入学してから伸びる! 明星の学力向上の秘密
inter-edu’s eye
2020年の大学入試改革が迫る中、明星中学校・高等学校(以下、明星)では進路指導や学力支援の改革を進めています。特に2015年からの改革成果は大きく、中学校入学時からは偏差値が+10アップし、国公立や最難関私大に合格しています。今回は国際教育や系列大学との連携など、入学後に生徒たちの学力を着実に向上させる明星の教育に迫ります。
学校公式サイト≫大学入試改革にも対応! “総合的な学力”を伸ばす明星5つの学び
新大学入試で求められるようになる力は、思考力・判断力・表現力といった「知識」だけではない「総合的な学力」です。明星では、国際教育・理科教育・キャリア教育・ICT教育・部活動という5つの取り組みから「総合的な学力」を育み、新大学入試にも対応する先進的な教育を行っています。特に「体験」を重視する明星では、教室での学習以外に体験的経験を多く取り入れることで、教科の枠を超えた視野の広さや豊富な知識によって自ら思考する力が身につきます。さらに、他者とのコミュニケーションを通じて自己を俯瞰する力を養うことで、適した判断や表現する力を身につけていきます。この先進的な5つの学びが、現在の入試でも新たな入試でも対応できる「総合的な学力」を伸ばしています。
教育の特色≫生徒の学力向上の秘密
入学後から底上げ! 授業内容の充実
6年間で伸びる秘密の1つは、考え抜かれた先生たちの授業づくりです。 特に国語・数学・英語は、生徒が主体的に学ぶ授業を行うため、教科指導経験豊富な外部アドバイザーの助言を受けて授業研究を実施し、充実した授業づくりが行われています。また、授業外でも生徒のニーズに合った学習指導を取り入れ、放課後や夏休みなどに大学入試を意識した入試対策講座、定期考査前の自立学習指導などを積極的に行っています。
進路指導に関する大きな学校改革
改革の中で最も大きな効果が見られたのは、生徒一人ひとりの分析を強化し、共有する取り組みです。生徒をクラスの担任だけが判断するのではなく、学年全体で多くの先生が関わり、学力分析や進路検討を行って学習状況や学校生活状況を細かく把握します。その結果、安定的にGMARCH以上の大学へ合格できるようになり、その姿を見た後輩たちからは、国公立大学への進学希望が増えたといいます。学校全体で進路の選択肢が広がり、生徒の満足度も高まっています。
生徒の意識も変わった 体系的なキャリア教育
充実した授業と進路の広がりで、生徒たちの考えも変わってきているといいます。明星では高校1年生から体系的なキャリア教育を実施しており、大学生と人生について語り合う「カタリバ」や、さまざまな分野の職業人と交流する「シゴトのチカラ」、明星大学との連携により社会人基礎力を高める「自立と体験プログラム」など、将来の自分を想像する機会を増やしたことで、主体的に進路を考えるようになりました。
明星のキャリア教育≫今後の課題と未来を見据えた最先端の取り組み
今年度の大学入試は、私大の定員厳格化によりどの学校も厳しいものでした。 今後の課題について先生は「高校1、2年生の基礎学力強化、高校3年生の個別大学入試対策の時間を増やすことが必要であると感じます。また、AO入試や推薦入試の効果的な活用や英語の外部検定試験などに取り組むことで、多様な受験パターンに対応できる体制を作り上げていきたい。MGSクラスを中心に、教育環境・専門教育が充実している地方国公立大学への進学など進路の幅を広げたいと思っています」と語ります。
また、2020年に始まる大学入試改革、そしてこれから入学する生徒たちの6年後の大学入試について「これからは生徒の主体性がより重視されます。そのため、明星では、現高校1年生からeポートフォリオを新たに導入しました。Classiというアプリを利用し、日々の学習や行事、部活動や校外学習などの活動記録と振り返りを生徒に入力させ、『学びの記録』を蓄積しています」と話し、主体性を評価する21世紀型入試へ向けた最先端の取り組みが日々行われているようすがうかがえました。
明星の進路≫生徒の声をお届け! 明星ならではの学びの魅力
明星に入学してからの学習に対する変化や成果について生徒に聞くと、「学力は入学してから飛躍的に上がったと感じています。それは、先生方が教育熱心で、手厚いサポートをしてくださっているからだと思います」と学校のサポート力の高さが好評でした。学力向上の具体的な話を聞くと 「特に学力向上につながっていると感じるのは、朝早く登校して、始業前に受ける0時間目(7:30~8:20)の講習です。通常授業には組み込まれていないけれど、受験には必要な倫理や政治・経済の科目を教えていただいたり、レベルの高い学校を目指す生徒には難易度の高い問題の解説もしていただけます」と語ります。
天文学者になるために東大を目指しているという生徒からは「例えば東大レベルになると英語は文法だけでなく世界史的な視点や教養もないと解けず、そういった知識も合わせて熱心に教えてくださる」と教科の枠を超えた学びを実感しているそうです。また、自分の学力を把握する指標について聞いてみると「生徒に一台ずつ配布されるiPadが学力把握や進路相談に役立ちます。Classiというアプリでは、進研模試などの結果が確認でき、自分のこれまでの成績推移を見ることができます。自分が入学してからどのくらい学力が伸びたのかが一目瞭然です。さらに、自分の成績を見るとき、通知表のほかにもGTZ(学習到達ゾーン)という指標で把握ができます。自分の学力が志望校にあとどのくらいで届くのかが明確に表示されるのでとても便利です」と改革された進路指導は生徒のモチベーションにもつながっていました。
先生から受験生へメッセージ
明星は生徒一人ひとりを大切にし、全力でみなさんの夢の実現をお手伝いします。21世紀を生きる「活躍力」を身につけるために、明星で共に学びましょう。みなさんとお会いできることを楽しみにしています。
学校公式サイト≫編集者から見たポイント
大学の入試改革に向けて、最先端の進路指導を取り入れる迅速さや生徒一人ひとりと向き合う姿勢を重視する明星らしいスタイルがとても魅力的です。先生方が生徒に寄り添い、生徒が主体的にキャリアヒストリーを描けるように行う進路指導は、まさに「手塩にかける教育」であると感じました。
イベント日程
イベント名 | 日時 | 内容 |
---|---|---|
第7回 高等学校説明会 | 12月1日(土) 14:00~15:00 |
本科対象説明会 入試傾向と対策 |
第8回 中学校説明会 | 12月2日(日) 10:30~14:00 |
MGS対象模擬試験(国語、算数の2教科模擬試験もしくは適性検査型入試模擬試験) |
第9回 中学校説明会 | 1月12日(土) 14:00〜 |
直前中学校説明会 |
その他の連載コンテンツ
第5回セブ島で英語漬け! 母&娘が感じる留学で身につく力とは
中学3年生が参加するセブ島語学留学について、語学留学を終えた生徒とお母さまにインタビューを行いました。記事を読む≫
第4回実験が好きの発見に STEM教育光るMEISEIアカデミック・ラボ
明星中学校・高等学校では理系強化のためにSTEM教育を揚げ、その一環として月に一回、土曜の放課後に実験教室「アカデミック・ラボ」を開催しています。記事を読む≫
第3回明星大学で模擬授業を体験! 大学との密な関係が強み
明星大学の系列校である明星中学校・高等学校では高大連携の強みを活かし、8学部16学科の中から模擬授業を受けることができます。明星の高2生のためだけに行われた特別講義に潜入しました。記事を読む≫
第2回部活も勉強も全力投球! 文武両道の明星
難関大を目指しながらも、部活に全力で取り組む生徒たちにインタビューを行いました。 文武両道の学校生活を送ることができる明星らしい取り組みをご紹介します。記事を読む≫
第1回英語を身近に感じるヤングアメリカンズ
「世界に貢献する人を育成する」という国際教育を掲げる明星中学校・高等学校。 今回は、昨年度より本格的に取り入れた行事“ヤングアメリカンズ”をご紹介します。記事を読む≫