全国屈指のスポーツ環境! 技術&人間性を伸ばす部活動
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日本体育大学桜華中学校・高等学校(以下、日体大桜華)は、スポーツを通して人間力を育む「スポーツ教育」を重視しています。その中核となるのは、全国トップレベルの環境が整う部活動。そこで今回は、器械体操部・剣道部の生徒たちと顧問の先生方のお話から、日体大桜華の部活動のリアルな取り組みと魅力をお伝えします。
指導者と施設が自慢! 入賞実績も多数
日体大桜華の部活動では、全国トップクラスの指導者を顧問に迎えて質の高い指導を行っています。また、ダンス専用スタジオや器械体操場、レスリング場、アーチェリー場など、充実したスポーツ環境も日体大桜華ならでは。本年度には器械体操場に「ゆかフロアー」を新設予定です。
このような環境で練習に励む部員たちの実力は、まさに全国レベル。たとえば、ダンス部では全日本高等学校チームダンス選手権大会小編成部門優秀賞、レスリング部では全日本女子オープン大会53kg級第3位、サッカー部では第39回東京都女子サッカーリーグ高校の部1部リーグ優勝など、各部活動が輝かしい入賞実績を誇っています。
スポーツを通して技術も人間性も成長
実際に部活動に励んでいる生徒のお2人と、生徒たちを熱心に指導する顧問の先生方にお話をうかがうと、部活動の日々のようすが見えてきました。
部員全員仲がよく、スポーツがもっと楽しくなる
今回インタビューに協力してくれたのは、器械体操部の高校1年生である大澤愛果さんと、剣道部の高校2年生である雨田美七海さんです。
インターエデュ(以下、エデュ):入部のきっかけを教えてください。
大澤さん:高校でも体操を続けたいと思い、日体大桜華に入学を決めました。練習器具や設備の環境も素晴らしく、顧問の佐野先生がとても尊敬できる方で、迷わず入部を決めました。
雨田さん:入学当時、日体大桜華の剣道部はまだ創部間もなかったため、ここで日本一になって剣道部の歴史をつくりたいと思ったのがきっかけです。
エデュ:各部活動の普段の雰囲気はいかがですか?
雨田さん:私は学年の責任者をしているので、先輩後輩と接するときには言葉遣いを一番大切にしています。学年を超えて仲がよいですね。
大澤さん:皆が一生懸命に練習に取り組んでいて活気があるので、今までよりも体操を楽しく感じ、もっと頑張りたいと思えるようになりました。
一人ひとりの思いやレベルに寄り添ってサポート
器械体操部顧問の佐野吉見先生と剣道部顧問の村瀬諒先生に、部員たちとの接し方や、指導の際に気をつけていることをうかがいました。
エデュ:生徒たちの経験や技術が異なる中、意識されていることはありますか?
佐野先生:器械体操は個人競技なので、レベルが違っても問題ありません。練習では毎回班分けをしますが、生徒同士で教えあった方が成長する面も多いので、あえてレベルが違う生徒を一緒に練習させることもあります。
村瀬先生:レベル分けはしていませんが、中学生と高校生で体格差や筋力の差があるので、基礎練習は学年で分けています。試合さながらの練習では、学年に関わらず打ち合いをさせて、どんな相手にも対応できる力を育てています。
エデュ:指導の際に意識されていることを教えてください。
佐野先生:毎日、部員全員に声をかけるようにしています。ざっくばらんに話すことで、生徒のその日の調子なども分かりますから。また、部員の中にはインターハイに出場したい生徒もいれば、楽しく体操をやりたい生徒もいるため、無理に引っ張りあげるのではなく、生徒自身の思いを重視して練習メニューを組んでいます。
村瀬先生:私も佐野先生と同様、全員への声掛けを意識しています。技術指導の面では、生徒一人ひとりの体格や癖にあった技を教えたり、私自身が現役選手であることを活かして、相手の動きや心を読む術も伝えています。
エデュ:生徒の成長を感じたエピソードはありますか?
村瀬先生:どの生徒も、入部当時に比べて周りへの気遣いができるようになりました。社会に出てからも、人からの信頼は気遣いで得られるものだと思いますので、その力を部活動で身につけてくれて頼もしく感じます。
佐野先生:ブランクを抱えて入部してきたある生徒は、最初は試合に出たがりませんでしたが、あるとき個人で優勝したのをきっかけに、再び試合に意欲的になりました。私もその変わりように驚きましたが、心が強くなったなと嬉しく思います。
エデュ:生徒たちが本当にスポーツを好きなことが伝わってきます。週6回の練習が基本とのことですが、勉強との両立はどのようにされていますか?
村瀬先生:試験前は部活動時間を短縮しています。ただ、試験結果は試合と一緒で勝負の結果。赤点を取ってしまったものは仕方がないことなので、繰り返さないためにしっかりやり直しをして、部活動に戻ってくるように伝えています。
佐野先生:私も村瀬先生と同じ考えで、勉強について怒ったりはしません。スポーツと勉強は、学んだことを噛み砕いて表現できるか、という点で似ていると私は考えます。スポーツを頑張ることが勉強に、勉強を頑張ることがスポーツに活かされるのではないかと思っています。
編集部から見たポイント
学校教育の中でスポーツに取り組む部活動には、身体能力や技術を高めるだけでなく、人間形成の場という役割もあります。本気で取り組むからこそ、高い技術とともに、努力や協調性なども自然に身につく日体大桜華の部活動。スポーツが好きな生徒にとって、最も成長できる環境といえるでしょう。
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