中学校 2月2日午後 新設。国語・算数の2教科、高得点科目×2倍の計300点満点。
武蔵野中学校 2月1日・2月2日 「適性検査型入試」を導入。
早稲田実業学校中等部 2月1日午前 募集定員125名(男子85名・女子40名)から
110名(男子70名・女子40名)に変更。

各学校の公式サイトおよびインターエデュ独自調査にて作成

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「算数1科入試」から「国語」も選択ができる入試へと変化

ここ数年、2月1日午後入試として、巣鴨中学校の「算数選抜」、世田谷学園中学校「算数特選」が受験者を集めています。その影響もあり、「算数1科入試」を導入する女子校も増えてきました。

算数だけでなく、2019年には山脇学園中学校が、算数・国語のいずれかを選んで受験ができる「1教科入試」を実施しました。その結果、国語の受験者数が303名、算数の受験者数が173名となり「国語1科」が注目されました。
そういった流れからも、湘南白百合学園中学校の「算数1教科入試」に加えて導入される「国語1教科入試」は注目です。

日大付属校で午後入試の新設!

日本大学藤沢中学校では2月2日午後入試が新設となり、神奈川県の共学校を志望する受験生の併願候補が増えることになります。
2021年入試においては、同じく日大付属校の日本大学豊山中学校にて、すべての入試日程で受験者数が増加、日本大学第一中学校、日本大学第二中学校も好調であり、日本大学の付属校人気がうかがえました。日本大学藤沢の2022年入試での受験者数も注目されることでしょう。

女子の比率が高まる募集定員の変更

桐蔭学園中等教育学校の2021年と2022年における全日程の募集定員合計を比較すると、2021年は男子120名・女子85名に対し、2022年は男子120名・女子90名となり、女子で5名の募集増となります。
また、早稲田実業学校中等部では、男子の募集が85名から70名と定員減となり、男女の比率が2:1ではなくなります。学校における男女の定員をめぐって議論がある中、注目される動きです。

このように、入試の変更点からも中学入試の動向がうかがえます。ぜひチェックしてみてください。

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