inter-edu’s eye
小・中学生や美術の先生を対象に女子美が毎年開催している「美術のひろば」。今年は、2日間で18の講座がワークショップ形式で開かれ、定員いっぱいで参加できない人が出るほど、教室がにぎわいました。美術がより楽しくなる講座の様子と共に、「美術のひろば」開催に込められた思いをお伝えします。
「美術のひろば」概要はこちら(公式サイト) ▶たくさんの参加者でにぎわった「美術のひろば」
新しい体験を通して、もっとたくさんの人に”美術を好きになってもらいたい”という思いから始まり、2013年より続けられている「美術のひろば」。夏休み期間ということもあり、多くの小中学生と保護者のみなさんが参加しました。
陶芸の「練り込み」という技法でブローチを製作。親子おそろいで世界に1つだけのブローチが完成しました。
昼間に光を蓄え、夜暗いところで光を放つ花を作るワークショップでは、小学生が粘土を使って立体的な花を完成させました。
小学生を対象にしたオリジナルのお面づくり。発想力豊かな小学生のお面に参加者から笑顔があふれました。
ゲームやCG、アニメなど最新のデジタル技術について女子美大の先生から話を聞いた後、簡単なデジタル表現に挑戦。
とにかく描きたいものをさまざまな種類の紙に描くワークショップ。普段使い慣れていない画材を使って自由に表現しました。
ミニチュア競技場を紙で工作し、オリンピックの街を作るワークショップ。さまざまなアイディアがあふれました。
「美術のお祭りになってくれたらうれしい!」
日程 | 時間 | 内容 |
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10月29日(土)・30日(日) | 10:00~17:00 | 女子美祭 ミニ説明会あり、予約不要 |
11月6日(土) | ― | 中学3年生対象・秋の実技講習会 ※公式サイトにて予約受付予定 ※受講料:1,000円(材料費のみ) 定員:先着100名 |
11月19日(土) | 8:35~12:40 | 中高共通 公開授業 ※高校説明会(14:00~)、作品講評会(13:00より受付) |
編集部から見たポイント
多くの人たちの笑顔があふれた「美術のひろば」。女子美の魅力がたっぷり詰まった2日間になりました。今後も、「女子美祭」や「実技講習会」などの見逃せない行事が目白押しです。一度足を運んで女子美のこだわりや面白さを体験してみてはいかがでしょうか。
◆「美術のひろば」を主宰された先生からのメッセージ
今年もたくさんの方に参加していただき、ありがとうございます。「美術の発信源」として、興味・関心を持ってもらいたいと始めた「美術のひろば」ですが、年々参加者が増え、今年は定員に達してしまった講座もありました。女子校ではありますが、男子小中学生の姿もあり、美術を身近に楽しんでもらえることを大変うれしく感じています。
今年は、有名な作家でもある大学の先生をはじめ、本校の美術の教員や切り紙作家の卒業生など、女子美に関わるさまざまな人たちが集まりました。今後も、講座の数を増やしたり、時間を追加したりするなど拡大していきたいと考えています。
大半の公立校では、美術の授業が週1回しか行われていない現状です。公立校の美術教論をされている多くの方にも来ていただいて、限られた授業数で使える教材の提案や、教員同士の交流もできたらと考えています。
10月の最終土曜日には、女子美の奥深さを体験できる「女子美祭」が開催されます。気軽に来ていただいて、お祭りの雰囲気と一緒に、生徒の「作品」としての催事を楽しんでほしいですね。教員、生徒一同で、みなさんの来校をお待ちしています。