inter-edu’s eye
八王子中学校・高等学校の文化祭『八学祭』が9月23日・24日に開催されました。今回は、中学での学びを紹介する「八学祭ツアー」に潜入取材。ツアーの詳細と八学祭の見どころをレポートします。
八学祭ツアーで見る「探究ゼミ」
「八学祭ツアー」は、在校生が小学生とその保護者を連れて校内を巡るツアーです。特長は、探究ゼミを中心に、1時間かけて中学の学びをじっくり見学できること。探究ゼミとは、生徒自らが課題を見つけて調べ、ディベートやプレゼンテーションを通して課題解決能力やプレゼン能力を身につける学校独自の授業です。
各学年の発表と展示を見学
中学1年は「八王子」をテーマに、自然・歴史・鉄道・教育・スポーツなどの中から、興味ある分野に分かれて6月より“探究”を開始。2年は修学旅行の事前学習を兼ねて京都・奈良・広島の文化や歴史を調べ、3年は7・8月のオーストラリア語学研修で経験したことを資料にまとめました。各学年は八学祭で、まとめた資料を教室に展示し、プレゼンテーションも行います。ツアーでは中学1年のプレゼンテーションと、2年と3年の展示を見学しました。
タブレットを活用
八王子中学校の1・2年生は、一人ひとりがタブレットを持ち、学習に役立てています。ツアー中、案内役の在校生はタブレットを使って授業風景や行事について参加者に説明していました。参加者2・3組に在校生が1人付いて説明するので、リクエストされた映像にすぐ切り替えたり、質問に答えたりと、参加者の細かい要望にも対応できていました。ツアーを終えて受付会場に戻っても、タブレットを手にした在校生には参加者からの質問が相次いでいました。
中2女子が話す「ここがすごいよ! 八学祭」
ツアーで案内役を務めた中学2年の4人に、八学祭の見どころをインタビューしました。彼女たちによる、おすすめランキングをご紹介します。
第1位 正門アーチ
高校には美術大学への進学を目指す専門クラス(総合コース・美術系)があり、八学祭では美術系2年の生徒全員で制作するアーチが毎年飾られます。アーチは名画をモチーフにして作られ、21作目となる今回は、アルフォンス・ミュシャの「スラヴ叙事詩」を題材とした力作が来場者を迎えました。
中学生おすすめコメント「立ち止まって見入ってしまう、すごい迫力のアーチです。じっくり見てほしいですね」
第2位 出し物の装飾
中学生おすすめコメント「模擬店の飾りや、壁を覆うような教室の装飾は、手が込んでいて見応えがあります」
第3位 充実の模擬店
中学生おすすめコメント「美味しい食べ物が、毎年たくさん出ますよ!」
取材を終えて
八学祭ツアーの感想をうかがうと、参加者は「中学校で子どもがどんな勉強をするのか、具体的に知ることができた」「中学生の研究発表を見られてよかった」と笑顔で答えてくださいました。探究ゼミの紹介に重点を置いて移動を省き、タブレットを活用して随時質問に答えていたところが、参加者の満足につながったようです。
一方、高校生による模擬店の看板には「国境なき医師団」や「国連児童基金」など、売り上げを寄付するさまざまな団体名が書かれており、八王子学園のモットーである平和教育の一端を見ることができました。
注目のイベント日程
イベント名 | 開催日時 | 備考 |
---|---|---|
ナイト説明会 | 11月14日(火) 18:00~19:00 |
要予約※10組 |
保護者対象説明会 | 11月16日(木) 10:00~11:30 |
要予約※20組 |
入試問題ガイダンス&説明会 | 11月18日(金) 10:00~11:30 |
要予約※100組 |
保護者対象説明会 | 12月1日(金) 10:00~11:30 |
要予約※20組 |