毎日がグローバル! 城西流の国際教育とは

毎日がグローバル! 城西流の国際教育とは

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「英語も海外も、もっと身近に」との思いから多くの留学生を受け入れている城西大学附属城西中学・高等学校(以下、城西)。
留学生との交流は在校生にどのような影響を与えるのでしょうか。現在、城西で留学生活を送る5人の留学生と在校生にお話をうかがいました。

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モットーは「日々の国際交流」

城西のグローバル教育では、多くの留学生の受け入れを行っています。国際交流委員会という部署もあり、受け入れた留学生とのランチ交流会などを企画。スムーズかつ和やかに会話を進めるための仕掛けも考えています。
国際交流を特別なイベントで終わらせず、日々続くものにしたい。日常の1コマとして自然な流れの中で留学生と接するのが城西流です。

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留学生が「また来たい!」と思えた城西生活

今回インタビューに答えてくれた留学生

インターエデュ(以下、エデュ):城西の印象を教えてください。

ティファニーさん:日本の学校のイメージ通りでした。制服があって、部活をして、ルールもちょっと厳しくて(笑)

エデュ:学校にはすぐなじめましたか。

ニコライくん:言葉の壁や自分が遠慮していたこともあってちょっと時間がかかりました。

エマさん:私も……でもスキー教室でクラスメートと仲良くなれたので良かったです。

ティファニーさんとニコライくん
タヒチ出身のティファニーさん(写真左・高2)と、デンマーク出身のニコライくん(写真右・高2)。留学生同士の仲もとても良いようす。
エマさん
「漫画やアニメが好きで、中学生の頃から日本に留学したくて仕方なかった」と話すエマさん。デンマーク出身の高校2年生。

エデュ:留学生活で一番楽しかったことを教えてください。

ピエールくん:僕はしいの木祭。クラスで短い映画を作って、友達も増えました。

ミシェルさん:私はホストファミリーと出かけたこと。大阪に行ったりキャンプをしたりしました。

ミシェルさん
唯一の高校1年生・ミシェルさん。ドイツ出身。東京の便利さに驚いていました。
ピエールくん
フランス出身のピエールくん(高2)。「祖父が日本人なので、日本の戦国史に興味があります」とのこと。

エデュ:また日本へ来たいと思いましたか。

エマさん:まだ日本語がペラペラになっていないので、また来てアルバイトをしてみたいです。

ニコライくん:僕は日本の大学に入りたいです。デンマークで大学に入るより難しいとは思うけど、頑張ります。

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毎日の異文化交流から生まれた絆

日々の国際交流で、在校生が気づいたのは多くの違いと共通点。留学経験真っ最中の友人とかかわることで、留学への興味も膨らむようです。留学生のみなさん、そして彼らと仲の良い在校生にお話をうかがいました。

ミシェルさんグループ

グレイメルさんとミシェルさん
グレイメルさん(写真左)はドイツ語も分かるが、ミシェルさんの語学力向上のためにあえて日本語でコミュニケーションを取っているそう。

グレイメルさん:話すようになったきっかけはK-POPだったよね。それからLINEとかするようにもなって、今は新大久保とか池袋とか遊びに行く仲になっちゃったね。

ミシェルさん:最初はLINEもほとんどひらがなだったよね。

グレイメルさん:そう、誤字脱字もひどくって(笑)でも今はすごく良くなってる。

ミシェルさん:留学は本当に楽しい!

グレイメルさん:普通科でも留学生と話せるのはすごいこと。ミシェルと話せて良かった!

ティファニーさんグループ

ティファニーさんと椎名さんと山本さん
椎名さん(写真左)と山本さん(写真右)は冬休みにタヒチ旅行を計画中。ティファニーさんの家に泊まる予定なんだとか。

椎名さん:仲良くなったきっかけはティファニーが日本語で書いてる日記の添削を手伝ったことだったかな。

ティファニーさん:そう、すごくサポートしてくれた。

山本さん:ティファニーは、私たちから見たら自由人だよね。お弁当でりんご丸かじりとか。

ティファニーさん:日本とタヒチの「普通」が違うことが多くてびっくりしたよ。

山本さん:世界は広いよね。もっと海外の人の考え方や感覚を知らないとって思った。

椎名さん:ティファニーの価値観に触れて、元々あった留学への想いが強くなったよ。

ニコライくんグループ

倉田くんとニコライくん
倉田くん(写真左)は軟式野球部所属。バトミントン部の活動に参加しているニコライくんとは運動部仲間の一面も。

ニコライくん:話すきっかけは、倉田くんが僕の案内係をしてくれたことだったかな。

倉田くん:最初は英単語も使って会話して、コミュニケーションが大変だったこともあったね。実はデンマーク語のあいさつも調べてたんだけど、結局使わなかった(笑)

ニコライくん:それは知らなかった!倉田くんと話すことで、もっと日本語を勉強して、日本の大学に行きたいなって思ったよ。

倉田くん:僕も英語力を身につけたいなって思った。お互い気づいたら仲良くなってて、文化の違いはそこまで感じなかったよね。

ピエールくんグループ

叶くんとピエールくん
叶くん(写真左)とピエールくんのお二人からは、国境を超えた異文化交流を体現するやわらかい雰囲気が感じられました。

叶くん:僕はピエールと同じときに転校してきて、中国人で日本語も完璧じゃないから留学生仲間みたいな気持ちだった。コミュニケーションも英語と日本語だったよね。

ピエールくん:お互い日本語が上達してきて、今はだいぶ日本語で話せるようになったけど。英語で話してもらって僕が日本語で返す、そんな不思議なコミュニケーションもしてるよね。

叶くん:日本にいてフランスの話を聞くのもすごい体験だよね。

ピエールくん:僕は日本の文化も中国の文化も勉強できて、とてもおもしろいと思ってるよ。

エマさんグループ

エマさんと金澤さんと山田さん
金澤さん(写真左)と山田さん(写真右)はとにかくエマさんと仲良し!今度遊びに行こうね、とその場で約束をする場面も。

エマさん:クラスになじむのは時間がかかったけど、スキー教室で一気に仲良くなれたよね。

金澤さん:たくさん笑ってすごく楽しかった!

エマさん:いつか日本に戻ってもっと勉強したいなぁ。

山田さん:私、エマちゃんと話せるようになって、もっともっと話したいと思ったんだ。だから英語の授業もしっかり聞くようになった。留学生とは絶対仲良くなれるし、きっと自分が留学しても同じだと思う。

金澤さん:うん。エマが日本語を覚えてくれるのも嬉しかった。国とか全然関係ないよね。すっごく楽しい。

エマさん:城西に入りたい皆さん、Never give upですよ!

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編集者から見たポイント

インタビューから感じたのは等身大の国際交流。ゲストではなく仲間として留学生と過ごす毎日は最高の経験になると思います。留学生を受け入れるのは高校1年生のクラスなので、在校生の留学を後押しするなど進路に影響することも少なくないそうです。城西に来れば世界とつながる、そう強く感じたインタビューでした。

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