学校説明会に潜入！ 神田女学園のリベラルアーツ教育

inter-edu’s eye

創立128年目を迎えた神田女学園中学校高等学校（以下、神田女学園）。21世紀を生き抜く女性を育てるため、長い歴史と伝統を活かしながら、カリキュラムをブラッシュアップしています。今回は教育に関する取り組みや生徒の気質が存分に語られた説明会のようすをレポートします。

知識・教養・品格を育てるきめ細やかなリベラルアーツ教育

「まだ約2か月たらずですが、すっかり本校に惚れ込んでいます」と会場を見渡して笑顔で語りかけたのは、この春副校長に就任した宗像諭先生です。宗像先生は学校改革や教育改革に手腕をふるった経歴をお持ちの方。

「まず、本校の教育を具現化できる施設を紹介します」という言葉を皮切りに、ネイティブの教員と自由に話せ、マンツーマンでレッスンを受けられるプログラムのためにある教室『K-SALC』や、豊富な蔵書や生徒が「読みたい！」と思う本がそろっている図書館などが紹介されました。スライドに写る充実した施設とそこで行われる教育をイメージし、来場していた保護者や子どもたちも学校への関心が高まったようすです。

その後語られたのは、神田女学園の生徒像。制服をきちんと着こなし、挨拶を欠かさない上品さが評判とのこと。加えて、学習意欲が高く、授業で分からないことがあればすぐ先生に質問する積極性があるそうです。「真面目だけでなく、広い教養と品格を感じます。どのクラスも雰囲気はとてもよいですよ」という宗像先生の言葉に、安心したように頷く保護者の姿も見られました。

神田女学園の特徴である言語教育に関しては、『K-SALC』のほかにオンライン英会話や豊富な姉妹校との留学プログラムなどを通じてモチベーションを高め、しっかりとした基礎学力をつけて、CEFRのC1（英検1級レベル）の英語力を目指しましょうと語り、保護者からは「すごい！」「このプログラムなら！」と感嘆の声が。さらに、英語にとどまらず、中学3年生からは中国語・韓国語・フランス語の中から第2外国語を選択して学ぶ“トリリンガル教育”を強化していくとのこと。「深い知識と広い教養を身につけ、誰かのために、社会のために、そして自分のために行動できる品格ある女性になってもらえる教育を行います」という力強い言葉で、お話は締めくくられました。

次世代に求められる「リベラルアーツ教育」を目指している神田女学園。その目標を成し遂げる体制が整っていることがひしひしと伝わってきました。

「エイゴ」があたりまえの日常！
驚きのTeachers’ トークセッション

引き続き行われたTeachers’ トークセッションでは、中学1年生を受け持つ教員3名が登壇。授業や部活動時の生徒のようすを、具体的なエピソードも交えながらお話されました。英語を担当するメイトランド先生は、HRも授業もすべて英語で行っているとのこと。もちろん、Teachers’トークセッションでも英語でエピソードを語ってくれました。神田女学園では「エイゴ」があたりまえの日常だということが深く理解できました。

最後に、校内を巡る学校見学会が行われました。『K-SALC』で行われていた少人数制の英会話授業や、グループワークや探究スタイルで問題を解きながら積極的にディスカッションをしている生徒の姿を間近で見て、説明会でうかがった神田女学園の魅力をより強く感じることができました。

編集者が見たポイント

外国籍の親子も来場するなど、神田女学園のグローバル教育、リベラルアーツ教育への関心の高さを実感した説明会でした。印象的だったのは、学校紹介ビデオで中学1年生の生徒が、「夢は医師です。世界に出て、世界の人々を救いたい」と話していたことです。将来のイメージにも国際的に活躍する夢を持つ生徒の前向きなエネルギーに驚かされました。活気がありながらも上品さも持ち合わせている神田女学園のようすを、ぜひイベントなどで訪れて感じてください！

今後のイベントスケジュール