“英語が日常になる”を実現。私学ならではの充実したグローバル教育

“英語が日常になる”を実現。私学ならではの充実したグローバル教育

inter-edu’s eye

ネイティブ教員の学年担当制やコラボ授業など、英語運用能力を高めるために整えられてきた文京学院大学女子中学校高等学校(以下、文京学院)のグローバル教育プログラム。2021年4月より教育提携を結んできたインターナショナルスクールのキャンパスが、文京学院内に開校したことで、ますます充実しました。そんな文京学院のグローバル教育をご紹介します。

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多様な学び方を通して伸ばしていく確かな英語力

中学副校長・英語科教諭の島田美紀先生から、文京学院らしさを感じられる授業や特別プログラムの数々についてお話しいただきました。

中学副校長・英語科教諭の島田美紀先生
中学副校長・英語科教諭の島田美紀先生

英語科が掲げる教育目標を教えてください。

島田副校長対話する相手の意図を正確に理解したうえで、英語を使った情報伝達力を養い、積極的かつ正確なコミュニケーションを取ることを授業の目標にしています。さらに、国際社会や自然科学の諸問題についても世界的な視野に立って考察し、自分の言葉で発信できるようにすることを理想的な最終形と位置づけています。
到達指標の一つとして、すべての生徒が中学校卒業時には英語検定3級を取得、高校卒業時には2級を取得することも掲げています。昨年度は、中3生の3級取得率が4月では35%であったのに対し、3月には77%と飛躍的に向上しました。このような実績を積み重ねていくことによって、一般的な四年制大学はもちろんのこと、英語教育で高い評価を受けている国内大学や海外大学への進学も実現可能となっています。

日本人とネイティブ教員によるチームティーチング
日本人とネイティブ教員によるチームティーチングを導入しています
「英語が日常に」ある環境で、自然と英語に触れます
「英語が日常に」ある環境で、自然と英語に触れます

普段の英語授業の進め方を教えてください。

島田副校長中1生から中3生まで1クラスを2分割した少人数制授業を行っています。音読の時間を十分にとり、まずはインプットに力を入れて、本文の暗唱・暗写ができるようになるまで練習を重ねます。また、中学生すべてのクラスに週1回は多読の時間を設けており、辞書を使わずに英語の絵本を読み進め、母語習得と同じ方法で語学力を身につけていきます。普段の授業や多読を通してインプットの機会を増やし、そこから自分のことを英語で表現するといったアウトプットに必要な力を養っています。
英語以外の教科とのコラボ授業では、日本人とネイティブ教員とが一緒に授業を行っています。例えば世界史のコラボ授業であれば、日本人教員から英国の教科書を使って第二次世界大戦を学んだ後、ネイティブ教員からそれに関する言葉の意味や背景を学び、グループでプレゼンテーションをしながら知識を深めていきます。英語で情報をインプットできれば世界で何が起きているかをより早く知ることができるというグローバルセンスを磨くことにもつながっています。
このように、ネイティブ教員は英会話の授業以外にもさまざまな場面で活躍をしており、終礼から学校行事まで日常的に生徒と関わることによって英語によるコミュニケーションの機会が用意されています。英語が得意でない生徒であっても、日々英語に触れることによってハードルが低くなり、英語学習に向き合う積極的な姿勢が見られるようになりました。このような環境になったのも、指導に熱心なネイティブ教員のおかげです。

文京学院のグローバル教育プログラム ≫

校外での語学研修が始まったとお聞きしました。

島田副校長中高合同で「Tokyo Global Gateway」での語学研修を実施しています。学年や習熟度を考慮した6~8名で1グループを作り、事前学習としてビデオを見ながら語学研修の目的や進め方について理解をし、さまざまなシーンを想定したPrep Bookで具体的な会話の練習を行います。開催当日は各グループでアトラクションエリアとアクティブエマージョンエリアから2種類の体験学習をするのですが、アトラクションエリアでは、エアポートゾーンやホテルゾーンなど海外と同様の環境でミッションカードに書かれている課題に英語で対応します。アクティブエマージョンエリアでは、スピーチのテクニックを身につけながらニュース番組で東京の魅力を紹介しています。これらのプログラムを通して、英語学習だけでなく、異文化を体験することができました。
終了後の生徒たちは達成感に満ちた表情で、「次回は異なるプログラムを体験してみたい」「もっとハイレベルな課題にも挑戦してみたい」と感想を述べてくれました。英語が苦手な生徒でも、自分の力で意思疎通ができた経験は今後の英語学習へのモチベーションになったと思われます。

TGG1
TGG2
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日本・エジプト合同高校生サミットにも参加したそうですね。

島田副校長エジプトの首都カイロにあるEl Galaa Language Schoolと全4回のオンラインサミットを開催し、第1回は「コロナ禍の生活」について、新型コロナウィルス感染拡大の前後でどのように変わったかを生徒主体で意見交換をしました。参加した生徒たちにとって、エジプトの高校生と話をするのは初めてでしたが、意外にも多くの共通点が見つかり、親近感を持つことができました。これからもオンラインディスカッションを通してお互いをより理解し、さらに深い話し合いを行っていきたいと考えています。

エジプト交流1
エジプト交流2
エジプト交流3

60周年を迎えた高校Speech Contestの様子を教えてください。

島田副校長高1生全員が暗唱に取り組み、各クラスの代表者が本選に出場する「暗唱部門」と、一部のクラスを除いた参加希望制の「スピーチ部門」で構成されています。スピーチ部門は英語原稿を提出した生徒の中から7名程度が本選に出場するのですが、国際関係や環境問題など幅広いテーマが特徴的で、昨年度の優勝者のテーマは現代人のインターネット依存を論じたものでした。観客となる高校生全員に審査用紙が配布されるため、話者の要点をしっかりと聞き取る姿勢も養うようになっています。

スピーチコンテス1
スピーチコンテス2
スピーチコンテス3
語学系にも合格者多数の進学実績 ≫

グローバル教育にかける先生方の思い

私学におけるグローバル教育の先駆者として指導に携わってきた文京学院の先生方が抱く思いについてもお話をうかがいました。

生徒に多様な学びの場を提供する先生方の意気込みを教えてください。

島田副校長以前からグローバル教育に取り組んできた本校は、他校に先駆けたグローバル人材育成の場として国際塾を設置し、海外大学進学者も輩出してきました。昨今は、多くの生徒が日常的に英語を使う場として、ネイティブ教員による終礼や学校行事への参加、日本人教員とのコラボ授業などを行っています。グローバルな体験を積み重ねる環境が整っており、生徒からは「英語が怖くなくなった」、「言われていることが分かるようになった」などの声が上がっています。さらにコロナ禍においてもオンライン設備を活用した対面型の異文化理解プログラムやアオバジャパンインターナショナルとの交流行事を積極的に実施してきました。
本校の創立者である島田依史子先生が目指した「時代の行く手を読み取る」という教育理念は、現在も進取の精神として私たち教員に深く根差しています。先の見えづらい社会の中で、本当に好きなもの、求めているものを見つけたい生徒の皆さんを全力で応援しますので、安心して入学してきてください。みんなの才能を一致団結させて、新たな時代に飛び立つ準備を進めていきましょう。

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編集後記

スピーチコンテストは60年前、アメリカ語学研修は30年前に導入し、、女性の国際的な活躍を願ってきた文京学院は進化を続けています。この学校の魅力を知ったチャンスを逃さず、わが子の未来を国際的な視野から考えてみてはいかがでしょうか。

イベント日程

イベント名 日時
授業が見られる説明会 2022年6月18日(土)
9:00~10:40/11:00~12:40
学校説明会・部活紹介 2022年7月30日(土)
10:00~11:30
体験入学 2022年8月28日(日)
10:00~13:00
秋の相談会 2022年9月11日(日)
9:00~16:00
授業が見られる説明会 2022年9月20日(火)・21日(水)・22日(木)
14:30~16:00
国際塾・部活動見学 2022年9月20日(火)・21日(水)・22日(木)
16:00~17:00
2022年度の中学校説明会・公開行事 ≫

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