学校説明会を映像で! 国際交流と学習指導が強い大東文化大学第一高等学校

学校説明会を映像で! 国際交流と学習指導が強い大東文化大学第一高等学校

inter-edu’s eye

新型コロナウィルス感染症の流行に伴い、受験関連イベントが相次いで中止される中、大東文化大学第一高等学校(以下、大東一高)は本年度の学校説明会をオンラインで開催しています。海外の高校生を学校に迎えるプログラムなどの教育活動の特色を始め、学校の歴史から現在の入試制度まで映像で詳しく紹介されました。インターエデュではその内容を3つのポイントにしぼってお知らせします。

学校公式サイトへ ≫

留学生受け入れにも注力! 国際教育に相乗効果を生む

多彩な留学制度は大東一高の大きな魅力の一つです。①「3か月」②「5~6か月」③「10~12か月」の3パターンがあり、行き先はカナダにあるカレッジハイツ・セカンダリスクールやニュージーランドのアボンデール・カレッジです。ともに姉妹校で留学の他にも、2週間の海外研修及び訪日団の受け入れも行っています。

海外から留学生のホームステイを受け入れることを条件に留学費用を免除する交換留学制度も導入しています。「東西文化の融合という多文化共生の中で、新しい文化の創造をめざす」という建学の精神に基づき、国際社会を見据えた教育を展開してきました。

海外から訪れた留学生と交流する大東一高の生徒
海外から訪れた留学生と交流する大東一高の生徒

そうした建学の精神が息づく大東一高では、海外研修や留学はもちろん、留学生を受け入れる取り組みも盛んです。「Daito hospitality Program」通称「ホスプロ」の名で例年、さまざまな国の高校生が学校を訪れています。「hospitality」の意味は「双方に満足があるおもてなし」です。英語力を伸ばすだけでなく、文化的な背景や価値観の違いを超えて、対等な人間関係をつくる力を育ててきました。

留学生は授業や興味のある部活動に参加が可能です。また、池袋や浅草などを生徒とグループを組んで散策する活動も行います。最初はぎこちなくても、だんだんと生徒と留学生の間で英語での交流が深まっていきます。こうした体験で大東一高の生徒は英語でコミュニケーションをとろうとする意欲が向上し、海外研修や留学との相乗効果を生んでいます。

大東一高の国際教育について見る ≫

大学付設校なのに中高一貫じゃない。同じスタートで学べて進路も開ける

大学付設校には内部進学ができるという魅力があります。しかし、ほとんどの大学付設校は中高一貫校のため、高校からの入学生は内部生と学習進度に差が生じるケースも少なくありません。
その一方で、大東一高は付設中学校がなく、全員が同じスタートラインに立って学ぶことができます。大東一高のような「大学付設校」で「中高一貫ではない」「共学」の高校は東京都内の高校の13%に留まります。なかなか珍しい存在です。

大東文化大学には約3割の生徒が内部進学しています。その資格は在学3年間の評定平均が5段階中「3.3以上」であることです。この成績基準は生徒の90%以上が満たしています。また、評定平均が「4」以上の生徒は内部進学の枠を確保したまま、他大学受験が可能となります。

大東一高の進路状況を見る ≫

学力向上策も多彩! 現役大学生が「メンター」に

生徒の約6割を占める外部進学者のための指導も充実させてきました。高校3年間で進路実現ができることを目標とし、希望進路別に難関大学合格を目指す「特別進学クラス」、GMARCHを目指す「選抜進学クラス」、大東文化大内部進学・中堅私大を目指す「進学クラス」を設置しています。そのほかに、部活動に専念してきた生徒が3年生になってから外部進学を志望した場合に受け入れる「進学αクラス」もあります。

自習室で現役大学生から指導を受ける生徒のようす
自習室で現役大学生から指導を受ける生徒のようす

全学年全コースで長期休業中に講習があり、学校を挙げて学力向上策を打ち出しています。放課後の自習室で現役大学生が学習サポートに当たるメンター制度もその一つです。大学生が生徒の質問に答える他、部活動と学業の両立や参考書・問題集の選び方などの悩みにもアドバイスしています。全学年を対象とし、月~土曜日利用可能という手厚さが魅力です。
そのほかにも生徒の自習を支える取り組みとして、リクルートのスタディサプリで基礎学力を固めつつ、小テストを毎週配信して、生徒の自習をサポートしています。また、生活記録をチェックする「プライム手帳」で勉強時間や模試、オープンキャンパスへの参加状況も学校が把握します。

大東一高の手厚い指導について見る ≫

推薦入試の成績基準は? …検定あれば条件やさしく

今回の映像版学校説明会では、大東一高の推薦入試の成績基準も紹介しています。

全コースに共通する条件は①「国公立中学校の3学年在籍生徒」②「3年間の欠席合計日数が15日以下」③「全9教科の評定に『1』がなく、英数国理社の5教科の評定に『2』がないこと」の3点です。
一高「進学コース」の第一志望校として推薦入試を受ける場合、以下の条件のいずれかを満たせば優遇を受けます。

進学クラス
評定の合計値が、3教科12以上、5教科18以上、9教科32以上

なお、特典制度として、部活動・委員会のリーダー経験や英検・漢検・数検の3級以上の取得者は基準が緩和されます。特に単願推薦の希望者は英検3級を英語の評定「4」とみなすなど、検定試験の成績を活用できる幅がより大きくなっています。

次は、「選抜進学クラス」「特別進学クラス」の推薦入試の成績基準です。単願推薦(A推薦)と併願推薦(B推薦)のそれぞれについて以下のようになります。

選抜進学クラス

単願(A推薦) 評定の合計値が、3教科13以上、5教科20以上、9教科34以上

併願(B推薦) 評定の合計値が、3教科13以上、5教科21以上、9教科36以上

特別進学クラス

単願(A推薦) 評定の合計値が、3教科14以上、5教科22以上、9教科39以上

併願(B推薦) 評定の合計値が、3教科14以上、5教科23以上、9教科39以上

単願推薦の場合は、英検・漢検・数検で「3級を2つ以上取得」「準2級を1つ取得」の条件で「特別進学クラス」の3教科以外の成績基準が緩和されます。併願推薦では、「選抜進学クラス」と「特別進学クラス」のそれぞれについて、同じ条件で5教科・9教科の基準が緩和されます。

大東一高の入試情報を見る ≫

受験生へのメッセージ

インターエデュでは、今回の映像版学校説明会に合わせて受験生へのメッセージを預かりました。読者の皆さんにお送りします。

入試広報室長・木村幸治先生:大東一高では「剛健」「中正」「努力」を教育目標に掲げています。こうした目標を軸に国際交流、勉学そして部活動を通じ、バランスのとれた「自分軸」を持つ、強くたくましい人間を育成します。

編集者から見たポイント

今回、記事でご紹介した魅力は大東一高のほんの一部です。次の学校説明会はまだ先ですので、学校サイトをぜひご覧ください。

学校公式サイトへ ≫

イベント日程

イベント名 日時
個別相談会 2020年9月5日(土)
13:30~16:00
個別相談会 2020年9月26日(土)
13:30~16:00
個別相談会 2020年10月3日(土)
13:30~16:00
イベント日程詳細を見る ≫

このページをシェアする

連載コンテンツ

全国レベルの部活動に熱中! 「文武両道」で進路もかなう

全国レベルの部活動に所属していた卒業生3名にインタビュー! 当時の学校生活や進路サポートを振り返っていただきました。記事を読む≫