生徒と大学をつなぐ中高大連携! 進学相談会に潜入
inter-edu’s eye
日本大学付属校の中でも歴史の深い日本大学高等学校・中学校(以下、日大中高)では、卒業生のおよそ6割が16学部87学科を持つ日本大学へ進学します。今回はどの学部へ進むのか選択に悩む生徒たちに向けて、日大中高が長年続けている中高大連携の進学相談会をレポートします。
学校公式サイト≫教授や大学職員が直接生徒にアドバイス
進学相談会は三者面談の日程に合わせて2日間開催されます。三者面談後に親子で参加できるとあって毎年多くの親子が訪れ、今年は昨年の1.5倍もの参加がありました。
日大の多くの学部が両日相談ブースを設け、2日間でほぼ全ての学部を回ることができます。生徒は受験を控えた高校3年生が中心ですが、中には高校1、2年生や中学3年生も気軽に訪れます。
進学相談会が行われる校内の会議室には全学部のパンフレットが用意されており、学部ごとのブースでは教授や大学職員が生徒や保護者の小さな疑問にも丁寧に対応していました。
学びの内容から入試情報まで、相談内容もさまざま
どの学部・学科を選ぶかは、この進学相談会で考えた末に決定する生徒も多いようです。実際に相談に訪れていた生徒と保護者の方にお話をうかがうと、学年や個々の状況によって、相談内容も非常に幅広いことが分かりました。
高校1年生のAさんは、行きたい学部や就職のイメージを掴むために参加。就職先や学べる内容を質問したいと、興味を持つ経済学部と生物資源科学部のブースに並んでいました。
また、受験を目前に控えた高校3年生のBくんは、受験する芸術学部放送学科の面接について質問したいと訪れていました。「2年生のときに参加して放送学科に興味を持ち、受験を決めたんです。聞きたいことを直接ピンポイントで質問できるので、貴重でためになる話が多く聞けます」とBくん。お母さまも、お子さまが受験する学部の雰囲気が分かるよい機会だと満足されていました。
大学と生徒のミスマッチを防ぐ
生徒だけでなく、大学側にとっても進学相談会は意味のあることだと、今回出席されていた生物資源科学部職員の谷口さんはいいます。
「特に生物資源科学部は、学部名だけでは内容がイメージしにくいので、研究内容を説明できるこの機会を大切にしています。各大学が集まる一般的な進路相談会では大学全体の紹介が中心になりますが、この場は大学内部の相談会なので、学部ごとの細かい話ができるのが魅力です」。
受験前に学部の内容や就職先などを伝えることで、生徒とのミスマッチを防ぐこともできると、大学側も進学相談会を重要視しているのです。
編集者が見たポイント
生徒と保護者、大学職員の方たちが積極的に参加して向き合う進学相談会には、強固な中高大連携を感じました。大学付属校の強みを活かし、生徒により広い選択肢を与えることができる環境は日大中高ならではのこと。生徒に寄り添い、納得できる進学をともに考えてくれる日大中高なら、将来を見据えた実のある学校生活を送ることができることでしょう。
学校説明会・イベント日程
イベント名 | 日程 | 時間 |
---|---|---|
桜苑祭(文化祭) | 9月15日(土)・16日(日) | 9:00~15:30 |
第2回中学校説明会 | 10月13日(土) | 9:30~ |
第1回高等学校説明会 | 10月13日(土) | 13:30~ |
その他の連載コンテンツ
第6回クラスの学習意欲が違う! スーパーグローバルクラスで身につく英語と能力
昨年度からスーパーグローバルクラスを新設した日本大学高等学校・中学校。今回は、昨年の連載第6回で取材したSGクラス1期生の生徒5人に、再度インタビューを行いました。記事を読む≫
第5回未来の自分を探す! やりたいことを見つける学部訪問
キャリア教育の一環として、日大中高が力を入れている「学部訪問」。話を聞いた中2の生徒たちは、皆目を輝かせていました。記事を読む≫
第4回英語を話すのは楽しい! 国内で体験する英国留学
「自然に英語が話せるようになる環境」が魅力の日大中高。その第一歩となるブリティッシュヒルズ研修について、帰ってきたばかりの生徒たちにインタビューを行いました。記事を読む≫
第2回大学受験も万全! 学習サポートで掴む「確かな学力」
日大中高の難関大学進学率を支える、独自の学習サポートをご紹介。「スタディルーム」「Nゼミ」を利用する生徒のインタビューは必見です!記事を読む≫
第1回大人気のオープンスクールで生徒気分を味わおう!
毎年人気を博している日大中高のオープンスクール。昨年よりも講座数をさらに増やした今年の見どころを、昨年の様子とともにご紹介します。記事を読む≫