明星大学で模擬授業を体験! 大学との密な関係が強み
inter-edu’s eye
明星大学の系列校である明星中学校・高等学校(以下、明星)。先日、大学校内で明星の高2生のためだけに行われる模擬授業「明星大学 学問探究デー」が行われました。8学部16学科の大学教員陣が準備した特別な模擬授業に潜入取材しました。
学校公式サイト≫懐かしい絵本の世界に触れ生徒もにこやか「教育学部」
明星大学の看板学部である「教育学部」では、絵本を題材にした子ども教育についての授業が行われました。菱山教授も明星の卒業生ということもあり、生徒たちとも打ち解けたようすでスタート。絵本を開いて見せて、「この絵本は知っていますか?」と問いかけると生徒たちからは「懐かしい」「子どもの頃、読んだことがある」といった声が次々に挙がり、積極的に授業に参加していました。
授業を受けた石黒さんにお話を聞きました。
エデュ:この授業を選択したのはなぜですか。
石黒さん:志望進路が教育学部だからです。将来は中学校の国語の先生を目指しています。
エデュ:実際に授業を受けて、教育学部のイメージに変化はありましたか。
石黒さん:大学の授業はもっと堅苦しいものを想像していたのですが、先生の話も面白く、緊張が解けました。
模擬授業体験の紹介はこちら≫身近なお金の話に生徒も興味津々「経済学部」
経済学部では、為替相場をテーマにモノの値段を考える授業が行われました。ハンバーガーチェーン店を例に挙げ、経済の流れを学びます。
授業を受けた杉浦くんと沢井くんにお話を聞きました。
エデュ:授業の感想を教えてください。
杉浦くん:「為替」など知らないワードが出てきて、難しいと感じました。もっと勉強をしないといけないなと思いました。
エデュ:今後の進路選択に役立ったと感じますか。
沢井くん:はい。これまで経済学の勉強のイメージがわかなかったのですが、経済の仕組みを解き明かしていくものだと分かり、より経済学部に進学してみたいという気持ちになりました。
パソコン実習が行われた「理工学部電気電子学科」
プログラミングを体験できる実習型の模擬授業です。基礎的なプログラミングを学ぶ生徒たちは、苦戦をしながらも果敢に挑戦。
授業を受けた鳥海さんと堤くんにお話を聞きました。
エデュ:授業の印象を教えてください。
鳥海さん:電気電子の授業はパソコンだけでやると思っていたので、機械装置も使う意外性に面白さを感じました。
エデュ:授業を通して学んだことは何ですか。
堤くん:一つ間違えると先に進めない難しさがあって、プログラミングには一つひとつの細かな確認が大切だと学びました。もっと難しいものも挑戦してみたいです。
卒業生のパネルディスカッション
模擬授業の後は、明星を卒業後、明星大学生となった学生によるパネルディスカッションが行われました。先輩たちからは、具体的な大学生活や専門的な授業の楽しさ、明星大学への特別推薦枠を獲得するために今からしっかり勉強をしてほしいなどの話がありました。
編集部から見たポイント
模擬授業は、オープンキャンパスとはひと味違う“いつもの大学のようす”を体験でき、生徒自身が大学に通うイメージを深められる貴重な機会だと感じました。ただ体験するだけでなく、その後も学問探究の取り組みは続きます。高大連携とキャリア教育が一体となった学校の手厚い進路指導が魅力です。
学校公式サイト≫イベント日程
イベント名 | 日時 |
---|---|
第5回 中学校説明会 | 8月19日(日) 10:00~ |
高等学校オープンキャンパス | 8月19日(日) 9:00~15:00 |
明星祭(文化祭) | 9月22日(土)・23日(日) |
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