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9月1日、英語力を伸ばすための新施設『K-SALC』を完成させた、神田女学園中学校高等学校。学びが深まるこの施設で、どのような学習の機会が得られるのでしょうか。
海外大への進学も夢じゃない!進学実績≫『K-SALC』とは?
「もっと英語を上達させたい!」やる気が高まる空間
『K-SALC(ケイ-サルク)』は 2017年3月に高大連携協定を締結した神田外語大学が持つ『SALC』の教育ノウハウを導入して作られました。
『K-SALC』とは、“KANDA Self-Access Learning Center”の略で「自立学習を実践する場」のこと。つまり、自ら学び、身につけた学力をさらに実践する場としての役割を持ちます。また、先進的な外国語教育を行い、社会で活躍できる人材を育成する「教育」の場として、生徒たちの夢の実現を後押しします。
そして『K-SALC』は、一般的な学習スペースと異なる特徴が2つあります。
1つ目は、目的別のエリアが用意されている点です。そのエリアを行き来することによって、語学習得に必要な4技能「聞く」「話す」「読む」「書く」が結びつき、学習の循環が行われ、高い語学力が身につきます。
2つ目は、ネイティブ教員が昼休みと放課後に常駐し、生徒一人ひとりの得手・不得手に合わせて、最適な学習方法を一緒に考えてくれる点です。「英語がなかなか上達しない…」そんな悩みに寄り添いながら、自分では見つけることのできない弱点を指摘し、継続した学習が行えるよう「やる気」も引き出してくれます。
『K-SALC』目的別エリアの特徴
解放的でありながら、自分のやるべきことに集中できる
英語の4技能が総合的に身につけられ、「主体的・対話的で深い学び」が行われる『K-SALC』は、まさに大学入学共通テストにも対応した学習が実践される場でもあります。では、各エリアでどのような学習が行われるのでしょうか。
① プロジェクトワークデスク
プロジェクト学習でのディスカッションやプレゼンの練習を行います。
② 本棚
レベル別の英語原書が置かれ、Readingの力をつけるために活用できます。
③ インタビュールーム
ネイティブと1対1での英会話のレッスンや英検二次対策を行います。また、留学の準備から日常の会話力のアップまで、自分の語学力に合ったレッスンを受けることができます。
④ ソファスペース
ネイティブと気軽に話をしたり、大きなスクリーンで英語の映画DVDを見たりすることもできます。
⑤ インディビジュアルスタディ(個別学習)スペース
一人ひとりが目的を持って、じっくり、集中して学習に取り組むことができます。
また、ICT機器の活用もできます。
『K-SALC』いよいよスタート!
ここから始まる「新しい学び」に先生、生徒の期待大!
オープンしたばかりの『K-SALC』では、ネイティブ教員が、生徒に気軽に楽しんで利用してもらえるよう、さまざまな工夫を考えているようです。
Q:生徒の利用時間帯は決まっていますか?
A:時間が空いた時にふらっと立ち寄って、利用ができるようにしています。ネイティブ教員との英会話の予約もその時にできます。基本的には放課後の利用が主ですが、放課後クラブで忙しい生徒は、昼も使うことも可能です。
Q:どのような学習の機会があるのでしょうか?
A:留学に行く生徒には、「困ったときの対処方法」「ホームステイ先での過ごし方」などの9つのシチュエーションテーマで、ネイティブ教員とスピーキングのレッスンを行い、留学に必要な知識や語学力が、自然に身につけられるようなカリキュラムを用意しています。
また、『K-SALC』内の書籍は、語学レベル別に配置され、ネイティブ教員にも相談しながら、自分にあった本を選べるようにしています。そして、その本を題材に4つのスキル(Listening、Speaking、Reading、Writing)が身につくようネイティブ教員がアドバイスをします。
Q:これからの展望を教えてください。
A:より多くの生徒に利用してもらえるよう、ワークショップなどの行事を月に1~2回企画する予定です。また生徒と同世代の外国の方との交流の場を設けたいです。そして、生徒にアンケートを定期的にとって、『K-SALC』を積極的に利用してもらえるよう工夫をしていきます。
編集者から見たポイント
『K-SALC』では、目的別にスペースが用意されているので、学習内容が明確になり、そこに集中できる点は大きなメリットでしょう。またオープンスペースなので、個々がそれぞれの学習に打ち込んでいる姿を見ることができ、お互いが感化され、ますますやる気がでるといった相乗効果も期待できそうですね。