inter-edu’s eye
注目度が高まっている八王子学園の東大・医進クラス。以前の取材で、活発な授業を展開する生徒の元気の良さをお伝えしましたが、授業を受ける生徒自身はどう感じているのでしょうか。
今回はアンケートで生徒の声を聞いてみました。
必ずしも東大志望ではない?
今回のアンケートでは、以下の項目から生徒の本音を探ってみました。
・将来の希望進路
・授業のどんなところが好きか
・小学校と違うと感じるところ
・先生の印象は?
まず、そのクラスの名前から、東大や医学部を目指す生徒ばかりと思いがちな「将来の希望進路」ですが、アンケートでは「まだ決まっていない」との回答や、「ほかの私立大学や国公立大学」を目指すという回答のほうが多くありました。
一般的にも、中学の段階では将来の夢が決まっていない生徒が多いものなので、それはこのクラスでも同じなのかもしれません。
入学の動機としては、将来の進路に向けてというよりは「勉強したい」という高い意欲があったことが最も大きいようです。
というのも、「授業の好きなところ」について聞いてみたところ、「小学校のときよりも興味がある分野が学べる」「難しい内容を勉強できる」「授業の内容が濃いので本気で勉強しようと思える」などの回答が多く返ってきたのです。
そのほかにも「タブレットを使った授業が面白い」「実験が楽しい」「探究ゼミ(※)ではほかのクラスの子とも交流できる」など多彩な教育プログラムに満足している様子も見られました。
これらの回答から、第2回の取材で感じた生徒たちの活気の良さにも改めて合点がいきました。生徒たちは授業を非常に前向きにとらえているのです。
※探究ゼミ…生徒が自分で設定したテーマについて調査・発表を行うゼミ形式の授業。
生徒が感じる授業のスピード感
ついこの間まで小学生だった生徒たち。どんなところで「小学校の授業と比べて違う」と感じているのでしょうか?
授業全体のレベルの高さに驚いた様子の「授業のスピードが速い」「手を挙げていない人も指される」という回答がある一方で、内容がレベルアップし、学ぶ範囲も広がったことにわくわくしているような声も聞かれました。たとえば、「理科で各班に分かれて難しい問題を解いたときに達成感があった」「先生と会話を進めていき、歴史の流れを感じながら学べる授業は面白い」など、難しい内容に圧倒されるわけではなく、楽しんで学んでいるようです。
そして、「先生の印象」について聞いてみると、「おもしろい」「やさしい」という声がほとんど。
中には「きびしい」という回答も少数見られましたが、それも「やさしい」とセットで答えられていました。先生方がメリハリをつけて指導されている様子がうかがえます。
先生が「やさしい」と感じる理由のなかには「雑談をしてくれるので授業が分かりやすい」ことを挙げる生徒もおり、先生方が生徒の興味を引き上げる授業を展開していることが、生徒の声からもわかりました。
編集者が見たポイント
中学1年生ながら「難しいことを学べる」と答えるなど、授業のレベルの高さに喜ぶ様子に驚きました。具体的な進路はこれから、というものの、レベルの高い進路を目指せる片鱗が感じられます。今後の成長が楽しみな生徒たちですね。
学校説明会・イベント一覧
イベント名 | 日程 | 時間 | 定員 |
---|---|---|---|
保護者対象説明会 | 10月27日(木) | 10:00~11:30 | 20組 |
「探究ゼミ」体験 | 11月9日(水) | 10:00~11:30 | 20組 |
ナイト説明会 | 11月15日(火) | 18:00~19:00 | 10組 |