生徒の人間性を育てる日大豊山流の男子教育

生徒の人間性を育てる日大豊山流の男子教育

inter-edu’s eye

日本大学の付属校である日本大学豊山高等学校・中学校(以下、日大豊山)。生徒はどんな6年間を過ごし、先生はどのような思いで生徒に接しているのでしょうか。今回はパンフレットからは見えてこない、豊山生と先生の本音に迫ります。

「生徒に寄り添って将来の夢を応援したい」先生インタビュー

日大豊山での中高6年間、先生はどのようなことを心掛けて指導しているのでしょうか。今回は、高3の学年主任であり日大豊山の卒業生でもある内山賢先生にお話を聞きました。

高校3学年主任の内山賢(さとし)先生
高校3学年主任の内山賢(さとし)先生。日大豊山のクラス担任は入学から3年間、学年持ち上がりで生徒の精神面もしっかりとサポートしていきます。

インターエデュ(以下、エデュ):内山先生ご自身の教育方針について聞かせてください。

内山先生:勉強を教えることも大事ですが、人間性を育てることに重きを置いています。子どもは学校や家庭など大人の影響を受けて育ちます。大人がどういうふるまいをするかで、その後の成長が変わってくると思います。親と教師が一緒になって生徒の将来を導いていきたいですね。

エデュ:生徒を指導する際に心掛けていることは何でしょうか。

内山先生:まずは聞く耳を持つということですね。生徒の話にじっくりと耳を傾ける。そして無理矢理やらせるのではなく生徒自らが決断して実行できるようにサポートすることですね。

エデュ:家庭とはどのようにして連携を図っているのでしょうか。

内山先生:日大豊山では、面談の機会が多く設けられているので、ご家庭全体の様子を聞くようにしています。面談では、特にお母さまから息子さんについて心配事を聞くことが多いですね。お母さまも息子さんにいろいろ言いたくなるお気持ちはよく分かるのですが、親が一方的に理想を説くよりも、子ども自身に考えさせてやる気を出させた方が良いのではないかと話しています。

豊山生のみんな
豊山生のみんなは、志を一緒にする仲間と助け合いの毎日を過ごしながら、共に大人へと成長していきます。

エデュ:男子校で教えているからこそ感じる男子の特徴はありますか。

内山先生:男子の場合は、大器晩成型が多いかなと思います。中高6年間を通して、高1の終わりごろからぐっと伸びて男の子から男性に変わっていくと感じます。
心身共に成長するタイミングを見逃さずに、勉学や進路を意識してもらうように指導しています。進路面で言えば、本人の希望を優先させることが大事だと考えています。有名校への進学や系列校への進学を押し付けることは決して無いですね。

エデュ:これから中学受験を控えている小学生や保護者の皆さんにメッセージをお願いします。

内山先生:実際に6年間を過ごすのは生徒自身。保護者に満足してもらうことはとても大切だと思いますが、まずは生徒の気持ちを大切にしています。生徒が満足して通える学校であり続けるべきだと信じて毎日生徒に接していますので、私たち教員の熱い気持ちを確かめに、日大豊山の学校行事に参加してほしいですね。

「将来に向かって大きく前進した6年間」生徒インタビュー

続いて、高3で元バレーボール部の山内康平くんに今までの学校生活や先生との関わりについてお話を聞きました。

インタビューに応じてくれた山内くん
高3で部活動を引退して、真剣に将来を考える時期に差し掛かった山内くん。日大豊山で過ごした日々だけでなく、卒業後の進路なども教えてもらいました。

エデュ:日大豊山に入学を決めたきっかけを教えてください。

山内くん:小4のときに志望校を決めるために説明会や文化祭に行ったのですが、その中で一番魅力的だったのが日大豊山の文化祭でした。

エデュ:これまでの学校生活はいかがですか。

山内くん:楽しいこともつらいこともたくさん経験できた感じですね。勉強だけでなく、たくさんのことが学べたと思います。将来の目標を見つけて前に進んでいることに成長を実感できています。あとは、あいさつなど当たり前の礼儀がしっかり身についたと思います。

エデュ:先生との思い出はありますか。

山内くん:内山先生は中学3年間ずっと担任だったので、たくさんの思い出があります。第一印象は熱血な先生というイメージ。先生の言葉一つひとつが心に響きました。部活動の悩みで相談したときも「好きにやった方がいいよ」と言ってくれて、気持ちが楽になったのをよく覚えています。

文化祭「豊山祭」
入学を決めた理由として挙げられることが多いのは「学校行事が楽しかったから」。受験生にも大人気の文化祭「豊山祭」は、毎年10月の最終週末に開催されます。

エデュ:家庭では学校の話をすることがありますか。

山内くん:比較的する方だと思います。進路についても自分が進みたい道を話しました。親は「やりたいことなら応援するよ」と言ってくれています。

エデュ:卒業後の希望進路を教えてください。

山内くん:将来は声優やアナウンサーなど声に関する仕事に就きたいと考え、音楽関連の学校への進学を考えています。

エデュ:学校生活も残りわずかですが、楽しみにしている行事はありますか。

山内くん:やっぱり豊山祭ですね。卒業した先輩方もたくさん駆けつけるほど人気の学校行事です。皆さんにも参加していただいて、日大豊山の面白さを知ってほしいです。

編集者から見たポイント

日大豊山で学べるのは教科の勉強だけではありません。人間関係や生活するうえでのマナーなど、社会に出てから必要になることも数多く学べます。また、教師が生徒とその保護者をしっかりと見守っているという安心感も伝わってきました。どんな生徒たちが通っているのかを知るためには、実際に校舎へ足を運ぶのが一番。豊山祭や学校説明会など、今後続々と開催される公開行事に参加してみてはいかがでしょうか。

これからのイベント日程

イベント名 日時
第2回 高等学校説明会 10月14日(日) 10:00~12:00
第1回 中学校説明会 10月14日(日) 13:30~15:30
豊山祭(学芸部最大のイベント) 10月27日(土)・28日(日) 9:00~16:00
第2回 中高共通 授業参観デー・入試ミニ説明会 11月10日(土) 8:30~13:00
第1回 高等学校 入試説明会 11月18日(日) 10:00~12:00
第2回 中学校説明会 11月18日(日) 13:30~15:30

説明会や公開行事の詳細はこちら≫

その他の連載コンテンツ

第3回保護者が太鼓判を押す男子校「日大豊山」

普段から学校に感じている本音やわが子の成長について匿名アンケートを実施しました。その結果に納得!記事を読む≫

第1回放課後のようすから見えてきた「豊山生の素顔」

在校生レポーターに放課後の学校を案内してもらいました。日大豊山の部活動を詳しく知りたい人は必見です!記事を読む≫