inter-edu’s eye
都内にありながら抜群の自然環境を誇る共立女子第二中学校高等学校は、その環境を活かしたアクティブラーニングを展開しています。広大な農園を活用したファーム教育、ホタルの養殖など、都心では決してできない自然学習が生徒の心を健やかに育みます。今回は、共立第二だからこそできる学びについて詳しく紹介します。
「広大な環境」が教科書! 共立第二ならではの学びとは
共立第二では、「女性の社会的自立」という理念を土台に、「人間としての価値」を身につけさせるため、情操教育に力を入れています。その情操教育を進めるにあたり大きな役割を果たしているのが、広大な自然環境です。
敷地内でさまざまな自然観察ができるので、春や秋の天気の良い日は、理科の授業として野外観察も頻繁に行うことができます。また、季節の変化を詩や短歌に表現するなど、国語の授業でも抜群の自然環境が活かされています。
広大な環境の中には、活発な部活動をサポートする運動施設もあります。ゴルフ練習場や、9面ものテニスコート、サッカーやソフトボールの専用グラウンドなどがあり、全国レベルで活躍する部活を支える環境も整っています。
自然に触れながら学ぶ「ファーム教育」
環境を活かした取り組みの中でも「ファーム教育」は特徴的な教育の一つとして挙げられます。中学生を対象にしたプログラムでは、校内の旧校舎跡地に設けられた約300㎡の農園を活用し、理科と家庭科の時間を使って、さまざまな野菜を栽培します。
例えば中1では、入学後すぐに夏野菜の苗植えを行うそう。途中、間引き作業なども体験しながら、夏にはキュウリやトマト、ナス、ピーマン、パプリカなどの夏野菜を収穫。秋から冬は大根、さつまいも、ほうれん草などを育てます。収穫した野菜は、生徒が持ち帰るほか、家庭科の調理実習や食育の材料として使われます。
生徒によっては虫を嫌がり、農園に入ることに対して苦手意識を持つこともあるようですが、平気で虫に触る生徒たちや、すくすくと育つ野菜などを見て、次第に興味を持ち始めるケースもあるそうです。生徒のほとんどは野菜の収穫をした経験がないので、食材を自分で収穫し、料理して食べる、といった体験はとても新鮮であり、さまざまな新しい発見に喜んでいる生徒も多いとか。旬の野菜を手に取り季節を感じる、ということも大きな学びになっているといいます。
また、ファーム教育と同様に力を入れているのが「食育」。毎日、2クラスずつ交代でランチルームに集まっての給食があるのです。ただ食べるだけでなく、まずは、管理栄養士からメニューや食材について詳しい説明を聞きます。そして、配膳やマナー、和の献立、季節の料理、世界の料理についても学びます。冬には、ファームでとれた大根を使った「なます」を正月料理として出すなど、ファーム教育と連動させて食育への理解を深めています。
都心では決してできない経験を
都心ではなかなかできない取り組みが、共立第二では一年を通して行われています。その一つとして、ビオトープでホタルの養殖が行われています。一から始めた養殖は、今年で5年目を迎え、ついにホタルの出現を確認することができたそうです。今後は、以前実施していたという観察会も再現できるようなので、生徒たちの心の成長の一助になることでしょう。
最後に、先生から受験生の皆さんへメッセージをいただきました。
「恵まれた環境の中でのびのびと成長できることが共立第二の大きな特長なので、そこに魅力を感じて頂ける方には、ぜひ入学してほしいと思います。広い学校のどこかに、自分の居場所を必ず見つけられると思います。いろいろな体験を通じてさまざまな物事に関心を持つことで、10年後、20年後の将来、自分の強みを活かしながら、社会で活躍する女性に成長していけるはずです。」
編集者が見たポイント
中高の多感な時期に、このような環境で過ごすことはとても貴重であり、こうした経験が心の成長につながるのは言うまでもないと思います。施設・設備も充実しているのが特徴的で、5月にはウィーン合唱団も来校。本格志向のイベントができるのも共立第二ならではです。また、7号館に新設されたランチルームでは、OGが同窓会を開くことも。在校生だけでなく、関わっているすべての人が満足できる環境が共立第二にはあります。
学校説明会 | 内容 | 時間 |
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8月7日(日) | 理科実験教室(相談会あり) | 14:00~【要予約】 |
9月10日(土) | 白亜祭(1日目) | 11:00~15:30 |
9月11日(日) | 白亜祭(2日目) | 9:30~15:10 |