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成長・発達の段階に沿ったカリキュラム
本学園では長年の実践研究を踏まえ、子どもの成長の段階をもとに9年間を3つの教育期に分けて教育を行っています。幼児期後期と捉える「第1教育期」、児童期から思春期を迎える「第2教育期」、青年期を前に進路を切り開く「第3教育期」です。9年間を見通し、子どもの成長発達に合わせたカリキュラムを作成し、それぞれの時期の子どもに必要な学習を重点的に行います。1、2年生では「低学年総合学習」で幼児教育で体験した活動を再体験したり深めたりして、夢の世界を楽しみます。3年生以上では劇活動や表現学習を大切にし、「仲間づくり」「自分づくり」に重点を置きます。8、9年生では高校入試に向けた学習、進学対策を行います。
自然環境
豊かな自然と関わる活動を通して協調性や行動力が育つ
本校は閑静な住宅街にあり、公園などの近隣の施設に恵まれています。1、2年生はこれらを活かし「さんぽの時間」には植物、雲、風、鳥などの自然や町や人たちと触れて季節の移り変わりを発見したり、公園で友達と遊んだりして心を開放します。また、清明農園でトマトやキュウリ、サツマイモなど野菜の栽培・収穫をして土に触れます。さらに、学期ごとに遠足や全校校外学習で郊外に出かけ、友達と自然いっぱいの公園で思い切り遊びます。3年生以上では宿泊行事である「山の学校」と「海の学校」を行い、山ではハイキングや自然探索、海では遠泳に挑戦し、東京にはない大きな自然の中で、友達との共同生活を通してさまざまな体験を味わいます。
縦割り教育
異学年の友達ができて社会性も育つ
核家族化が進み兄弟の数が少なくなってきた現代、学校での異学年の友達との交流は貴重な体験です。年齢の異なる友達と関わり、学び合うことで社会性が育っていきます。初等部1年生は、2年生のペアとの活動(「ペア昼食」「がっこうたんけん」、「たんけんごっこ」、「夏まつり」など)、5年生の読み聞かせ(朝の読書タイム)、上級生との「たてわり昼食・掃除」や全校校外学習など、異学年の友達と一緒に活動する機会が数多くあります。上級生に優しく受け入れてもらえる体験を通して、1年生は安心して学校生活をスタートすることできます。上級生は下級生のお世話を通して年長者としての自覚をもち、心の成長が促されていきます。