inter-edu’s eye

これまで2回にわたって魅力をお伝えしてきましたが、城北中学校・高等学校(以下、城北)が高い合格実績を残す背景には、生徒のやる気の高さが関係しているようです。そこで、今回は城北のスクールライフに焦点を当て、やる気を起こさせる秘密に迫りました。

授業の質の高さと熱心な先生の指導

中2の生徒二人
増田くん:野球部の新キャプテンを務める。ピッチャーとサードを担当
山下くん:弦楽部に所属し、バイオリンを担当。小さいころからピアノも習っている

城北に入学した生徒たちは、どのような学校生活を送っているのでしょうか。中2の2人に話を聞きました。

インターエデュ(以下、エデュ):入学を決めた理由を教えてください。

増田くん:最初は母の勧めだったのですが、僕は小学校から野球をやっていたので、グラウンドの広さを見て魅力を感じ、入学を決めました。

山下くん:僕も図書館とか、こんなに施設が整っている学校はなかなか見つけられなかったです。卒業生の進学実績や先生方の出身校も見て、自分の将来の選択肢が広がりそうだなとも思いました。

理解ある先生の指導

エデュ:実際に入学していかがですか。

増田くん:設備も良いのですが、話しやすく優しい、良い先生がたくさんいるなと感じました。高校まで楽しく過ごせそうな気がしています。

山下くん:先生は僕たちのことをいつも理解してくださっています。盛り上げたり、親身になってくれたり、将来の役に立ちそうな面白い話をしてくれたり、これほどの授業ができるのは僕たちのことを考えてくれているからだと実感します。

エデュ:2人とも先生に魅力を感じているのですね。部活動や行事はいかがですか。

増田くん:部活も行事も学校全体が「やるぞー!」という雰囲気で、僕もそれに包まれてやる気がわいています。

山下くん:文化祭や体育祭、マラソン大会など学校行事はどれも楽しいからどれも頑張りたくなります。

前回記事でもご紹介したように、施設の良さは大きかったようです。さらに、入学すると先生の人柄や指導に魅力を感じているようすでした。こうした信頼関係が、後の進学実績の高さにもつながっているのでしょう。では、先生はどのように感じているのでしょうか。

頑張ることを恥ずかしく思わない男子校の良さ

村上先生
村上先生:数学科を担当。2人の担任も務めている

エデュ:城北の良いところは何だと思いますか。

村上先生:男の子らしく素直な子を育てるのが学校の目標ですが、卒業生に会うと、その通りに育ってくれていると感じます。頑張ることを恥ずかしいと思わず、本気でチャレンジしながら一生懸命に青春時代を送っていたんだろうなと。そういった男子を自然と育てられる環境や機会を用意できるところが、城北の良さですね。

エデュ:指導するうえで心掛けていることは?

村上先生:どこを理解して、どこでつまずくのか生徒一人ひとりの特徴を理解するようにしています。また、不安に思っている子を中心に授業を進めるようにして全体の理解度を深めるようにしています。

導きから自ら発見へ 城北といえば自由研究

エデュでもたびたびご紹介している城北の自由研究。課題の発見、問題提起、調査、探究を経て、自分なりの表現でアウトプットする力を習得することができ、2020年の大学入試にも役立つ力として大きな期待が寄せられています。

理科実験報告書

エデュ:どのようなテーマで自由研究を行ったのですか。

増田くん:僕はカブトムシについて研究しました。カブトムシが暗い中でも餌を食べることができると知っていたので、においで食べ物を探しているのかどうかを実験で探りました。小さな疑問でも何日も工夫しながら調べて、きちんと結果を知ることができたのでとても勉強になりました。

山下くん:今年から数学の自由研究もできて、僕は多角形の内角の和の公式について研究をしました。提出した研究は、校内の予選を勝ち上がると理数教育研究所の「算数・数学の自由研究」作品コンクールに応募できます。数学の研究は難しかったです。

村上先生:城北の理科自由研究は歴史が長いものです。今年からは数学も加え、次の入試に必要な問題提起と取り組む力を身につける機会を増やしています。難しかったと思いますが、小さな疑問を見つけて仮説検証して、しっかりと結果にたどり着けていたと思います。

自らテーマを設定し、研究するのは中学生にとって難しいと思いますが、校内コンテストや外部コンテストで評価されることが生徒の意欲向上にもつながっているようです。昨年からは理系の進学も増加傾向にあり、今後も大いに期待ができそうです。

将来に向かって

エデュ:今後の目標を教えてください。

山下くん:人の役に立つ仕事に就きたいと思っていて、今は医学部を目指しています。これからも勉強を頑張って、高校のコースでハイレベル模試を受けたいです。

増田くん:将来はまだ分からないですが、野球は続けたいです。東大の野球部に、野球部の先輩がいるのですが、「素振りをした分、勉強も頑張った」と聞いたので、自分ももっと頑張ろうと思います。また、英語が話せる父のようになりたいので、語学研修も楽しみです。

編集者から見たポイント

授業や先生とのコミュニケーション、行事や部活動。生徒のインタビューから城北にいる時間や校風すべてが生徒のやる気を後押ししていることが分かりました。こうした日々の積み重ねが高い進学実績につながっているのではないでしょうか。

今後のイベント日程

イベント名 日程 時間 備考
クラブ公開 10月28日(土) 12:55~ 要予約
クラブの体験と見学、小学生対象
体験授業 11月4日(土) 12:55~ 要予約
小学生対象
第1回入試説明会 11月23日(木・祝) 10:00~ 要予約
第2回入試説明会 12月2日(土) 13:30~ 要予約
施設見学会 12月16日(土) 13:30~ 要予約
小学生対象(保護者可)
理科自由研究展示会 12月16日(土)・17日(日) 13:30~・10:00~ 予約不要
第4回学校説明会 2018年2月24日(土) 13:30~ 要予約
小学4・5年生対象