社会的リーダーを育成する新クラス「iP class」が2021年度始動

エデュ：独自プログラムを教えてください。

理事長・校長：たとえばホームルームでは、日経新聞を教科書にして経済や政治、論語などについて私が講義します。これにより、生徒は時事問題をインプットしながら、世の中に向けて常にアンテナを立て、6年かけて「自分はこれからの社会でどう貢献できるのか」「そのためにどの大学・学部を選べばいいのか」を考えることができます。

エデュ：特徴に挙げている「トップ大学合格」とは東大でしょうか。

理事長・校長：東大を目指すことはいいことです。しかし、受験生保護者には「東大合格がゴールではない」と認識していただきたいですね。東大生を生むけれど、ただの東大生を育てるつもりはありません。東大で学んだがゆえに影響力を持った人材に成長し、社会に大きく貢献する。それが目指すステージです。
私はこれまで政治家として東大卒の官僚と仕事をしていたため、彼らが高い学力を持ち、優秀であることは理解しています。ただ全員が、0から1を作る優れた力を持ち、問題発見力や課題解決力までを備えているかというとそれには疑問符が付きます。iP classでは、これらの力と学力をともに育みます。

エデュ：目指すステージは高いですね。

理事長・校長：はい。このため6年かけて生徒の成長に寄り添い、伴走する覚悟です。本校には力のある教員がたくさんいますので、私がiP class全体の指揮官となり、2人担任制のイメージで生徒を育てていく予定です。
もちろん高3の段階で一流と言われるステージには到達できません。本校では卒業後の25歳を見据えて教育を行っており、その25歳の時点でiP classの卒業生が一流への道を歩み出せているようにします。中高6年間では、生徒のいいところを伸ばし、さらに一流と言われる人間になるためにはどんなことが必要かを伝え、努力の方向性を明確に提示します。

エデュ：理想像はありますか。

理事長・校長：本校には、夢を実現し、第一線で活躍する方の話を聞く「夢達人ライヴ」というプログラムがあります。iP classを巣立っていく人間が、全員夢達人になることが理想です。日本ではなく世界のトップを目指し、一人でも多くの人間の人生に良い影響を与える様な生き方をしてほしいですね。

理事長・校長が心血を注いで生徒を育成するiP class。10月31日(土)、11月28日（土）には、iP class単独の説明会が開催されます。入試概要やカリキュラムについて詳しく知るチャンスですので、興味のある方はぜひご参加ください。