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八王子実践中学校・高等学校は、
皆さんの個性を見出す新しい入試を実施する注目校です。
都立中志望者にとって、適性検査型は要チェック。
南多摩中等教育学校のテストに準拠したうえに、
良問ぞろいの本格仕様となっています。
ほかにも、プレゼンテーション型入試があり、
英語力・プログラミングのほか、
スポーツの経験を活かす自己表現型での挑戦も可能。
こうした新しい受験をスタートして以来、
個性豊かな生徒が集い、
学校がさらに明るくなってきました!
「新時代」へと続く6年間 変化のスタートは中学入学すぐ
八王子実践中学校・高等学校(以下、八王子実践)は少人数制で、大学受験対策ができるハイレベルな学内予備校「J-Plus」を設置するなど、着実な学力向上が望める環境が魅力。今回、お話をうかがった中学生も、勉強への向き合い方が変わったとのこと! まずは中学受験のことから聞いてみましょう。
南多摩中等教育学校の受験を決める前から八王子実践の学校説明会に参加して、先生方が明るく接してくれるのを嬉しく感じていました。それに加えて、他校よりも校外学習のイベントが多いことに惹かれて志望しました。入学してすぐに埼玉県川越市で街歩きをして、歴史ある建物を見て回ったり、TOKYO GLOBAL GATEWAYで英語プログラムを体験したりしました。イメージ通り、アクティブな学校です!
南多摩中等教育学校に準拠! 本格仕様の適性検査型入試
八王子実践の入試方式の中でも今回注目したいのは適性検査型入試。南多摩中等教育学校に準拠した本格仕様で、各教科で勉強した知識・物事の捉え方を応用することを求めます。試験の対策方法などは記事後半で詳しく解説!
父のすすめで小学3年生からenaに通って勉強し、都立中の過去問を解いてきました。八王子実践の試験は都立中と出題傾向が似ていて、対策がそのまま活かせました。それと、文章を読むのが遅いという欠点があったので、読書もたくさんしました。特に、宿題で出された作文をテーマに沿って書くのが苦手だったのですが、入試本番に向けて何度も練習するうちに、自分の考えを文字にするパターンのようなものが出来上がってきました。
算数は苦手な分野もあって、特に頑張ってきたのですが、やはり飛ばす問題もありました。周りはできてそうだったので、得意教科で逃げ切ろうと必死でした。当日、心に残ったのは先生の丁寧な誘導。「やさしい先生が多いのかな」という印象を持ちました。
入学してからイベントがいっぱい! すぐに馴染める「個性の学校」
ここからは入学してからどのような学校生活を過ごしているのかをお聞きします。
はじめは地元の友達と離れてしまうので不安だったのですが、すごく気軽に話せる明るい子がいて、みんなと早い時期に打ち解けられました。入学前はどんな雰囲気の授業なのか予想がつかなかったのですが、思っていたよりもずっと授業が楽しくて満足しています。 入学してすぐに山梨県で合宿があって、コミュニケーションを取る時間がたくさんあったのも良かったです。校外学習は中学全体で実施することが多いのですが、学年が異なる人たちと班ごとに行動するので会話がとっても盛り上がります。
今年(中2)は上野・日暮里の探究学習があり、自分たちで決めたテーマに沿って調べながら散策しました。繊維街ができた歴史を知ったり、有名な寺社を訪れて写真を撮ったりして、翌日は資料にまとめた調査結果をクラスのみんなにプレゼンテーションしました。年に3回の校外学習があるので、これからの校外学習も楽しみにしています。
数学は授業中でも立ち歩きながらクラスメイトといつでも教え合うことができるので、分からないままになることがありません。国語以外は基本的にiPadを使った授業を受けますが、板書の書き写しに時間が取られることもなく、授業そのものに集中できるのでとても助かっています。小テストや宿題もロイロノートを使って提出できるのが効率的です。英語の発音も録音データを先生に送って、具体的なアドバイスをもらうという流れで細かく見てもらえます。その他の授業も興味深い内容で、メモをしっかり取るようになりました。
探究学習では事前の調べ学習はもちろんですが、みんなの成果をまとめるのにも話し合う機会が設けられます。小学生時代の私だったら考えを上手く伝えられなかったかもしれませんが、たくさんのグループワークに参加して意見交換を繰り返したおかげで、今では積極的に自分の素を出せる性格になってきたと思います。
適正検査型に強いのは「お手伝いをする子」!?
大学受験でも問われる力、
測ります
ここからは入試問題の作成に深く関わる田母神武雄先生に、八王子実践の入試、そして入学後の指導についてうかがいます。
田母神先生
南多摩中等教育学校の出題にかなりの精度で準拠しています。難易度を都立中に比べやさしく設定する私立中が目立ちますが、八王子実践は得点率が近くなるように作問し、同等の採点基準としています。例年、「4割の得点で合格ライン」という結果になるのもそのためです。中学受験に真剣に取り組んできた受験生には、ぜひ挑戦してほしい内容になっています。
田母神先生
適性検査の表面的な訓練をしただけでは、合格は難しいでしょう。まずは、各教科で勉強した知識・物事の捉え方がしっかりと定着しているか。さらに、それらをどう活用して問題を解くかの筋道を発見できるか。つまり、知識活用能力が問われる試験になっています。この資質は将来的にも、大学受験で問われる力です。もしも八王子実践の適性検査型の得点が7~8割に届けば、「6年後は最難関大学に行ける力がある」と判断できるでしょう。
そして、意外に思われるかもしれませんが「家の手伝いをする」「親とたくさん話す」子ほど、適性検査型には強いです。段取りをして動く家事、大人と論理的に話す力は、頭の中を整理する力と通じるものがあるのでしょう。
田母神先生
学力が高い生徒、習い事に打ち込んできた生徒がお互いに化学反応を起こし、自己肯定感を高める八王子実践の学校環境は、全国的に見ても珍しいものでしょう。教員を見ると、一見フランクな印象を受けるかもしれませんが、それは生徒が主体性を伸ばせるように接しているから。お子さまが自分の良さを発揮できるように、少人数制で丁寧に向き合っていきます。
大注目!
100周年を目前に
リニューアルする制服デザイン
2026年に創立100年を迎える八王子実践では、他者を思いやる従来の伝統と新たな時代に向けた姿勢のシンボルとなる、制服リニューアルが決定しました。
1926年(大正15年)、八王子和洋裁縫女学校として創立者・矢野明により設立された八王子実践では、守り続けてきた伝統的教育精神として、現校名に冠されている「実践」を掲げてきました。豊かな個性とともに、時代に有為な人財の育成を「実践的教育」によって果たしてきた今、来たる2026年の創立100周年に向け、現在は学習サポート体制の充実や学校施設の整備など、さまざまな改革がスタートしています。
- 01 日本の歴史・伝統・文化を再確認しつつ、「自らが目標を立て、その目標達成のためにやるべき課題を明確にし、その課題に対して試行錯誤しながら答えを出していく力=人間力」を身に着け、自らが進んで物事にチャレンジして取り組む実践者を育成します。
- 02 八王子実践の伝統的精神「自重・自愛・自制・自立」を根幹に置き、日本のみならず世界に貢献できる有為な人財を育成します。
イベント情報一覧
第5回 学校説明会
2024年11月09日(土) 14:00~15:00
第2回 適性検査入試問題解説会
2024年12月08日(日) 10:00~12:00
プレゼンテーション入試問題解説会
2025年01月11日(土) 14:00~16:00