小学生の4割は「上手な勉強の仕方がわからない」 | 塾サーチ

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第29回小学生の4割は「上手な勉強の仕方がわからない」2014年11月27日 公開

ベネッセ教育総合研究所から「小中学生の学びに関する実態調査」(2014年)の速報版が公表されました。

この調査は、全国の小学4年生から中学2年生の子どもとその保護者約5400組を対象に、小学生、中学生の学びに関する意識と実態を調査し、どのような学び方が学習に効果があるのか、保護者や教師の関わり方が子どもの学習意欲にどのような影響を与えているかなどを明らかにしようというものです。

その中から、学習上の悩みについて。

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上は調査結果から転載したグラフです。アンケート結果の中から、「上手な勉強のやり方が分からない」「やる気が起きない」「勉強が計画通りに進まない」の3項目を学年別に抜き出してあります。

「上手な勉強のやり方が分からない」と回答した子どもは、小学生では約4割前後ですが、中学1年では56%以上、中学2年では53%が選択。この悩みは、成績が下位の生徒だけではなく、「成績上位」の中学生でも約30%が訴えていますから、悩みの深刻さがうかがえます。

「やる気が起きない」という回答も同じ傾向で、小学生で約4割前後だった数字が、中学生になると55%以上に跳ね上がっています。エデュママアンケート第90回でも、教育に関する悩み第一位は「子どものやる気」でしたから、親も子も、「やる気」の問題が学習に大きな影響を与えているという認識では一致しているようです。

これらの問題は、子ども自身の努力や親のアプローチ方法だけでは、なかなか解決できないことなのかもしれません。学習塾を選ぶとき、何よりも講師の指導法や熱意を重視する親が多数を占めている(※連載23回参照)のも、わが子が抱える問題の深刻さを正確に認識しているからなのでしょう。

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