日本大学豊山高等学校・中学校

日大付属校であることが堂々のトップですが、B「お子さま自身が決定」や、C「男子校」が高い数値を出していることも見逃せません。日大付属の男子校という特徴が、受験生にとって大きな魅力になっていることが分かります。昨年度の「男子校」9.9％、「中高一貫校」6.4％と比較して、2017年度は微増となっています。日大付属校であることに加えて、中高一貫の男子校であること自体が重要視されるようになってきているのかも知れません。

大学の高度な学びに触れることで学習意欲を刺激し、朝の小テストで学習習慣を身につけながら、部活動に打ち込んで文武両道が叶うという、良いサイクルを生む項目が上位にランクインしています。
D「教員によるサポート」は、僅差でランク外となった「指導の熱意」8.3％と合わせると17％超となり、B「文武両道」をしのぐ高ポイントになります。さらに、高校3年の保護者の多くがこの2つに投票していました。教師と保護者との信頼関係、大学受験期の指導に対する保護者の高い評価がうかがえます。

AからCの上位3項目だけで、全体の60％以上を占める結果となりました。日大豊山においても男子校の恩恵を十分に受けていることが見て取れます。
一方で、D「生活指導が徹底している」は、学校の特色を表していると言えるでしょう。中学1年の保護者がわが子に宛てたメッセージには「礼儀正しく、強く、魅力的な男子になるよう、日大豊山でよく学び、鍛えられるように頑張れ！」と、学校へ期待する内容が凝縮されているものもありました。

「入学後の成長要素」の質問では、A「友達を大切にする」がトップでしたが、実際に保護者のみなさまから頂戴したわが子に宛てたメッセージには、“日大豊山での濃密な学校生活を一緒に過ごす大切な友達”に巡り会えることを望む内容がとても多く、生徒はその期待に応える形で友達と充実した学校生活を送っているようです。B「しっかり挨拶できる」、C「規則正しい生活ができる」からは、学校の生活指導や、部活動での経験が活かされていることが想像できます。

「進路・進学先」の質問では、日大の文系・理系を志望する生徒が多いことが判明しました。学年別に見ても、日大を志望する割合は、中学1年から高校3年まで高い割合を保ち続けていることから、付属校のメリットに惹かれて入学した生徒や保護者が、大学受験期まで変わることなくそのメリットを感じ続けていることが汲み取れます。その半面、外部私大への希望者も一定数おり、グラフからは、日大豊山が自由な進路選択をできる環境であることも読み取れます。