日大準付属校へ。進化する教育カリキュラムと広がる進路選択

日大準付属校へ。進化する教育カリキュラムと広がる進路選択

inter-edu’s eye

創立115年の伝統校である日出中学校・高等学校は、今年度より目黒日本大学中学校・高等学校(以下、目黒日大)に校名を改称し、都内初の日本大学準付属校として新たなスタートを切りました。今回は先生方や新入生のインタビューを交えながら、新しい教育カリキュラムや今後の展望についてお伝えします。

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中高一貫コースを新設し、手厚いサポートで学力を伸ばす

準付属校化に合わせて大幅な改革に挑んだ目黒日大。中学部長の片岡康二先生に改革の内容や手応えについて、詳しくうかがいました。

熱のこもった口調で語る片岡先生。改革にかける強い想いが伝わってきました。
熱のこもった口調で語る片岡先生。改革にかける強い想いが伝わってきました。

インターエデュ(以下、エデュ):中学からの入学者を対象に6年間の中高一貫化に踏み切るなどの改革を行いましたが、反響や変化はありましたか?

片岡先生:学校説明会の来場者が昨年の1.4倍に増え、大きな手ごたえを感じています。今年の新入生はこれまでと比べて部活動や委員会活動への参加率が圧倒的に高く、学校生活を充実させようという気概があります。

エデュ:日大付属校の中で目黒日大にしかない魅力を教えてください。

片岡先生:さまざまなニーズに応えるクラス編成です。高校では「進学コース」と「スポーツ・芸能コース」の2コースがあり、「進学コース」には国公立大や難関私大を目指す「特進クラス」と、日大推薦を目指す「N進学クラス」があります。「スポーツ・芸能コース」には、「スポーツクラス」と「芸能クラス」があり、大きな夢に向かって頑張る環境を整えています。

エデュ:今年から英語教育も大きく進化したそうですね。

片岡先生:日出学園で培ったノウハウを発展させ、中学校ではタブレット端末を使用してネイティブ講師と1対1で会話する「オンライン英会話」や、体育や音楽などの実技科目を英語で学ぶ「イマージョン授業」を実施しています。こうして養った英語力を試す場として、中学3年生には全員参加のオーストラリア短期留学プログラムを用意しています。そして、高校3年生でCEFRのB1レベルの資格(英検2級~準1級相当)を取得するのが最終目標です。

エデュ:他に教育に関して力を入れていることはありますか?

片岡先生:高校で行う探究学習「IP教育」に注力しています。この学習はJALや明治などの有名企業から課題を出していただき、その課題を解決するサービスを企画立案するものです。企業の担当者の前で発表も行いますが、生徒からの人気は高いです。また、中学校では「自学自習」の習慣をつけるため、定期課題の出題とマンスリーテストを行っています。学習の進捗状況は「Classi(クラッシー)」を使って細かくチェックしています。自習室の退室時には保護者の端末に通知が届くようになっており、ご家族も安心のシステムです。

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勉強も部活も全力投球!新入生にインタビュー

目黒日大1期生として入学した中高生3名に学校生活や進学目標について、フレッシュな意見をうかがいました。

明るく元気にインタビューに答えてくれた(左から)中学生のOさん、Kさん、高校生のSさん。
明るく元気にインタビューに答えてくれた(左から)中学生のOさん、Kさん、高校生のSさん。

エデュ:目黒日大に入学した理由を教えてください。

中学生Oさん:来校した際に、先輩方が生き生きと学校生活を送っているようすを見て魅力を感じました。日大付属校だというのも大きな決め手でした。

エデュ:学校生活はいかがですか?

中学生Kさん:毎日とても楽しいです。中学校には野球部がなかったので、野球が好きな生徒と一緒に野球同好会を立ち上げました。今は練習をしながら、勧誘活動も頑張っています。

エデュ:英語のカリキュラムの感想を教えてください。

高校生Sさん:手厚い英語教育に魅力を感じて入学しましたが、カリキュラムは期待以上でした。今夏には、日大付属校を対象に行われるケンブリッジ大学のサマー・プログラムに参加します。これからも英語力を伸ばし、TOEICの受験に挑戦したいです。

エデュ:学校の学習サポートはいかがですか。

高校生Sさん:とても充実しています。特に校内にある「学習支援センター」がお気に入りです。個別ブースで勉強に集中でき、常駐しているチューターさんに全教科の質問が可能なので、週4回のペースで利用しています。

エデュ:進学目標と将来の夢を教えてください。

中学生Kさん:どんな難病も治す医者になるため、日大医学部に進学したいと思っています。

中学生Oさん:日大獣医学部に入学し、獣医になりたいです。

高校生Sさん:国公立大学への進学を目指しています。英語力を磨き、英語を使って海外で活躍する仕事に就きたいです。

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日大への進学を確保しつつ、国公立や難関大に挑戦する

昨年度の入試結果や今後の展望について、広報部部長の天野正貴先生にお話をうかがいました。

明るい笑顔で生徒を導く天野先生。
「僕が誰よりこの改革を楽しんでいるかもしれません。生徒にも負けません(笑)」と、明るい笑顔で語ってくださった天野先生。

エデュ:昨年の入試結果はいかがでしたか。

天野先生:今年の中学出願者数は677人で、前年と比べて4.5倍になりました。今年度から2科、4科、適性検査の試験に加え、理系に強い生徒を募集するために算数1科入試を導入しました。次年度は算数1科入試をさらに発展させ、「算理入試」として70分の試験を実施します。

エデュ:新設の中高一貫コースで目指す実績を教えてください。

天野先生:日本大学への進学をベースに、国公立大学や難関大への進学も目指します。具体的には国公立大学20名、早慶上智20名、GMARCH30名の合格者を輩出することが目標です。生徒一人ひとりの目標にあわせてサポートを行っていきます。

エデュ:これから注力することを教えてください。

天野先生:iPadを使用して学ぶICT教育やアクティブラーニングなど、先進的な学びを今以上に推進させます。また、朝のホームルームをネイティブ教員が英語で行うなど、授業が始まる前の朝の時間の学習を充実させたいと考えています。改革の進捗や生徒たちの変化は随時説明会でご報告しますので、小学生も中学生もそのご家族も、ぜひご来校いただきたいと思います。

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編集者から見たポイント

IP教育の担当でもあるという片岡先生と天野先生。授業では生徒たちのひたむきさに驚かされることもあるそうですが、お二人も生徒に負けないくらい学校改革に胸を高鳴らせ、熱い思いを抱いているようすが感じられました。

今後のイベントスケジュール

イベント名 日時
中学オープンスクール① 2019年7月20日(土) 14:30〜
中学オープンスクール② 2019年8月24日(土) 14:30〜
高校オープンスクール 2019年8月31日(土) 14:30〜
入試体験会・保護者説明会 2019年9月21日(土) 14:30〜
高校学校説明会 2019年9月28日(土) 14:30〜
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