inter-edu’s eye

中高の英語教育において、ネイティブ教員の存在は、もうめずらしいことではありません。日本大学高等学校・中学校(以下、日大中高)も一般教員とネイティブ教員による連携授業が行われてきましたが、昨年度よりベルリッツによる英語力向上プログラムを新たに導入。
今回は、ベルリッツの授業が行われている中1のグローバルリーダーズコースの授業に潜入。日大中高で進む英語教育に迫ります。

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生徒満足度80% 三本柱で生徒の英語力を強くサポート

ベルリッツによる授業は、ベルリッツの講師がそのまま学校で授業をしてくれるというもの。海外研修もさまざまあり、英語教育に力を入れる日大中高がさらに外部のメソッドを取り入れたのはなぜなのでしょうか。英語科の若月先生にうかがいました。

若月先生:本校では、一般教員の授業に加え、ネイティブ教員の授業により、少人数のクラスの中で、生徒に寄り添いつつ、英語を「生の英語」で教えることにより、その単元の理解を深め、トライ&エラーで自分のものにしていきます。そこにリーダー育成に特化したベルリッツ・メソッドを導入することで、本校のグローバルリーダーズが目指している「グローバル社会を牽引する人材の育成」を実現する、それを目的にしています。

英語科教諭 若月先生

英語科教諭 若月先生

エデュ:一般教員による授業と、ネイティブ教員による授業、そしてベルリッツによる授業、この3つはどのように連携しているのでしょうか。

若月先生:日本語での文法解説を土台に、ネイティブ教員の授業で英語を身近に感じ、そしてベルリッツの授業で実践を学ぶ。この三本柱を相互連携させ、生徒たちにより使える英語を身につけていってもらいたいと考えています。

日大中高の三本柱
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オールイングリッシュのベルリッツ式授業

ベルリッツの授業は1クラスを3つにわけた少人数制で行われます。講師はベルリッツの外国人講師、後方に日大中高の英語教員がついて授業が始まります。もちろん全てが英語で、中1ではまだ習っていないbe動詞の過去形や、三人称単数のsなどが当たり前のように会話で使われています。

講師は、生徒の反応を見ながら、表現を噛み砕いたり、ジェスチャーをつけたり、生徒が理解し始めるまで繰り返し行います。テキストの写真についてのリスニングでは、どういうふうに聞こえたのかを英語で発言。もちろん質問も英語です。
正しい答えではないことを発言しても、「あ!違う!」と自分で気づいたり、指摘し合ったり、わからないことを恥ずかしがらず授業を楽しんでいるようすでした。中1でも十分に英語だけの授業が成立していました。

「私も教室の後ろにいますが、教えたい、日本語で手助けしたいという気持ちをぐっとこらえて…」と、若月先生は語っていました。

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身につけた英語力で何をしたいのか

若月先生:本校の英語教育の目標は、生徒がツールとしての英語を使いこなし、その先にあるグローバル社会で活躍するということです。たとえば、料理人がいくら切れ味良く包丁を研いでも、その包丁で何を作るのかが大事なはずです。

英語も同様に、どう使うのかだと思います。英語を将来どのように使うのかを模索する生徒のために、日大中高では、日本大学の付属校であることを十分に活かし、生徒たちの関心が高い国際関係学部や理工学部などへの学校訪問、また、課外授業で日本文化や外国文化を学ぶ機会、教科横断型の授業も多く設けています。英語力も磨きながら、本校ならではの多くの機会を利用して、進路ややりたいことを見つけてほしいです。

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編集者から見たポイント

若月先生は、「海外への偏見、価値観が凝り固まっていたらそもそもグローバル社会には出ていけないので、英語をツールとしながら、他国への理解はもちろん、自国、そして自分の価値観を表現できる人になってもらいたいと思っています。」と言います。より実践的になった英語教育と、学校全体で行われている教養学習の融合が、どのような将来のリーダーを育んでいくのか今後も注目していきたいです。

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イベント日程

説明会・イベント 日程 時間
第2回 中学校説明会 10月14日(土) 9:30~
第1回 高等学校説明会 10月14日(土) 13:30~
第2回 高等学校説明会 11月11日(土) 14:30~
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