英語力を磨き、多様な文化に触れる充実の海外研修
inter-edu’s eye
グローバル社会で活躍できる人材を育てるため、英語教育に注力する武蔵野中学高等学校(以下、武蔵野)。今回は「ニュージーランド3ヶ月留学」を中心に、多彩な留学プログラムの内容について、生徒の声を交えながら詳しくご紹介します。
人間として成長できる海外での語学研修
武蔵野は生徒一人ひとりのレベルや目標に応じた多様な海外研修・海外留学のプログラムを用意しています。中でも英語教育の最大の実践の場となっているのが、高校1年生全員が参加する「ニュージーランド3ヶ月留学」です。現地の高校に3ヶ月編入し、1人1家庭にホームステイします。編入先の高校では、留学生必修の授業以外は自分のレベルに合った授業を選択できます。英語力の向上はもちろん、現地の生活を通じて異文化への理解が深まり、人間的にも成長できる機会となっています。
ニュージーランド留学に万全の体制で臨めるよう、中学3年生で事前学習として沖縄県在住のアメリカ人家庭にホームステイする「クロス・カルチュラル・プログラム」も実施しています。
高校生の希望者が参加する「セブ島集中語学研修」は、夏休み中に行う短期集中の語学研修です。フィリピンのセブ島にある全寮制の学校に1週間入学し、マンツーマンの授業を中心に1週間で50時間の授業を受け、英語4技能の取得を目指します。帰国後多くの生徒が英検2級に合格するなど、目覚ましい成長が期待できます。
「カナダ海外研修」は、高校生の希望者が2週間ホームステイを行うプログラムです。最初の1週間はESL(英語学習)と実践の場として取り組むフィールドワーク、後半はそれぞれにバディがついて現地の高校でともに学びます。バディと育む国境を越えた友情は、一生の宝物です。
ニュージーランドとカナダの海外研修は、現地校でいきなり学ぶのではなく、現地の語学学校などでESLの授業を受けてから現地校の授業に参加します。日常生活においては、武蔵野の教員と現地のコーディネーターやアドバイザーが連携を取り、心のケアやアドバイスを随時行って生徒をサポートします。
生徒が語るニュージーランド留学の思い出
ニュージーランド留学について、参加した生徒の皆さんにお話をうかがいました。
エデュ:留学で印象に残っていることを教えてください。
M.Sさん:「Athletic day」という体育祭のようなイベントが印象的です。現地の学校に編入してまもない時期に開催されたのですが、スポーツを通じて現地の生徒とコミュニケーションがとれ、友達がたくさんできました。
M.Tさん:ホストファミリーが海や別荘に連れて行ってくださり、ボードを使って泳いだり、マウンテンバイクに乗るなど、初めての経験ができました。学校生活では外国人の友達ができ、遊びに出かけるほど仲良くなれたことが強く思い出に残っています。
M.Hさん:ホストファミリーが私の誕生日にパーティーを開いてくれたことが嬉しかったです。オークランドのスカイタワーでランチをした後、大好物のチーズケーキを用意し、ハッピーバースデーの歌を歌って祝福してくれ、一生の思い出になりました。
エデュ:留学中に最も苦労したことは何ですか?
S.Sさん:英語でコミュニケーションを取ることです。留学中に自分の意思を伝えるには言葉だけでなく、身振り手振りや表情なども重要だと気づき、英語を正確に話すことよりも自分の気持ちを伝えることを意識して人と接するようになりました。
T.Tさん:初めは授業の内容を理解するのに苦戦しました。必死に内容を書き取ったり、授業を録音して聞き直すなどの努力を重ねた結果、リスニング力が飛躍的に向上しました。
エデュ:留学で学んだことや、留学を通して変わったことはありますか?
R.Aさん:英語で話す際は、単語や文法よりも正確に発音することが大切だと学びました。発音を意識するようになってからホストファミリーに「英語が上達したね」と褒めていただき、とても嬉しかったです。
M.Hさん:昔から英語力を生かして海外で活躍できる客室乗務員に憧れを抱いていましたが、自分には無理だろうと諦めていました。しかし、研修を経て英語に対する自信がつき、客室乗務員を目指そうと決意できました。これからも夢の実現のために英語力を磨き続け、大学では外国語学部や国際コミュニケーション学部で学びたいと考えています。
T.Oさん:授業やイベント、ホームステイ先でのお手伝いなどを通して、積極的に取り組むことで他者から信頼を得られることを学び、積極性が身についたと感じます。また、ニュージーランドでは水の大切さに触れる場面が多くあったため、環境について興味が湧き、大学で専門的に学びたいと思うようになりました。
ニュージーランド研修についてもっと知る ≫“英語のシャワー”で実践的英語力が身につく
武蔵野の英語教育について、英語科教諭の山﨑幸之助先生にお話をうかがいました。
エデュ:英語のカリキュラムについて詳しく教えてください。
山﨑先生:中学1年から英語を母国語とする外国人教員による週6時間のオーラルコミュニケーションの授業に加え、週4時間の日本人教員による英文法の授業を行っています。毎日“英語のシャワー”を浴びることで、使える言語の一つとして英語を身につけることができます。
エデュ:武蔵野が目指す英語教育について教えてください。
山﨑先生:「10年後の社会で活躍できる生徒を育てる」という教育理念のもと、実践的英語力を養う教育を展開しています。これからのグローバル社会では英語力はもちろん、“発信する力”も身につけなくてはなりません。英語を学びながらICTを使った情報発信能力やコミュニケーションスキル、異文化への理解を深めて、本当の意味での“実践的英語力”が身につくよう、生徒を導いています。
充実した英語のカリキュラムをチェック ≫編集者から見たポイント
ニュージーランド3ヶ月留学に参加した生徒の皆さんの丁寧な回答からは、留学の充実ぶりがうかがえました。留学を通して語学学習へのモチベーションが増したり、将来の夢が明確になったという生徒も多く、海外留学が生徒の可能性を大きく広げるプログラムなのだと実感しました。
今後のイベントスケジュール
イベント名 | 日時 |
---|---|
学校説明会(イブニング) | 2020年7月17日(金) |
体験イベント「理科実験教室」 | 2020年8月8日(土) |
体験イベント「プログラミング講座②」 | 2020年8月22日(土) |
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