inter-edu’s eye
以前にもご紹介した神田女学園中学校高等学校(以下、神田女学園)のプロジェクト学習。グローバルクラスで行われるこの取り組みのスタートから1年半が経過し形ができてきた今、グローバル教育を担当される大森先生、伊守先生にその成果をお聞きしてきました。すると見えてきたのは、学校をリードする生徒の姿でした。
プロジェクト学習で引き出された潜在能力
毎週金曜日の6~7限に行われているプロジェクト学習は、世界の諸問題に対して学年ごとにそのアプローチを変えながら探究を進めています。
1年生でのグループワーク「世界を知る」から始まり、その後個人でのプレゼンテーションや、一般企業やNGO団体への取材へと内容がレベルアップし、探究型学習でありつつも、キャリア教育の側面もうかがえる取り組みになっています。
担当される先生によると、生徒からの発信が多いため、他の授業では見られない一面が見られるのもこの取り組みの特長だそうです。プレゼンテーション用の動画編集なども器用に行っているそうで、「当初『ここまでならやれるだろう』と教員側が想定していた枠を次々と超えていくので、シラバスも見直したんですよ。」と大森先生は語ります。
生徒が主体的に動くことで、個々の潜在能力を発揮させてあげられる貴重な時間となっているようです。
「もっと生徒任せにしてもいい」
こういったプロジェクト学習などでのグローバルクラスの生徒たちの活躍が、神田女学園の魅力である「面倒見」のあり方を変えるきっかけになっているようです。
進学大学を、入学して間もなく意識する生徒が多いといい、外部のレシテーションコンテストなどにも、積極的に参加する生徒が今年は多いとか。「グローバル一期生を見て、意識を高く持つ生徒が増えているのでは。」と伊守先生は分析します。
自分で考え、行動をする生徒を見ていて、「これまでは、危険なものはどかしてあげることまでしていましたが、『もっと生徒任せにしてもいい』と感じるようになりました。」といいます。
先輩のがんばりが刺激に
高校生のがんばりもまた、中学生の意識を高めているのではないでしょうか。
実は、高校のアドバンストコースでも、一貫生の生徒を筆頭に力をつけてきているといい、模試の成績が著しく上昇しているそうです。「早慶上理への進学も期待できます。」と入試広報部長の田中先生は力強くお話しされました。
昨年のグローバルクラスの開設、今年のKANDAラーニングの改革、来年の高校グローバルコースの開設、と目まぐるしく進化していく神田女学園。
そのなかで、生徒のがんばり一つひとつが、学校を進化させる大きな原動力となっているようです。
イベント日程
内容 | 日程 | 時間 |
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学校説明会 | 2017年1月14日(土) | 14:00~15:00 |