国公立大学31名・GMARCH123名が現役合格！学力が飛躍的に伸びる指導

国公立大学や難関私立大学の合格者を続々と輩出した2022年度の大学入試ですが、MGSクラス（※1）の生徒たちの進路はどのような結果になりましたか？

高木先生今年度は、国公立大学31名、早慶上理ICU28名、GMARCH123名の合格者輩出という結果となりました。2022年3月卒業の高校3年生MGSクラスは、「国公立文理クラス」「私立理系クラス」「私立文系クラス」2クラスの合計4クラス（116名）のクラス編成を行い、それぞれの志望に応じた的確な教科指導と進路指導ができた成果だと感じています。
その中でも、「国公立大学クラス」は、これまで5教科をバランス良く頑張ってきたという自負心からか、ほとんどの生徒が難関私立大学に合格しても、第一志望の国公立大学の合格を目指して、最後まで諦めずにチャレンジし、後期受験まで頑張り抜きました。こうした生徒が難関私立大学にも複数合格し、結果として私立大学の合格者数の増加につながりました。

※1 難関大学や医学系大学への進学を目指し、文理の枠にとらわれないリベラルアーツ教育を行う明星グローバルサイエンスクラス（MGS:Meisei Global Science）。

本科クラス（※2）の生徒たちの進路についてお聞かせください。

渡辺先生本科クラスは、基礎の徹底を促すとともに、高校2年生からは朝や放課後に入試対策講座を受講して、試験科目の強化を進めてきました。その結果、早慶上理やGMARCHなどの難関私立大学に合格する生徒も多数出ました。1学期から夏期休校中も毎朝、早朝に登校し自学自習に励み、見事、第一志望校に合格した生徒もいます。本校が目指す“自立心を持った自立した人の育成”が大学受験を通じて実った1年だったと感じています。
また、コロナ禍の影響か、早期に合格できる総合型選抜・学校推薦型選抜での受験、進学が増加傾向にありました。そのため、担任によるエントリーシートや小論文の添削指導、教員たちによる面接指導を早期段階から生徒一人ひとりに徹底して行いました。
ほかにも本校では、明星大学と連携して、進路を考えるさまざまな機会を設けています。明星大学特別推薦希望者のための連携講座が進路選択のうえで役立ったと生徒に好評でした。

※2 部活動との両立など、学校生活を充実させながら希望大学合格を目指すクラス。

明星独自の進路指導について、ご紹介をお願いいたします。

高木先生明星では大学受験を見通した3年間の教科シラバスにより、まずは「授業が勝負」という考え方で日々指導に当たっています。その中で、模擬試験の結果などを参考に、弱点教科を抱える生徒のフォローアップなどを目的として、早朝や放課後の時間帯を使った補講や入試対策講座を実施しています。
また、高校MGSでは、長期休暇中の講習を全員必修としており、授業との連結を図りながら、発展的な演習を展開できているのも特筆すべき点であると言えます。
こうした取り組みの中、2022年3月の卒業生の8割は、学校完結型の受験勉強を貫き、塾や予備校に通うことなく大学の合格を勝ち取ることができました。これもひとえに、学校完結型の明星の指導が功を奏してきている証だと感じています。

渡辺先生本校の進路指導は、学年団教員、各教科担当者、進路指導部の教員がチームとなって組織的に進路指導を展開します。その中でも、データ分析については、模擬試験ごとに各教科担当者が担当生徒の弱点や強みを分析し教科内で共有。学年団教員は学年ごとに生徒一人ひとりの弱点教科や今後の課題などを洗い出します。
進路指導部の担当者はこれまでの卒業生の模擬試験の成績と最終の合否結果の蓄積データから個々の生徒があとどれくらい、どの教科を伸ばしていかなければいけないのかを分析し、各教科担当者や学年団教員と共有することで各クラス担任が生徒との面談へとつなげていきます。
また、本校の進路指導部には、公立進学校や私学で進路指導を行ってきたベテラン教員が多数いるため、常に多様な視点から進路指導を行っているというのも特徴の1つと言えるでしょう。

今後の大学入試や進路指導について先生のお考えをお聞かせください。

高木先生今後、現在の高校1年生が受験する新教育課程の入試で、入試の傾向も大きく変わることが予想されます。従来の知識詰込み型の学習だけではなく、生徒の主体的な学びを促進する仕掛けがこれまで以上に求められるでしょう。
すでに本校は、SDGs推進校として、SDGsにもとづいた探究活動などを取り入れています。取り組みを通して、生徒たちの問題意識や考える力は、以前にも増して着実に高まってきていると実感します。こうした活動が、総合型選抜・学校推薦型選抜での合格へとつながっていくと考えています。

渡辺先生コロナ禍が続く中、今後も総合型選抜・学校推薦型選抜での受験が増えることが予想されます。さらに、総合型選抜・学校推薦型選抜が、私立大学のみならず国公立大学でも広がっていることを受け、我々教員も、口頭試問を含んだ面接や学科に関連した専門的知識を要する小論文対策など、情報をいち早く収集し、指導スキルを高める必要があると考えています。

明星では、受験対策の経験豊富な先生方が一丸となって生徒一人ひとりに対し、きめ細やかな指導をしていることが分かりました。手厚いサポートを6年間享受できる環境は、国公立大現役31名、早慶上理ICU28名、GMARCH123名合格の理由として十分納得できるものと言えるでしょう。さらに、2020年度からは東大・京大など最難関国公立大学、最難関私立大学への進学を目指す高校の「スーパーMGSコース」が始動しています。明星のさらなる躍進を確信する取材となりました。