父と娘が過ごしてきた中村中高での3年間

＜入学編＞ 娘の意志を尊重した単願受験

変わらなかった中村中高への想い

古田さん：小3のとき、家庭教師の先生から「中村中高はいい学校だよ」と勧められたんだよね。

お父さま：小5のときには中村中高一筋になっていて、「受験までまだ2年あるから途中で気が変わるだろう」と思っていたけれど、他校への進学は最後まで全く考えなかったよね。

古田さん：だって制服がかわいいし、学校に足湯やカフェがあるし。お母さんも賛成していたから、小6のときには家族で清澄祭（学園祭）に行ったんだよね。

お父さま：その年は説明会に4回参加して、多様な入試や高校にある国際科、中学で体験できるアメリカ・オーストラリアへ行く海外サマースクールのような学校の特徴やしっかりした教育体制を知ったうえで、「娘の前向きな性格に合っているし、入学したら、いろいろな考え方を持つことができそうだ」と入学へのサポートを決意したよ。

ポテンシャル入試と一般入試で受験

古田さん：絶対入学するために、ポテンシャル入試と一般入試の二つで出願したね。

お父さま：ポテンシャル入試では5歳のときから続けているゴルフの経験を活かせたね。自己PR対策では、「試験官の先生の前でドライバーショットを打つフォームを見せたらどう？」と一緒に考えて。入学後にゴルフを続けられるかどうかは説明会で相談していたし、友だちづくりには苦労しないだろうと分かっていたから、中村中高への入学前に不安はなかったかな。

古田さん：私は自分から声をかけて友だちを増やしていけるからね。いつもゴルフの練習があるから、学校のクラブには所属していないけれど、放課後は同じ帰宅部仲間と「今日は家庭科部のところへ遊びに行こう」「今日は合唱部へ」と友だちに会いに行ったりしているし。委員会で接する先輩は後輩と同じ目線で話してくれるし、話しやすい先生ばかりだから職員室に行くことも楽しい！

お父さま：入学してから1日も休まずに学校へ通っているから、さぞ毎日が楽しめているんだろうなと思う。

＜勉強編＞ 毎日の積み重ねで身につく基礎学力

宿題と小テストで基礎力アップ

古田さん：勉強では先取り学習をしているけれど、先生が一人ひとりに分かりやすく教えてくれているから、とても助かっているよ。

お父さま：宿題が毎日出るのに、入学してから1日も欠かさず提出しているところはすごいと思う。先生方の宿題の出し方がまた素晴らしくて、生徒にやる気を持たせるコメントを与えて、でも進度に無理のない範囲で学力をつけていけるようにしているのが分かるね。

古田さん：小テストのおかげでもあるよ。英単語の小テストを毎週受けていたら、いつのまにか分からない単語がない状態で定期考査や実力テストを受けられるようになっていて、基礎ができているんだなと実感したから。それに、部活動が忙しいから自宅でなかなか試験勉強ができない生徒のために、先生が放課後講習の時間を確保してくれるの。だから、授業で分からなかったところを残したまま定期考査を受ける子はいないんだ。

お父さま：入学前の説明会では、先生方が「大学受験のために塾に通う必要はありません」と説明していたからね。生徒に頑張ろうとする意志があれば、必ず学力を伸ばせる学校だと知っていたから。学内の定期考査ではみんなに順位がついてしまうけれど、志望する大学に受かればそんな順位は意味がなくなる。大学入試では全員が学年1位の実力を持って挑めるはず。

古田さん：どうして生徒より学校を理解しているの!?

お父さま：娘を見ていれば分かるよ。教室から離れた場所にいるからこそ、先生が生徒をよく見ていることや、生徒の知らないところで努力していることがよく分かるんだよ。

古田さん：今の過ごし方が楽しいから、高校の3年間も同じように過ごしたいな。そして大学を卒業したら、数学の先生になって中村中高に戻ってきて教えたい。それと、中村中高を受験するみんなには、何を食べても美味しいカフェの存在をぜひ知ってほしい！

お父さま：本当に素敵な学校だから、校外のたくさんの人に中村中高の良さを知ってもらいたいね。

編集者から見たポイント

中村中高をこよなく愛する古田さん親子の対話では、2020年度から高校普通科の一般入試が再開されることについて、「中学校では少人数制の良さが活かされているが、高校では新しい仲間がもっと加わることで、より多くの人間関係や社会経験を積みながら成長できるので、とても良いことだと思います」と語っていました。基礎学力が身につく教育方針や、一人ひとりに対して熱心な指導をする先生方のようす、そしてカフェをはじめとした設備・校舎の数々は、中学はもちろん高校普通科を受験する皆さんにとっても耳よりな情報ではないでしょうか。

これからのイベント日程