入試直前情報

先生からのメッセージ

こんにちは! 神田女学園中学校です。
129年の歴史と伝統を持つ神田女学園は、東京ドームのある「水道橋駅」や本の街「神保町駅」から、どちらも歩いて5分の場所にあります。地上7階建ての校舎には、生徒全員を収容できる講堂や使いやすく工夫された図書館、茶室、体育館、校庭さらに武道室まであり、全館Wi-Fiも完備され都内の女子校でも屈指の施設環境が整っています。

神田女学園中学校では、ネイティブ教員と日本人教員のグループ担任制で、HRはすべて英語で行われています。週6時間の英語の授業以外に、中1・中2では週2時間のオンライン英会話、中3からはフランス語・中国語・韓国語から1科目を選択する『トリリンガル教育』が始まります。そして中学校の集大成として中3全員必修の「ニュージーランド語学留学」で3年間培ってきた英語力を実践し、英語学習のモチベーションをさらに高めていきます。また、中学校から課題解決型のプロジェクト学習も始まります。これは主体的な深い学びと問題発見力・解決力、コミュニケーション力を養うためのオリジナルプログラムです。

みなさんは普段の生活の中で「なぜ?」「どうして?」と疑問に思うことはありませんか? 今までは、回りの大人や友人がその答えを分かりやすく教えてくれたことしょう。また、学校の授業では、疑問に思うことを自分で調べて発表する機会があったかもしれません。何かを発表するとき、何かを相手に説明しなくてはならないとき、なかなか考えがまとまらず、上手く説明できなかった経験はありませんか?
このような時に役に立つのが「ロジカルシンキング(論理的思考力)」です。このロジカルシンキングの力があれば、発表のときだけではなく、相手に分かりやすく説明するときや、作文やレポートの作成でも非常に役に立ちます。
また、物事に対して「本当にそうなのかな?」「もっとこうしたらうまくいくのでは?」と思ったことはありませんか? これはクリティカルシンキング(批判的思考力)といって、物事を多角的にみることができる力で、ロジカルシンキングと同じくらい大事な力です。新しいアイディアや創造力はこのクリティカルシンキングから生まれます。世界の第一線で活躍している研究者たちは、このクリティカルシンキングが得意です。

神田女学園では、このロジカルシンキングとクリティカルシンキングの力を持った受験生のために「適性検査型入試」と「新思考力型入試」という二つの入試を用意しています。これからの6年間で「どのような力」を伸ばしていくのか、「考える」とはどういうことなのか、そのことばの本当の意味を一緒に探してみませんか。そして、みなさんの持つ「考える力」を評価する神田女学園の入試にぜひチャレンジしてください。
詳しい入試内容については学校説明会でご紹介しています。みなさんのご参加を、心よりお待ちしております。

入試模擬体験・学校説明会

日にち 時間 内容
2019年12月15日(日) 8:30~ 授業体験会
2020年1月11日(土) 14:00~ 出題傾向解説会
2020年1月25日(土) 10:00~ 出題傾向解説会
説明会情報を詳しく見る ≫

問題の出題意図および対策

国語

出題意図

  • 文学的文章、説明的文章、ことばに関する問題、漢字の読み書きを出題します。
  • 説明的文章を論理的に読み、筆者の主張を正確にとらえる力をみます。論理的思考力、読解に必要な語彙力、記述力の確認をするための問題を出題します。
  • 文学的文章には、主人公の成長を感じさせる内容や問題を乗り越えようとする姿を描く内容を出題します。受験生のみなさんには、中学校・高校生活を通して自分自身の生き方を主体的に考える力をつけ、一段と成長してほしいと願っています。

対策

  • 漢字は、とめ・はね・はらいをきちんと書きましょう。
  • 説明的文章では、具体例と筆者の主張を区別し、根拠となる部分に注目しながら読みましょう。
  • 文学的文章では、登場人物の心情や行動・表情の理由などが説明できるようにしましょう。会話や行動に注意を払って読み進めましょう。
  • 接続語に注意し指示語を明らかにしながら読みましょう。
  • 分からないことばはすぐに辞書で調べましょう。そして「その文脈での意味」を考えましょう。
  • 記述問題では、誤字や文末表現のミスは減点の対象になります。問われていることを確認しましょう。
  • 自分の考えや感じたことを記述する問題では、あきらめずに解答欄いっぱいまで書きましょう。
  • 字は丁寧(ていねい)に、また、えんぴつ(シャープペンシル)はHB以上のもので書きましょう。

算数

出題意図

基本的な知識や計算力が身についているか、数学的な思考力・考察力および図形を読み解く能力、規則性を見つけ出すための柔軟な発想や複雑な文章題を解く力が身についているか、確認する問題を出題しています。

対策

  • 小学校で習う範囲の計算問題を早く正確に解けるように、日頃から計算練習を繰り返し行いましょう。
  • 問題集などで演習問題を解くときは、途中の計算式、考え方、図、グラフなどを書いて考える習慣をつけましょう。
  • 文章問題では、まず正確に問題文を読み取ってから考えていくように心がけましょう。

英語

出題意図

基本的な英語の語彙や文法の知識だけでなく、会話文や情報読み取り、長文などさまざまな形式の問題を通して、総合的な英語力を測る試験となっています。

対策

英検対策の問題集や過去問題をやっておくことで、同様の難度の問題を解きながら入試の問題形式にも慣れることができます。4級を中心に過去問などに取り組んで対策をしてください。特に情報読み取りやEメールの問題などは、多くの問題を解くことで必要な情報がどこにあるのかを見つける力が身につきます。同様の問題はTOEIC Bridge®でも対策できます。リスニングに関してはより多くの英語を聞くことで耳を慣らしておくことが必要です。一昨年度まで実施のインタビューテストがなくなったため、筆記の問題数が増加されています。また、一部記述式の問題が導入されていることも昨年との変更点です。

社会

出題意図

3分野の基本的な知識が身についているか、資料の読み取りが正確にできるかどうか、世の中の流れを追うことができているかを確認する問題を出題しています。

対策

地理分野、歴史分野、公民分野をまんべんなく出題しているので、苦手分野をつくらないよう学習しましょう。

地理

  • 表やグラフの読み取りが正確にできるように、日頃から教科書の表やグラフに注目しておきましょう。
  • 主に日本地理を出題します。都道府県の地形、産業の特徴をつかんでおきましょう。
  • 地図の読み方や地図記号なども出題します。

歴史

  • 教科書に出てくる人物や出来事を時代ごとにまとめておきましょう。
  • 「なぜ○○が起きたのか」など、歴史上の出来事のきっかけやつながりについて知っておきましょう。

公民

  • 時事問題も出題します。毎日のニュースにできるだけ目を通して世の中の動きを知っておきましょう。
  • 表やグラフをどのように読み取るか、例えばどこに注目してそれを回答したのか、など説明できるようにしておきましよう。

理科

出題意図

小学校で学ぶ理科の内容が、定着しているかを確認しています。また、グラフや表の読み取りができているか、自分のことばで簡単に説明することができているかもポイントに出題しています。

対策

小学校で学ぶ理科の基本的な内容を生物・地学・物理・化学の各分野偏りなく学習してください。受験問題の中でも標準的な問題を多く解いて、知識を確認しておくようにしてください。

過去の主な出題分野
生物…花のつくり、メダカ、昆虫、ヒトの体(心臓、血液循環、消化器官)、食物連鎖
地学…太陽、月、金星、地球、地層、地震、星座、気圧配置、太陽の高度と温度
物理…斜面の運動、ばね、てこ、音、光、電気回路、電流と磁場、密度
化学…結晶、溶解度、水溶液、中和、気体の発生、ものの燃え方、状態変化

適性検査Ⅰ

出題意図

随想的な内容の課題文を深く読み取り、筆者の意見を的確にとらえることができるかをみます。また、筆者の意見に対して、自分の意見を正しい日本語で適切に表現する力と発信する力をみます。さらに、課題に対して自分の体験を含めて考えを表現する力をみます。
適性検査Ⅰは国語的分野の問題です。

対策

  • 前後の文脈を把握しながら文章を読む練習をしましょう。
    本文のキーワードを簡潔に説明する練習をしましょう。
  • 筆者の意見に対して、自分はどう考えるのかを200字程度で説明しましょう。具体例は、自分の体験や身近な出来事を書くとよいでしょう。
  • 接続語に注意し指示語を明らかにしながら読みましょう。
  • 分からないことばはすぐに辞書で調べましょう。そして「その文脈での意味」を考えましょう。
  • 字は丁寧(ていねい)に、また、えんぴつ(シャープペンシル)はHB以上のもので書きましょう。

適性検査Ⅱ

出題意図

自然や社会現象に興味・関心を持ち、課題資料を正しく分析する力をみます。また、課題解決に際して、多角的・論理的な思考力や表現する力もみます。

対策

  • 新聞、ニュースなどをみて社会に関心を持ち、その背景を考えましょう。
  • 普段から、分からないことばはすぐに調べましょう。
  • 知識を組み合わせて活用できるように、小学校の学習を総復習しましょう。
  • 表やグラフの読み取り、計算問題に数多く取り組み慣れておきましょう。
  • 字は丁寧(ていねい)に、また、えんぴつ(シャープペンシル)はHB以上のもので書きましょう。

新思考力

出題意図

写真・図表・リード文から、自分の考えを文章にする力と、仮説を立ててそれを相手に伝える力をみます。教科の壁を超えた知識力、論理力、創造力を求めています。

対策

  • 社会の出来事に広く関心を持ちましょう。
  • 色々な分野のことに対して、自分の考えを常に持つようにしましょう。
  • 新聞、雑誌などの写真をみて、15分程度で自分の考えを文章にしてみましょう。