勉強と部活動で人間力を育む 一貫特進クラスの魅力を探る

勉強と部活動で人間力を育む 一貫特進クラスの魅力を探る

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連載第2回では八王子学園の東大・医進クラスについてご紹介しましたが、今回は勉強はもちろん、部活動も頑張る一貫特進クラスに注目します。一貫特進クラスが目指すものとは何かを先生にお聞きし、在籍する生徒にも日々の勉強や部活動についてインタビューしました。

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手厚い学習サポートで部活動にも全力

一貫特進クラスの特徴について、募集広報部長の吉村昌輝先生にお聞きしました。

多くの生徒から慕われる吉村先生。生徒インタビューでは、楽しい授業をしてくれる先生として名前が挙がりました。
多くの生徒から慕われる吉村先生。生徒インタビューでは、楽しい授業をしてくれる先生として名前が挙がりました。

インターエデュ(以下、エデュ):一貫特進クラスの概要を教えてください。

吉村先生:一貫特進クラスは、2016年4月に中学校の既存クラスを改称する形で始まりました。各学年に2クラスを設け、1クラス30〜35名編成の少人数教育を実践しています。

エデュ:東大・医進クラスとはどのような違いがありますか?

吉村先生:基本的なカリキュラムは東大・医進クラスと同一ですが、先取り学習を主眼とした東大・医進クラスに対して、一貫特進クラスでは人間力の育成に力を入れています。学習面では、生徒の学習状況に応じて教員によるきめ細やかなサポートを行い、生徒が自主的に学ぶ力を養います。そうした学びと並行して部活動に励む生徒が多いのが特徴です。

エデュ:一貫特進クラスが目指す人間力の育成とはどのようなものですか?

吉村先生:たとえば、本校では宿題や課題の提出期日を徹底していますが、教員による強制ではなく、それらを提出する意義について丁寧に説明し、生徒の理解を得ることを大切にしています。言われたからやるのではなく、自主的に考え、かつ行動する人間力を養うことを目的としています。

エデュ:一貫特進クラスでは生徒がどのように成長していくのでしょうか?

吉村先生:「人格を尊重しよう、平和を心につちかおう」という学園モットーのとおり、多様な個性を尊重する人間、自分と異なる意見を持つ他者を排除しない人間へと成長してほしいと願っています。このことはクラスに関係なく、本校の生徒全員に共通する目標でもあります。

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自ら工夫して勉強と部活動の両立を行う

続いて、一貫特進クラス2年生の小笠原涼くんと廣田叶さんにお話を聞いてみました。

エデュ:八王子学園への入学を決めたきっかけを教えてください。

廣田さん:親から「将来の選択肢が広がるよ」と、すすめられたのがきっかけでした。勉強面でついていけるか不安もありましたが、どの授業もとても分かりやすいので、入学したのが八王子学園でよかったと思っています。

小笠原くん:授業だけでなく学習成果の発表にもタブレット端末を使うなど、教育の質の高さに魅力を感じて入学を決めました。

最近の小笠原くんは、苦手な国語を克服するため読書に力を入れているそうです。
最近の小笠原くんは、苦手な国語を克服するため読書に力を入れているそうです。

エデュ:所属している部活動と、活動のようすについて教えてください。

廣田さん:ダンス部所属で、活動は週3回です。現在は学園祭に向けて練習中で、今年の夏に東日本大会で踊ったジャズとヒップホップを披露する予定です。

小笠原くん:陸上競技部に所属して短距離走に取り組んでいます。夏の大会では自己ベストを更新することができましたが満足していません。もっと上を目指します。

エデュ:勉強と部活動をどのように取り組んで両立させていますか?

小笠原くん:僕はゲームが好きなのですが、スマホに入れるゲームを3つまでにしたり、動画サイトを見る日を決めたり、自分なりに勉強時間を確保するための工夫をしています。

廣田さん:時間をちゃんと区切ることを意識しています。自宅でもダンスの自主練習に取り組みますが、部活動がある日は時間を少なめにして勉強とのバランスをとっています。

廣田さんの趣味は海外ドラマ鑑賞。字幕版で英語のリスニング能力も鍛えられます。
廣田さんの趣味は海外ドラマ鑑賞。字幕版で英語のリスニング能力も鍛えられます。

エデュ:将来の夢や進路はどのように考えていますか?

小笠原くん:将来の夢は市役所の職員です。小学生のときに親の仕事について調べる授業があり、そのとき初めて公務員について調べました。陰で人々の生活を支えていることやさまざまな場所で活躍しているようすを知り、かっこいいなと憧れました。

廣田さん:私は八王子学園の英語の先生になりたいです。毎日授業を楽しく受けていますが、私たち以上に先生たちが楽しそうにしていることに気づきました。私もあんな風になりたいと思い、将来の進路として考えるようになりました。

エデュ:最後に、受験生のみなさんにメッセージをお願いします。

小笠原くん:八王子学園には色んな地域から色んな人が集まってきています。そのように集まった人たちと友だちになることで、知らない世界を知ることができるので活動の幅が広がります。

廣田さん:私が親から言われたとおり、勉強でも部活動でも成長の機会が多くあるので、将来の選択肢が確実に広がると思います。充実した学校生活を送りたい人はぜひ八王子学園に来てください。

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編集者から見たポイント

最初は少し緊張ぎみに話されていた生徒のお二人でしたが、会話を重ねるうちにさまざまな話題で盛り上がり、笑い声の絶えないインタビューになりました。そんな中で驚かされたのが、将来について具体的な目標をしっかり持っていることでした。それもそのはず、1年生のときから進路について学ぶ機会がたくさん用意されているそうです。勉強に部活に青春を楽しみつつ、将来を見据えた教育が受けられるということが分かりました。

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