一流の指導者が集結! 部活動で「心・技・体」を鍛える

一流の指導者が集結! 部活動で「心・技・体」を鍛える

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日本体育大学桜華中学校・高等学校(以下、日体大桜華)は、スポーツを通して人間力を鍛える“スポーツ教育”を重視する、全国でも珍しい学校です。中でも部活動に力を入れており、顧問には全国トップレベルの指導者たちを迎えています。そこで今回は、日体大桜華ならではの部活動の取り組みについて、顧問の先生2人にお話をうかがいました。

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技術向上だけでなく、社会を生き抜く人間力を育む

日体大桜華では、部活動への参加率100%を目標に掲げ、実際にこの春入学した1年生204名のうち200名が部活動に所属しています。一つのスポーツを継続して真剣に取り組むことで、心身の健康を保つだけでなく、成果を生み出すための努力や、社会の一員としての思いやりの心を学ぶ場となっています。部活動は、まさにスポーツ教育の核だといえます。

そして、部活動における最大の魅力は、全国トップレベルの指導陣の存在です。選手として全国制覇を経験した指導者や、日本一のチームを育てた指導者を部活動の顧問に迎え、一流アスリートを志す生徒やスポーツが大好きな生徒たちに対して、質の高い指導を行っています。

部活動顧問インタビュー

部活動を通して生徒たちと長い時間を過ごす指導者たちは、日体大桜華で部活動に取り組む意義や、部活動を通した生徒たちの成長をどう感じているのでしょうか。高校バスケットボール部顧問の後藤先生と、中高剣道部顧問の村瀬先生にお話をうかがいました。

高校バスケットボール部顧問:後藤 敏博先生 日本リーグ、オールジャパンで優勝、バスケットボール日本代表としてアジア選手権に出場した経験を持つ。指導者に転身後、U-19日本女子代表チームのコーチとしてアジア選手権に出場。TV解説者でもある。
高校バスケットボール部顧問:後藤 敏博先生 
日本リーグ、オールジャパンで優勝、バスケットボール日本代表としてアジア選手権に出場した経験を持つ。指導者に転身後、U-19日本女子代表チームのコーチとしてアジア選手権に出場。TV解説者でもある。
剣道部顧問:村瀬 諒先生 世界剣道選手権大会日本代表、全日本学生剣道選手権大会優勝、全日本都道府県対抗大会優勝の経験を持つ。副顧問は錬士六段であり、元日本体育大学剣道部コーチの細川 梨絵先生。   【実績】東日本中学校選抜剣道大会団体優勝(中学校)、全国中学校剣道大会個人出場(中学校)、関東高等学校剣道大会団体出場・個人準優勝(高校)、国民体育大会出場(高校)
剣道部顧問:村瀬 諒先生
世界剣道選手権大会日本代表、全日本学生剣道選手権大会優勝、全日本都道府県対抗大会優勝の経験を持つ。副顧問は錬士六段であり、元日本体育大学剣道部コーチの細川 梨絵先生。 【実績】東日本中学校選抜剣道大会団体優勝(中学校)、全国中学校剣道大会個人出場(中学校)、関東高等学校剣道大会団体出場・個人準優勝(高校)、国民体育大会出場(高校)

目標は生徒それぞれ。スポーツが好きという気持ちで繋がる

インターエデュ(以下、エデュ):入部してくる生徒たちは、経験者が多いのでしょうか?

村瀬先生:そうですね。生徒によって経験年数はさまざまですが、部活動に入って今まで以上に頑張りたいという生徒が多いです。

後藤先生:うちの部も経験者がほとんどですが、経験年数が短い生徒や、中には未経験の生徒もいます。ついていくのは大変だと思いますが、練習メニューは個人の到達度に合わせて組むので、やりたい気持ちがあれば、経験の有無や年数に関わらず頑張れます。基本練習はどのレベルでも大切なので、部員みんなで一緒に練習していますよ。

生徒たちの動きをしばらく見た後、癖を見抜いてアドバイスする後藤先生
生徒たちの動きをしばらく見た後、癖を見抜いてアドバイスする後藤先生

エデュ:生徒たちはどんな目標を持って入部してきますか?

村瀬先生:将来の夢は生徒によってさまざまですね。教員になりたい子、選手として頑張りたい子、単純にスポーツが好きでやりたい、という子もたくさんいます。

エデュ:日体大桜華でスポーツに取り組むメリットをお聞かせください。

後藤先生:女子校なので、男子の目を気にせず思いっきりスポーツができること。やはり活発な生徒が多いです。

村瀬先生:学生寮があるので、住んでいる場所に関係なく、生徒の挑戦したい気持ちを受け入れることができます。剣道部でも各学年2~3名は寮生活です。練習施設も充実していて、集中してスポーツができる環境です。

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指導員から見た生徒たちの成長。挑戦力や人間力が育つ

エデュ:普段、生徒たちとどのように接していますか?

村瀬先生:私自身まだ現役選手でもあるので、生徒たちと一緒に動くことで指導したいと思っています。生徒たちも「村瀬先生に一本取りたい」と言ってくれるようになりました。
また、生徒たちと毎日交換ノートでやり取りしています。練習での学びだけでなく、今日あったことや考えていることを伝え合うことで、距離が近くなったような気がしますね。

村瀬先生自身も常に竹刀を握り、基礎練習の段階から実践的な指導を行う。
村瀬先生自身も常に竹刀を握り、基礎練習の段階から実践的な指導を行う。

後藤先生:朝のシュート練習にも毎日顔を出し、生徒と話す機会を作っています。練習は厳しくしますが、それ以外の時間はフレンドリーに接するので、生徒たちも寄ってきてくれます。進路や将来の目標なども話を聞いていますよ。

エデュ:部活動を通して、生徒たちはどのように成長していると感じますか?

後藤先生:いつも怒られては泣いていた控えめな生徒がいたのですが、ある時試合メンバーからはずしたところ「必ずシュートするのでメンバーに戻してください」と言ってきたんです。直すべきところを克服したいという向上心を感じ、その子の成長を感じた瞬間でした。

村瀬先生:剣道の上達だけでなく、私がゴミを拾うと「もらいます」と言ってくれるなど、練習以外でも周りに目配りできるようになりました。

エデュ:最後に、受験生へメッセージをお願いします。

村瀬先生:将来、どんな形でスポーツと関わるかはみなさんの自由です。私たち指導陣は、自分が取り組むスポーツを好きになってもらいたい、という一心で教えています。勉強したい場合はもちろんサポートしますし、スポーツがしたい子には思う存分練習できる環境があります。生徒一人ひとりがやりたいことを貫ける場所を用意してお待ちしています。

後藤先生:スポーツは厳しい競争の世界です。試合で勝ったり、チーム内で勝ったりする前に、まずは自分自身に勝たなければいけません。そしてその力は、社会に出てからも必ず役に立ちます。大好きなスポーツを通して、自分の「心・技・体」を一緒に鍛えましょう。

生徒たちを導くのは、全国屈指の指導陣

日体大桜華には、文化部を含めて計32の部が盛んに活動しています。ここでは、日体大桜華が誇る運動部の指導陣の先生方を一部ご紹介します。

中学バスケットボール部顧問:山本 貴美子先生 全日本大学バスケットボール選手権大会優勝の経験を持ち、Wリーグを経て、指導者としてもチームを都大会準優勝、全国中学校体育大会出場、かつては優勝に導いてきた。【実績】全国中学校バスケットボール大会ベスト16、東京都中学校バスケットボール選手権大会 準優勝
中学バスケットボール部顧問:山本 貴美子先生
全日本大学バスケットボール選手権大会優勝の経験を持ち、Wリーグを経て、指導者としてもチームを都大会準優勝、全国中学校体育大会出場、かつては優勝に導いてきた。【実績】全国中学校バスケットボール大会ベスト16、東京都中学校バスケットボール選手権大会 準優勝
陸上競技部顧問:小野 哲史先生 全国高等学校総合体育大会400m 6位、4×400mR 4位、国民体育大会4位の経験を持つ。副顧問は選手を全国大会に選手を何度も輩出し、スターターとしても活躍している中里 智先生。【実績】全国高等学校総合体育大会出場(高校)、関東高等学校陸上競技大会第4位(高校)
陸上競技部顧問:小野 哲史先生
全国高等学校総合体育大会400m 6位、4×400mR 4位、国民体育大会4位の経験を持つ。副顧問は選手を全国大会に選手を何度も輩出し、スターターとしても活躍している中里 智先生。【実績】全国高等学校総合体育大会出場(高校)、関東高等学校陸上競技大会第4位(高校)
ダンス外部コーチ:渡辺 有紗乃先生 米国American Dance/Drill Team 2014 in USA HIPHOP部門優勝、全国高等学校ダンスドリル選手権大会HIPHOP部門優勝の経験を持ち、指導者としてもチームを全国大会出場に導いてきた。【実績】全国高等学校ダンスドリル冬季大会ヒップホップ女子部門ラージ編成第3位(高校)、全日本高等学校チームダンス選手権大編成部門全国決勝大会出場(高校)
ダンス外部コーチ:渡辺 有紗乃先生
米国American Dance/Drill Team 2014 in USA HIPHOP部門優勝、全国高等学校ダンスドリル選手権大会HIPHOP部門優勝の経験を持ち、指導者としてもチームを全国大会出場に導いてきた。【実績】全国高等学校ダンスドリル冬季大会ヒップホップ女子部門ラージ編成第3位(高校)、全日本高等学校チームダンス選手権大編成部門全国決勝大会出場(高校)
丹治 賢先生 全日本ソフトテニス選手権大会(天皇杯)9位、東日本学生ソフトテニス大会準優勝、国民体育大会ベスト4の経験を持ち、ソフトテニスラケットの企画・揮発をも手がけてきた。
【実績】全国私立学校選抜ソフトテニス選手権大会出場(高校)、全国高等学校総合体育大会予選ベスト8(高校)、関東高等学校ソフトテニス大会出場(高校)
ソフトテニス部顧問名:丹治 賢先生
全日本ソフトテニス選手権大会(天皇杯)9位、東日本学生ソフトテニス大会準優勝、国民体育大会ベスト4の経験を持ち、ソフトテニスラケットの企画・揮発をも手がけてきた。【実績】全国私立学校選抜ソフトテニス選手権大会出場(高校)、全国高等学校総合体育大会予選ベスト8(高校)、関東高等学校ソフトテニス大会出場(高校)
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編集者から見たポイント

取材で訪れた際、すれ違う生徒たち全員がしっかりと立ち止まり、頭を下げて「こんにちは!」と元気に挨拶をしてくれました。また、場所を案内してくれた生徒が、部活動が本当に楽しいと笑っていたのも印象に残っています。部活動を通して、スポーツの技はもちろん、礼節を重んじる人間性も磨かれる日体大桜華の部活動。スポーツ好きなお子さんにとっては、またとない絶好の学びの環境ではないでしょうか。

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学校説明会・イベント日程

イベント名 日程 時間
第1回オープンキャンパス(中・高) 2019年6月29日(土) 14:30~17:00
第2回オープンキャンパス(中・高) 2019年7月27日(土) 10:00~13:00
第3回オープンキャンパス(中・高) 2019年8月24日(土) 10::00~13:00

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