inter-edu’s eye
「他者理解」を教育活動の基本とする武蔵野中学高等学校(以下、武蔵野)で、一番盛り上がる行事が体育祭です。中高1年(緑)、2年(青)、3年(赤)がタッグを組む3チーム対抗の体育祭に潜入取材し、熱気を肌で感じてきました。
学校公式サイト≫全員参加の応援合戦
各チームの呼び名は緑(みど)ジャー、青ジャー、赤ジャー。このユニークな呼び名に相反し、火花散る熱戦が次々と繰り広げられます。開会宣言後、チーム全員が参加する唯一の競技・応援合戦が始まると、観客を巻き込んで会場は一気にヒートアップ。300人前後からなる各チームが“応援ダンス”を披露しました。
短期集中! 1週間でダンスをマスター
細部まで揃った圧巻の応援ダンスは、どれほどの練習期間を経て完成されたのでしょうか。体育祭までのスケジュールを田島先生にうかがいました。
田島先生:体育祭の練習は開催1週間前から始まります。応援合戦の振り付けは、20~30人のリーダーが夏休みに集まって考えますが、ほかの生徒が振りを覚え、合わせる全体練習は2学期が始まってからの1週間のみ。これは昔からの伝統です。ただ、その間は1~6時間目まで全てが体育で、ほかの授業はありません。本来、週3時間行われるべき体育が本校の時間割では2時間しかなく、残りの分をこの体育祭前に集中して使い、全体練習に充てています。練習中、高3は下級生に頑張れよと声を掛けます。先輩として、敵であれ後輩への気遣いができている。体育祭前には、そうした光景を見られることが嬉しいですね。他者への思いやりの心を育むのが、武蔵野の行事ですから。
歴史的大接戦
武蔵野の歴史で、3年・赤ジャーが優勝を逃したのは一度きり。それだけに、決して負けられないというプレッシャーが重くのしかかります。そして迎えた本番、最終種目を残して2年・青ジャーと赤ジャーが同点というドラマチックな展開に! 接戦を制した色は「青」でした。
取材を終えて
生徒について印象的だったのは、整列時の姿勢のよさと、先生の指示があるたび聞こえる力強い「ハイ!」の返事。競技で1位になり大人数で盛り上がっても、先生がひと声かければスッと場が静まり、人の話に耳を傾けていました。田島先生はそのようすを「いつものことです」と語り、武蔵野生の日常が垣間見えた体育祭取材となりました。
注目のイベント日程
イベント名 | 日程 | 時間 |
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第5回 説明会 | 11月18日(土) | 13:00~14:30 |
第6回 説明会 | 12月16日(土) | 10:00~11:30 |
入試模擬体験 | 12月16日(土) | 10:00~13:00 |
書き初め教室 | 12月22日(金) | 13:00~15:00 |