東京都市大学付属中学校・高等学校

掲載日:

実行委員会の熱量はMAX! 今年の柏苑祭は花火のように全力で弾け楽しむ!

inter-edu’s eye

今年で66回目となる東京都市大学附属中学校・高等学校(以下、都市大付属)の文化祭「柏苑祭(はくえんさい)」。全校生徒が総力をあげて取り組む大規模な文化祭です。
この催しを取り仕切るのが、柏苑祭執行委員会のメンバーです。今年はどんな柏苑祭になるのか、そしてここまで熱くなれる理由とは? 新旧実行委員会メンバーに柏苑祭の魅力をうかがいました。

積今年のテーマは「Spark Your Fun」

2023年はコロナ禍で自粛していた模擬店が復活、事前予約なしとなり久しぶりの通常開催となった柏苑祭。過去最高の9,600人もの来場者を集めました。
2024年度は9月28日(土)、29日(日)に開催されます。
柏苑祭のテーマは毎年執行委員会によって決められています。気になる今年のテーマは「Spark Your Fun」。すべての人が持っているさまざまな創造性や独創性を“spark”(弾けさせる)ことができる、主体的な柏苑祭を届けたい、そして花火のように全力で楽しんで輝いてほしいという思いが込められています。

新旧執行委員会メンバーに聞く!忙しい…でもそこに魅力が?

牧田倖くん(高校2年生 24年度執行委員長)
今年の柏苑祭に対しこんな思いも。「コロナ禍で何もできず、いろいろなイベントが中止になりました。自分の手で思い出を作りたいです」
土肥航くん(高校2年生 運営委員)
今年のテーマを考案した土肥くん。「コロナで我慢していたものを解放して、楽しさを弾けさせる、輝かせるような意味で考えました」
谷本紘太郎くん(高校3年生 23度執行委員長)
「柏苑祭は長いようで短い。否定的なことを言われてもあきらめず、どん底に落ちてもがんばれ!」と後輩たちへ熱いエール!

執行委員会に入ろうと思ったきっかけを教えてください。

谷本くん 中学1年生のときクラス委員長になったことで、学年展示を担当することになりました。その際に柏苑祭に関わる機会が多く、またクラブの先輩にも執行委員会メンバーがいて、とても楽しそうに活動していたことが印象深かったです。中学3年生の時は体育祭執行委員長として体育祭を仕切った後柏苑祭にも携わり、とても忙しくて大変でしたが、終わったあとの達成感は格別でした。高校生になったら執行委員会に入ろう、そして一生に一度のことなので、トップに立ってみんなを引っ張っていきたいと考え、昨年は執行委員長になりました。

牧田くん 僕も谷本先輩同様、中学1年と2年でクラス委員をしていた際に柏苑祭に関わり、また執行委員会メンバーでもあった部活の先輩から体験談を聞き「かっこいいな」と思ったことがきっかけになりました。委員会に入ると、とても楽しく今年は執行委員長として活動しています。

土肥くん 小学生の頃から学校イベントに携わる機会が多く、高校になってもそういった活動をしたいと思っていました。中学2年生のときに次年度向けの執行委員会募集があり、牧田くんも入会すると聞いたので、僕も決めました。

谷本くんは昨年執行委員長でしたが、どんなことにやりがいを感じましたか。

谷本くん 運動神経の良い子ばかりです。勉強でもがんばっていて定期テスト前は特に真剣に勉強します。また団結力もあり、いざというときはすぐに協力し合うような関係です。僕は指示することが苦手で、その代わりに徹底的に話し合おう、コミュニケーションを取っていこうと考えました。昨年は模擬店が復活しましたが、もう一つコロナで休止していた「宴夜祭(後夜祭)」も、どうしても僕たちの代で復活させたかったのです。でも2つ同時に実施したら予算がない、共倒れになる可能性もある。成功率の高い模擬店に絞ったほうがいいのでは、という意見も出て大変だったことがありました。なんとか折衷案を見つけ両方ともできたときはやりがいを感じました。

画像
画像
画像
画像
画像
画像
画像

頭の中は常に柏苑祭!? 見るものすべてが参考に

執行委員会に入って自分自身変化したと感じたことは?

谷本くん 執行委員長を経験し、全体を見る視野が広くなった。

土肥くん テレビを見ても、ディズニーランドに行ったりしても「これ柏苑祭に取り入れられないかな」と思うようになりました。頭の片隅にはいつも柏苑祭のことがあって、いろいろなところにアンテナを張っている感じです。

牧田くん 先輩と関わる機会も多いので、自分自身も成長ができたような気がします。また委員長になって、「全部一人でやってやるぞ」と思っていましたが、自分だけで柏苑祭は回るわけではないし、一人の意見に偏るのも良くない。うまくメンバーに仕事を振っていかないと、という意識が出てきました。

谷本くん 僕も全部自分でやればいいという考えを持っていましたが、周りのメンバーのスキルが高く、活発に活動してくれている。もっと、みんなのことを信用していい、仲間を信用して任せることは大切なんじゃないかと思うようになりました。

柏苑祭終了後、谷本くんに送られた後輩たちからの寄せ書き

絶対楽しいものにする!今年の柏苑祭に乞うご期待

今年の執行委員会を運営する上で大切にしていることはありますか。

牧田くん  まず委員長としてはブレずに、自分に自信を持って行動しようと思っています。委員会としては、「全員参加」を基本にしています。その一つとして、今年のテーマを各自1個は考えるように宿題を出しました。いつも先輩たちが作っていましたが、後輩の意見もきちんと聞きたい、聞いたほうが絶対良い柏苑祭になると思っています。

土肥くん  昨年は先輩たちが優秀で、僕たちの代に頼ることなくできてしまうくらいでした。今年の後輩たちは自分の意見をしっかり持っていて、僕たちよりも発言しているくらいです。全員参加型な形ができてきています。

では今年の柏苑祭に向けて意気込みをお願いします。

土肥くん  土肥くん 柏苑祭は高校生中心に盛り上がりがちですが、中学生も楽しんで参加できるようにしたい。絶対楽しいものにする! そしてこの学校を好きになる柏苑祭にしたいと思っています。僕たちのアグレッシブさを来場された皆さんに伝えたいです。

牧田くん  今年はテーマパークを参考に、昨年よりエントランスや校内の装飾をアップデートさせたい。今年のテーマ「スパーク」にちなんだ印象深い内装にしたいと考えています。また来場された方が参加できるようなイベント、思い出に残せるようなものを検討中です。
今年は来場者1万人を目指しています。是非たくさんの方に来ていただき、学校の中をいろいろ見てもらって都市大の楽しさ、素晴らしさを感じ取ってもらいたいです。

柏苑祭顧問の石嶋伸啓先生に聞く。柏苑祭の魅力とは?

執行委員会に携わっていると、普段私が授業を担当していない生徒たちの成長も見ていくことができます。彼らは、準備を重ねる中でどんどん変化していく。
柏苑祭では基本的に我々教師は一番近くで見守りますが、時に壁となり、更によいものへと昇華できるよう助けています。本当に間に合うのか心配なときもあるのですが、最終的に間に合わせる、そうした力をつけていく。
特に昨年の谷本くんは調整する力、引っ張っていく力が格段に伸びました。一人でやるのではなく、みんなを信頼し任せ、仕事を振っていくことが本番に活きてきたと思います。
代ごとに執行委員長、執行委員会の色があります。今年はどんな議論を重ね、それが本番にどう表れていくのかとても楽しみです。

編集後記

インタビューした生徒たちは元気いっぱいで、活発でとても好奇心旺盛な生徒たちが多い印象です。多様なバックグラウンドを持つ生徒たちですが、お互いの良いところを認め合いながら、学校生活を楽しんでいましたステージ設営など、生徒だけでできないことは施工会社に依頼しているそうですが、そうした会社からの見積もり、金額折衝などもすべて執行委員会メンバーが行うそうです。
「Spark」がテーマとなった今年の柏苑祭。生徒たちの力がどんな色に弾け、素敵な“花火”になるのかとても楽しみですね。ぜひ柏苑祭で彼らが打ち上げた花火を観にお出かけください。

学校イベント

イブニング説明会

7月19日(金)18:30〜20:00
入試日程・教育理念・施設見学・個別相談・帰国生説明会

ミニ見学会

7月26日(金)~30日(火)各日午後
校内の施設案内、夏クラブ活動見学(在校生がご案内します)

学校説明会

9月7日(土)14:00〜16:30
授業や行事の特徴など、教育システムについて幅広くご説明します。
教育理念・教育内容・入試要項・施設見学・クラブ見学

柏苑祭(個別相談会場あり)

9月28日(土)・29日(日)
予約不要・受け入れ人数制限なしで来場者をお受入れいたします。

入試説明会

11月17日(日)10:00〜12:30
入試に向けて、受験生や保護者へのエールをおくります。
教育理念・教育内容・入試教科からのアドバイス・入試要項・施設見学・個別相談