名門ケンブリッジ大学での体験が未来を切り拓く
inter-edu’s eye
日本大学明誠高等学校(以下、日大明誠)は、国際交流や語学研修を目的に海外で集中的に学ぶ機会を多く設けています。その中には、イギリスの名門校ケンブリッジ大学で約2週間、授業を受けることができるプログラムがあります。全国各地にある日本大学の付属校生が集まるこのプログラムに注目して、その内容や実際に参加した生徒の声を紹介します。
世界レベルの名門大学で過ごすキャンパスライフ
イギリスのイングランド東部にあり、首都ロンドンからも電車で約1時間の場所に位置する世界屈指の名門校であるケンブリッジ大学。これまで多くのノーベル賞受賞者を輩出しており、日本からも岩崎小弥太、白洲次郎などの有名な実業家などがここで学んできました。ケンブリッジ大学と学術交流協定を結んでいる日本大学の付属校が合同で、春休みと夏休みの2回、大学の学寮に宿泊しながら授業を受けるプログラムに参加しています。それぞれのプログラムには、各付属校から選抜された生徒が参加。各校につき1~2人に制限された狭き門でもあります。
海外での修学旅行や語学研修 ≫すべてが刺激になる海外での毎日
生徒たちはイギリスでどのような生活を過ごしたのでしょうか。サマープログラムに参加した高3の小山さんと、イースタープログラムに参加した高2の清水くんからお話を聞きました。
インターエデュ(以下、エデュ):プログラムに参加したいと思ったきっかけを教えてください。
小山さん:友人がケンブリッジ大学に行くと知って参加したいなと思ったのがきっかけです。元々、英語が好きで洋楽を聴いたり、洋画を観たりしていて、いつか海外に行って文化に直接触れてみたいという思いもありました。高3になって最後のチャンスだと思い、相談した親も背中を押してくれて参加を決めました。
清水くん:教室で参加者募集の掲示を見たのが最初でした。ヨーロッパに留学経験がある祖母からよく海外生活の話を聞いていて、自分もずっと行きたいと憧れていました。英語の授業でイギリスが話題になったこともあって、さらに興味がわきました。
エデュ:どのような授業を受けたのですか。
小山さん:ケンブリッジ大学では毎日、朝9時から17時まで授業がありました。日本全国から集まった日大付属校生が現地集合してすぐに筆記とリスニングのテストがあり、英語のレベル別にグループ分けされた後、本格的に授業が始まりました。授業は90分で文法や発音をはじめ、イギリスの文化やケンブリッジ大学の歴史を学ぶ授業もありました。
清水くん:イースタープログラムもサマープログラムと同様、クラス分けのテストの後で授業を受けました。授業のほかにもイースターエッグを配るなど、その時期ならではのイベントや、逆に日本文化をイギリスの方々に伝えるパーティーもありました。
エデュ:寮生活はいかがでしたか。
清水くん:伝統あるケンブリッジ大学ですが、寮は建てられたばかりのように新しく、とてもきれいで快適に過ごすことができました。岐阜の日大付属校生と同室だったので、東京とは異なる進学先の話などで交流を深めることができました。寮の周辺を大学スタッフから紹介してもらう目的で散策した際には、イギリスの街並みをじっくり見てまわる機会がありました。
小山さん:毎朝、大学内の食堂でクロワッサンを食べるのが楽しみでした。ただ、水が日本とは違って硬水だったので慣れなかったですね。受験を直前に迎えた高3生の参加者は少なかったのですが、いろんな地域の日大付属校生たちとずっと一緒に過ごせて楽しかったです。
エデュ:イギリスでの生活で気づいたことはありますか。
清水くん:ケンブリッジ大学の現役学生がサポートしてくれるのですが、感謝の気持ちを英語でどう伝えたらいいか悩みましたね。お土産を買うときに英会話が通じないときもありました。
小山さん:買い物しようと外出した際に、お店のスタッフの方が偶然にも日本人で「どんどん英語で会話した方がいい」とアドバイスをもらったので、積極的に話すようにしました。郵便局でポストカードを送ろうとしたのですが、手続きがわからず困っていたところを誰も助けてくれなくて、逆に親切な声をかけてくれる人が多い日本で過ごすありがたみも感じました。
イギリスで痛感した語学の難しさ
エデュ:プログラムを通して感じたことはありますか。
小山さん:やはり英語力の足りなさですね。特に語彙力が至らなかったと痛感しました。また、元々リスニングやスピーキングには自信があったのですが、英語ネイティブの流ちょうな英会話に苦戦しました。日本語以外でコミュニケーションを取ることの難しさをとても痛感しました。
清水くん:ぼくも同じです。思うように英語を使うことができないもどかしさを感じました。プログラムの段取りをしてくれる通訳の方が自在に英語を話していてうらやましかったです。
エデュ:イギリスでの経験が日常生活で活かされたと感じたことはありますか。
清水くん:日大明誠に戻ってからはネイティブの先生と気軽に話すことができるようになりました。それに、修学旅行でオーストラリアに行ったのですが、ケンブリッジ大学で学んだ経験があったからこそ、積極的に話すことができたと思います。
小山さん:思い出が英語を学ぶうえでの大切なモチベーションになっています。ケンブリッジ大学で英語だけの90分授業を必死になって学んだ経験は、私にとって大きな自信になったと思います。
エデュ:将来の夢や目標はありますか。
小山さん:将来は英語ともう1つ言語を習得して、日本語とのトライリンガルとして語学力を活かした職に就きたいです。
清水くん:今回の経験もあり、国際的な舞台で働きたいという思いが強まりました。夢は大きく、世界中で活躍できるパイロットを目指したいです。
編集者から見たポイント
「機会があったらまた行きたい!」と口をそろえるほど満足したプログラム体験を語ったお二人。日本にはない街並みや名門大学での学びなど、初めて体験したイギリスのすべてが刺激になったようです。日大明誠ではオーストラリア修学旅行やニュージーランドを中心とした語学研修など、海外で英語を話す機会を多く設けているだけでなく、英語力の基礎を身につける通常の授業も充実しています。英語力をしっかりと身につけて海外で実力を測る。そのための道筋が整っているのが日大明誠の大きな魅力と言えるでしょう。
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