英語に強くなる! 充実した海外研修の魅力に迫る
inter-edu’s eye
武蔵野中学高等学校(以下、武蔵野)には、ニュージーランドとカナダへの海外研修制度があります。中高一貫生全員を対象としたニュージーランド研修は3か月間、希望者を募るカナダ研修では2週間、語学研修や現地の高校の授業を受けつつ、生徒は1人で現地の家庭にホームステイをします。研修を通して生徒はどのような経験をしてどのように成長するのか、お話をうかがいました。
学校公式サイトへ≫本場の英語の扉を自力で開けた貴重な経験
インターエデュ(以下、エデュ):海外研修を終えた感想を聞かせてください。
黒澤くん:カナダに到着して最初の5日間は聞き取ることに精一杯でした。でも、慣れてくると普通に会話できるようになって、英語が話せるとこんなに楽しいんだと気づきました。
亀井くん:僕もカナダ研修でしたが、自分の世界観が変わりました。現地の学校では、中国、韓国、イタリアなど様々な国の留学生がいましたが、その人たちと触れ合うことでもっと英語でコミュニケーションをとれるようになりたいと思いました。
加藤さん:分からないことは自分からホストファミリーに質問していたので、日本人はシャイな人が多いのに積極的だと褒められました。また、お休みの日にはバスケットボールの試合観戦やホストファミリーが参加するダンスの応援などに連れて行ってもらい、とにかく楽しかったです。
堀之内くん:生活習慣や文化が違うことに戸惑いましたが、トイレの照明が割れるアクシデントに遭遇して、そのことをホストファミリーに正しく伝えられたことですごく自信がつきました。
佐藤さん:聞き取りが苦手な私に対してもホストファミリーは歓迎してくれている様子でした。「英語を教えてあげるから、日本のことや日本語を教えて」と言われて、お互いの国のことを分かりあえたのがうれしかったです。
6年間で伸ばしたい武蔵野流「英語力」≫成長を実感! 日々の授業も前向きになった
エデュ:日本に戻ってから、英語に対する意識の変化はありましたか?
黒澤くん:英語に対する恐怖心がなくなりました。研修に行く前は、授業中に指名されるのが怖いと思うくらい苦手でしたが、自分の話す英語が通じたことで自信がつきました。
佐藤さん:耳が慣れて聞き取りが向上したのに加え、現地の学校でペアを組んでいたバディの影響で何事に対しても以前より積極的になりました。
亀井くん:英語の授業が今までよりも簡単に感じます。単語のスペルが曖昧でも発音から推測して書けるようになりました。授業中の問題もどんどん自分を指して欲しいと思うくらいです。
堀之内くん:「ちゃんとした文法を理解してから単語を覚えなければいけない」と現地の先生に言われて、何を勉強しなければいけないのかが明白になりました。
エデュ:みなさんの夢や目標を教えてください。
亀井くん:僕の夢は大使館で働くこと。英語のスキルアップをしてグローバルな世界に対応できる人材になりたいです。高校在学中に英検準1級を目指します。
加藤さん:将来の夢はまだ考え中ですが、2020年の東京オリンピックには今回の経験を活かしてボランティアとして参加したいです。
佐藤さん:小学生の頃からずっと保育士を目指しています。今回の研修で学んだ教え方や接し方など、基本的なコミュニケーション力が役立つと思います。
黒澤くん:僕はお笑い芸人になる! これからはお笑いにも英語が必要になると思います。もし叶わなくても、英語ができれば違う道に活かすことができると考えているので授業は手を抜かずに頑張ります。
堀之内くん:将来的には英語を使う仕事がしたいのですが、多くの国から留学生が来ている環境に刺激を受けて英語以外の外国語にも興味が出てきました。英語をマスターしたら、中国語に挑戦してみたいです。
基礎をしっかり固めて実践の場へ! 武蔵野流英語教育とは
海外研修以外の授業や英語教育の考え方について、カナダ研修の引率もされた英語担当の泉澤誠先生にお話をうかがいました。
一般的に、受験に必要な英語と海外で実際に話される英語は別々に考えられることがありますが、武蔵野ではどちらも同じ英語と捉えています。基礎的な知識が定着していないととっさに話すことはできません。「海外研修に力を入れている」というと話すための英語を重視していると思われがちですが、日本人の先生の授業で文法を学んだ後、ネイティブの先生の授業で実際に話すことで基礎基本をしっかり固めています。その上で海外研修という実践の場につなげているのです。
海外研修後の生徒たちには目を見張る成長がある
海外研修を通して生徒の英語力は総合的に鍛えられますが、特にアウトプットの力が養われます。英語が苦手だったある生徒が、研修を終えたら英検2級レベルの文章をすらすら書けるようになっていたのは驚きでした。
また、10代の多感な時期に3か月間もしくは2週間、親元を離れて慣れない環境のなか自力で生活していくことにより、人間的にも大きく成長します。研修を終えた後では、お世話になったホストファミリーはもちろん、家族に対しても感謝の気持ちが生まれています。
編集者から見たポイント
今回のインタビューを通して、武蔵野では生徒と先生の距離がとても近いことや、一人ひとりが夢や情熱をもっていることを強く感じました。武蔵野の英語教育は世界を見据えた本物の英語力を養えるものであり、人間的にも成長できる学びの場であることを確信しました。
イベント日程
イベント名 | 日時 | 概要 |
---|---|---|
プログラミング講座 | 5月26日(土) 13:00〜 |
|
第1回学校説明会 | 6月9日(土) 13:00〜 |
『他者理解』を深めるグローバル教育 |
第2回学校説明会 | 7月28日(土) 10:30〜 |
クロス・カルチュラル・プログラム・レポート |
第3回学校説明会 | 9月22日(土) 13:00〜 |
武蔵野の1日 |
第4回学校説明会 | 10月13日(土) 10:30〜 |
武蔵野での学び |
文化祭 | 10月27日(土)・10月28日(日) 10:00〜 |
|
第5回学校説明会 | 11月17日(土) 13:00〜 |
武蔵野の1日 |
第6回学校説明会 | 12月15日(土) 10:30〜 |
受験までの心構え |
その他の連載コンテンツ
第6回仲間と思いやりや礼節を学ぶ! 成長を感じる武蔵野の行事
武蔵野の二大行事「秋期箱根林間学校」と「武蔵野太鼓・響」について、生徒たちのようすや行事に込められた思いをご紹介します。記事を読む≫
第5回武蔵野生のパワーを実感! 文化祭に潜入
武蔵野の文化祭にインターエデュ取材陣が潜入!武蔵野生による個性あふれる企画や発表、来場者の感想まで余すところなくご紹介します。記事を読む≫
第4回華麗な活躍の原点は武蔵野にあり 卒業生インタビュー
今回は武蔵野の卒業生インタビュー・社会人編。さまざまな企業広告に携わる杉田澄名さんにお話をお聞きしました。記事を読む≫
第3回部活も勉強も全力投球! 卒業生インタビュー
在学中は卓球部で活躍、卒業後は立教大学に進学した田澤有里朱さんにインタビュー。どのように文武両道を成立させたのでしょうか。記事を読む≫
第2回「アクティブ入試」を新たに導入! 武蔵野の思いとは
新たに導入される「アクティブ入試」について、副校長の浅見先生にお話をうかがいました。生徒たちの学校生活のようすもご紹介します。記事を読む≫