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郁文館夢学園(以下、郁文館)の中学入試には、多彩な入試制度があります。それにより、お子さまが自分の得意分野を活かしながら、夢実現への第一歩を踏み出せるというわけです。では、具体的には、どのような選択肢があるのでしょうか。
学校公式サイト ≫未来への架け橋となる3つのクラス
郁文館では、中学入学時、3つのクラスに分かれます。希望するクラスによって受験できる入試が変わるため、まずは各クラスの特徴について見てみましょう。
進学クラス
丁寧な指導で、基礎の反復演習をねばり強く、「わかるまで」行い、確実な学習習慣を身につけられるクラスです。学習への苦手意識を残すことなく、将来の夢を見据えながら実現していく力が得られます。
特進クラス
講義スタイルの授業とアウトプット型の授業をバランスよく実施するのに加え、さらに発展的な問題の演習を行い、コツコツとすべての教科に力をつけていくクラスです。スピード感のある基礎学力の育成で、思考力・判断力・表現力が伸び、問題意識を持って深く考え、表現する力が身につきます。
グローバルリーダー特進クラス
将来グローバルな舞台で活躍する人を育てるクラスです。英語は学力レベルを3段階に分け、それぞれに合わせた授業を展開。また、英検2級以上の生徒は、郁文館グローバル高等学校の英語の授業にも参加することが可能です。日本語と英語によるコミュニケーション力と幅広い教養を獲得し、自らの考えや主張を他者に発信できる力が身につきます。
上記クラスは、毎年進級時に移動することが可能です。また、中学3年までに一定の水準の英検取得が確約されており、「進学クラス」「特進クラス」では英検準2級以上、「グローバルリーダー特進クラス」では英検2級以上を取得できます。さらに、近年人気の高まる郁文館グローバル高等学校、郁文館高等学校の2つの高校から進学先を選べ、海外大や国公立大、難関私大などさまざまな進路に羽ばたくことができます。
このように、郁文館では、どのクラスに入学しても、夢を見つけたり、もともと持っている夢を叶えたりする力を十分に養える環境が整っているのです。
得意を活かせる3つの入試制度
郁文館の中学入試には、大きく3つの入試制度があります。お子さまの得意なことや、希望する進路に合わせた選択が可能です。では、それぞれどのような入試なのか見てみましょう。
教科選択型入試
入学を希望するクラスによって入試のタイプを選び、さらに受験科目を選べる入試制度です。
例えば、進学クラス希望者を対象とする「進学クラス選抜入試」は、2科(国語・算数・英語から2科目選択)、4科(国語・算数・英語から2科目選択+社会・理科)の2種類から受験方式を選べます。そのため、お子さまの得意科目を活かすことが可能です。
このほか、グローバルリーダー特進クラス希望者を対象とする「グローバルリーダー特進クラス選抜入試」や帰国生向けの「帰国生特別奨学生入試」など、全12日程という豊富な日程の中から希望するクラスを得意科目で受験できます。
適性検査型入試(2月4日新設、適性検査Ⅲ導入)
郁文館は公立中高一貫校の併願校として人気の高い学校の1つ。今年度は2月4日が新設され、公立の対策を活かして受験できる機会が多くなっています。さらに、2月1日・2日は選択制で適性検査Ⅲを導入。適性検査Ⅲとは、公立中高一貫校において、各校独自作成問題といわれています。郁文館では1日は「小石川との併願を想定した理数的な内容」、2日には「両国との併願を想定した数社的な内容」という出題を予定しており、「併願校も積極的に挑戦したい」という郁文館の入学にも意欲的なお子さまには選択をおすすめします。
適性検査型入試では、「特別奨学生(※)」として入学できます。スカラシップ制度(入学金免除)もあるため、数ある日程の中で一度はチャレンジしたい入試です。
※特別奨学生の認定は、当日試験の得点率8割以上が目安となり、特別奨学生に選ばれた場合は、入学金・1年間の授業料・教育充実費・施設設備費が免除となります。(毎年、更新審査があり特別奨学生の最長継続年数は3年間までとなります)
ルーブリック評価型入試
従来型の入試では測ることのできない「小学校時代の活動・経験」や「思考力・想像力・表現力」などを評価する入試です。当日、受験生は「活動報告書」をまとめ、それをもとにプレゼンテーションしたり、質疑応答したりします。評価基準が明確で、対策がしやすいのが特徴です。
この入試は、将来の夢がある受験生や、人前で発表することが得意な受験生などに特に適しています。一方で、誰もが挑戦できる可能性を持つ入試ともいえます。
詳しい日程や受験科目、特徴は募集要項をご確認ください。
すべては、夢を叶えるために
入試制度にクラス編成、そして進学先まで――なぜ、郁文館はそれぞれのステージにおいて、こんなにも多彩な選択肢を用意しているのでしょうか。
それは、お子さま一人ひとりの無限の可能性を引き出し、夢実現を可能にする多彩なロードマップを描くためです。「子どもたちに夢を持たせ 夢を追わせ 夢を叶えさせる」という郁文館の教育目的にもつながっています。
得意を活かして受験し、在学中にその力を伸ばし、進学先でさらなる可能性を広げていく――そんな夢実現までのプロセスを、着実に歩める学校なのです。
編集者から見たポイント
かねてより、「夢教育」に定評のある学校です。同校で、様々なステージにおいてお子さまに合わせた選択をすることで、夢実現へのプロセスはより具体化されていくのではないでしょうか。そのスタートラインが入試です。お子さまの夢を叶えたいというお母さまは、ぜひお子さまに合う入試をチェックしてみてください。
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