学校長からのメッセージ

城西教育を受け継ぎ、次の百年を目指して

学校長 斉藤 栄先生

学校長 斉藤 栄先生

1918年6月、創設者中嶋久万吉先生は実業界を担う優秀な人材を育成するために、城西実務学校を創設されました。その後、学園の運営は野口援太郎先生に委ねることになりました。しかし、戦時下における思想弾圧、戦後の混乱の中で、一時城西学園の灯火は消える危機にも直面しました。ところが、戦後に理事長、校長に就任された新藤富五郎先生は、学園の混乱の苦難の時を乗り越え、教育面、経営面で学園の再建に尽力されました。その後、新藤宣夫先生が理事長、校長に就任すると学園は一層充実しました。

城西は私学であるため、時代の変化の中で、教育内容にいくつかの微調整を行ってきました。しかし、城西教育の本質である、人を重視する教育、人やものごとに感謝できる人を育てる教育、体験型学習を通じて本物に接する教育、自由な学びを大切にする教育、国内外の人と関係性をもつ教育を、変わることなく継続してきました。そして、今後も継承していきます。

最も環境の影響を受ける中学校、高校の教育に携われる喜びと責任の重さを痛感しながら、新たな百年を見つめ、本校の一層の発展に夢を馳せ、教職員一同気を引き締めて努力する決意を新たにするものです。